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DS9 パイロット版
"Emissary" 「聖なる神殿の謎」
カットされたシーン

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前後編に分けられた際にカットされている部分の解説です
・画像をクリックすると大きく表示します
・セリフは独自に行った直訳です
・ページ数はノヴェライズ「選ばれし者」の該当個所。映像とは順番が入れ替わっているシーンもあります
矢印 オープニング (前編では 7分41秒)
ワームホールなしワームホールあり[これは時間的なカットではなく、オープニングの最後でワームホールが登場しません。この段階ではシスコによって発見されていないため当然とも思える処置ですが、前後編にはどちらも入っています。右がワームホールが入っている場合の同じシーン]
矢印 ベイジョーの様子 (前編 23分26秒/11秒間/P.76)
ベイジョー星[オパカに呼ばれてシスコが向かうシーン。ベイジョー星の様子を長く映しています。セリフ部分はなし]
矢印 プロムナードの様子 (前編 31分37秒/29秒間/P.97)
降りるシスコクワークの店[キラの通信を受けてシスコが訪れるシーン。シスコがターボリフトから降りて、活気づいたクワークの店が長く描写されます。楽器を弾く異星人からカット版にもある部分につながっていきます。これもセリフなし]
矢印 ピカードとオブライエンの別れ (前編 37分22秒/2分15秒間/P.93)
ブリッジに入るオブライエン[ダックスが発光体によるフラッシュバックを体験した後で、デュカットの戦艦が来る前に挿入される部分。内容からわかる通りとても感動的なシーンで、カットされたのが残念です。エンタープライズが DS9 を離れるシーンもあり、カット版に比べてつながりがわかりやすくなっています]
オブライエンに気づく女性大尉大尉と話すオブライエン
命令するオブライエン転送室に入るピカード
台から降りるオブライエンピカードと話すオブライエン
微笑むピカードコンソールにつくピカード
台に立つオブライエン転送されるオブライエン
見つめるピカードDS9 を去るエンタープライズ
エンタープライズのブリッジ。前方のターボリフトから降りたオブライエンは、以前の制服を着ている。すぐ右の作戦室の前で立ち止まるが、そのまま何もせずにブリッジを見渡す。
副長席に座っていた当直の女性大尉が気づき、立ち上がって尋ねた。
「艦長は作戦室にいらっしゃるわよ、チーフ。ここにいることを伝えましょうか?」
一瞬作戦室を振り返るオブライエン。「ああ、いいんです。ありがとう。」 立ち去る。

転送室に入るオブライエン。転送士官に命令した。
「司令室のパッドに転送してくれ、マギー。」
「了解。」
そこへピカードが入ってきた。
「ミスター・オブライエン? ブリッジで君と会えなかったと知ってな。」
「はい、艦長。か…艦長のお邪魔をしたくなかったもので。」 台の上から降り、ピカードに近づく。
合図するピカード。「少尉。」 マギーはうなずき、部屋を出ていく。
ピカード:「ここは君のお気に入りの転送室だったな。」
笑うオブライエン。「第3転送室、ええそうです。」
「そういえば昨日私はここで無意識に君を呼んだ。……何もかもずっと同じというわけにはいかないんだな。」
「ただの転送室ですよ、艦長。」
微笑み、うなずくピカード。
オブライエン:「下船許可を願います、艦長。」
「許可する。」
ピカード自らがコンソールにつく。オブライエンは最後の言葉を口にした。「転送。」
ピカードの操作によって、オブライエンが転送されていく。消えた後も、しばらく見つづけるピカード。
パイロンから離れたエンタープライズは、DS9 を後にした。
矢印 DS9 の移動 (後編 17分55秒/37秒間/P.210)
フィールドが張られる
確認するオブライエン
[カット版ではすぐに DS9 のスラスターを起動していますが、その直前のシーン]

DS9 を取り囲む球状のフィールド。かなり乱れている。
コンピューター:「部分的に定着しました。不安定率は 12%。
オブライエン:「部分フィールド? ステーションの慣性質量は軌道を離脱するのに十分な軽さか?」
処置は勧められません。
「クソッ、意見は求めてない。部分フィールドしか定着していない状態で、十分な推力を得られるか得られないかだけを教えてくれ。」
得られます。
「わかったよ。ありがとう。三次元軸固定に対して移動モード始動。」
部下のエンジニアが応じる。「了解。」
オブライエン:「スラスター起動。」
矢印 キラとオブライエンの会話 (後編 35分20秒/12秒間/P.261)
キラ[ダックスが「ジャサッドから通信です」と報告する後に入る、短いカットシーン。この後キラが「実力行使で返答してあげましょう」と続きますが、内容からするとこの次のカットに関連して消去されたものと思われます]

キラはオブライエンに尋ねる。「準備はいい? ミスター・オブライエン。」
「はい、少佐。奴らがトロンフィールドを貫通したら、驚くでしょうね。」
矢印 カーデシア艦 (後編 36分56秒/51秒間/P.264)
ガル・ジャサッド
カーデシア人
[カーデシア艦に威嚇攻撃し、キラのセリフの後、カーデシア艦 3隻が DS9 に対面しているシーンの直後に挿入。この後ダックスの「ジャサッドは亜空間通信を使って援軍を呼んでいるようです」というセリフに続きますが、ガル・ジャサッドたちがどのようなやり取りが行っていたかがわかります。カーデシア艦内が映るのもポイント高いですね。さらに架空の 5,000発の光子魚雷という設定は、第4シーズンの "The Way of the Warrior" 「クリンゴンの暴挙」実際に装備するという話につながっています]

報告するカーデシア人。パッドをガル・ジャサッドに渡す。「奴らは我々のセンサーをブロックするためにトロンフィールドを使っていましたが、貫通できました。」
ジャサッド:「奴らの防衛力はどうだ?」
「我々のスキャンによれば、推定 5,000発の光子魚雷、全レベルに統合型フェイザーバンク。」
「いつ奴らはその装備を受け取ったんだ? どうやって我々に気づかれずに設置したんだ?」 パッドを投げつける。「どうやら奴らはデュラニウム陰影の大規模な幻影を作り出したらしい。」
「もし幻影でなかったらどうなります?」
「幻影だ!」
「なぜ戦闘の危険を冒すのです。第4オーダーが一日でここに到着できます。」
「宇宙艦隊もそうだ。」

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