Star Trek: U.S.S. Kyushu - Nemesis Board Logged tree under 245

ネメシス／S.T.X 専用掲示板
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◇-祇園精舎-ヘイハチロー(4/19-00:14)No.245

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245	祇園精舎	ヘイハチロー	03/4/19-00:14
仕事が忙しくて、今夜ようやく観てきました。映画の出来不出来についてはいろいろなご意見があるようですが、私は評論家ではなくＴＯＳ当時からのトレッキーとして、どうのこうの言ってもＳＴの新作映画を観られたことで嬉しくてたまりません。家で観るＤＶＤもいいですが、やはり大画面で、巨大な船体を翻して宇宙を翔ぶエンタープライズをみると、身体の奥底から沸き上がるような感動を覚えます。この映画で感じたことは、「やはりＴＮＧはこれで終わりなんだな」ということです。決して悪い意味ではありません。諸行無常。会うは別れの始めなり。映画の終盤でシンゾンを刺し殺したピカードが茫然としてしまい、放射線を止める行動に移りませんでした。「限りなき戦い」や「ジェネレーションズ」でデータに「任務を遂行しろ」と厳しくも思いやりを込めて命じるピカードも、やはり老けてしまったんだな、という感じがして、何か家族が老いていくような寂しさを感じました。そしてラストシーン、別れを告げたライカーが、あの少し肩を上げた独特の歩き方で部屋を出て行きます。そしてエンドクレジットで力強いテーマ曲が流れるのを聴いていると、ＴＮＧシリーズ全盛期の、みんな若かった時のことが走馬燈のように想い出されて感無量でした。「もうＴＮＧシリーズの映画の続編はないかもしれない」と言われています。しかしたとえそうだとしてもいいと考えます。やはり「会うは別れの始め」です。それよりも、まだＳＴに出会っていない若い人たちがこれから何かのチャンスでＳＴに出会い、きっとＴＮＧを、若いピカードやライカーたちの活躍に胸を躍らせ、一つ一つの言葉に人生訓を学んでいくことでしょう。私にも４人の男の子がいますが、これまでに発売されたＴＯＳ・ＴＮＧ、そして途中までですがＤＳ９とＶＧＲのＤＶＤ／ＬＶＤは全て揃えています。いつか彼らがこれを観て、私が若い頃に憧れたＳＴの世界を自分の子供たちも理解してくれればいいな、と思っています。「我々はこの艦を次の世代に委ねる。彼らはこの航海を引き継ぎ、勇敢に未知の世界に・・・」このカークの言葉が身にしみたネメシスでした。