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Star Trek Nemesis
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◇-ロミュラン軍部-ERH(4/29-01:47)No.362
 ┣Re:ロミュラン軍部-ユン(4/29-10:14)No.365
 ┣Re:ロミュラン軍部-ふぁんとれ(4/29-20:57)No.368
 ┣Re:ロミュラン軍部-ERH(4/30-09:41)No.370
 ┃┗Re:ロミュラン軍部-通信士(4/30-15:24)No.373
 ┃ ┣Re:ロミュラン軍部-ERH(4/30-20:18)No.379
 ┃ ┗Re:ロミュラン軍部(TNGネタバレ)-フェイク(5/2-09:09)No.398
 ┣Re:ロミュラン軍部-キバルー(5/1-14:43)No.393
 ┃┣Re:ロミュラン軍部-yonetch(5/1-15:22)No.394
 ┃┗Re:ロミュラン軍部-ERH(5/2-00:08)No.397
 ┗Re:ロミュラン軍部-副調(5/2-13:44)No.403


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362ロミュラン軍部ERH E-mail 03/4/29-01:47

 ネメシスを数回見ていまして、少し疑問な点が出てきました。映画冒頭で
ロミュラン元老院はロミュラン軍部の連邦侵攻作戦を却下しました。で、そ
のことに不満を持つ軍部が、元老院議員を抹殺し強力な戦艦および軍隊を作
ったシンゾンを新しい執政官に据えました。そこで、軍部の幹部は度々シン
ゾンに対して「連邦に大規模な侵攻を行うという約束でお前をを執政官に推
したのに、いつになったら作戦を実行するのか?とシンゾンに詰め寄るシー
ンが数回あり、シンゾンに「俺の計画を邪魔するな、黙って俺についてこ
い」てなセリフが出てきます。ということは、その時点ではロミュラン軍部
は連邦侵攻イケイケモードに入っていたと考えられます。ところが、いざシ
ミターが連邦領域に侵攻する際に、あの女性司令官が「自分の手を血に染め
たいか?地球を抹殺すれば、その汚名を子々孫々受け継ぐことになる」とい
う意見を開陳し、ウォーバード(かっこよかった)を出動させてシミターへ
の攻撃に参加します。僕にはここのところがどうも矛盾するような気がしま
す。もともと軍部は連邦への全面戦争がしたくてしかたがなかったはずなの
で、シミターと一緒に連邦側を侵攻しても良かったんじゃあないかな、と思
いました。まあ、そもそもレムス人が支配階級を乗っ取ったという部分もあ
るとは思いますが。そこらへんのところは小説を読んで解決できればいいの
ですが。
 しかし、えらくあっさりとロミュランと仲直りしそうですね。僕個人とし
ては、クリンゴンよりロミュランの方が好きなので、楽しめました。

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365Re:ロミュラン軍部ユン 03/4/29-10:14
記事番号362へのコメント
多分、軍部も連邦領域を侵略して自国の領域を広げたいだけだったのであって、けして無意味な虐殺は望んでなかったのだと思います。
セラロン放射線という残酷な兵器で地球(人間)という一つの文化を滅ぼせば、他種族から「なんと野蛮で恥知らずな種族だ」などと思われるでしょう。
当然その汚名は後世まで残るわけで、それでシンゾンを阻止しようと思ったんじゃないでしょうか?それと予想に反してシンゾンが思い通りに操れるような人間ではなかったというのもあるでしょうね。
まあ、それにしたってドナトラは変わり身が早すぎますけどね(笑)

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368Re:ロミュラン軍部ふぁんとれ 03/4/29-20:57
記事番号362へのコメント
 シンゾンの目的は地球の完全な滅殺。文字通り草木一本も残さず全ての生物を殺
すこと。

 一方ロミュラン軍部の目的は最終的には連邦の打倒(地球の占領も含む)ではあ
るものの、それは栄光ある軍事作戦の結果によるものでなくてはならず、非人道的
な絶滅兵器による無差別攻撃では困る。

 仮に地球を滅ぼし一時的に連邦領を全て手中にしたとしても、そのやりかたがあ
まりにも残虐非道であったとなれば、必ずや反抗勢力が結集することになる。

 軍部としては連邦へ侵攻し連邦の勢力を殺いで弱体化していくことがはじめられ
れば満足。 さらに言えば軍部の自尊心を満足させ、政治への発言力を高め、各戦
線での軍功を上げて軍人個人個人の栄達を果たす機会も得られ、なおかつ様々な利
権をも手にする・・・のが目的。

 じっくりジワジワと連邦をやっつけてこそそういう甘い汁を吸えるというものな
のに、いきなり地球を絶滅させてしまっては非人道的な残虐種族の汚名をかぶるば
かりか、中枢を失った連邦は群雄割拠しマキのような勢力が跋扈する統治の困難な
情勢になりかねない。また、反ドミニオンの旗のもと連邦・クリンゴン・ロミュラ
ンが同盟関係になったように、連邦残存国・カーデシア・クリンゴン・ブリーンな
どが同盟を結ぶかもしれない。

 そんな先の見えないコントロール不能な情勢になってしまっては、自分たちの利
権だのなんだの言っていられるレベルの話ではなくなってしまうばかりか、自国の
存亡にも関わる。

 そういう計算もし、なおかつ災い転じて福となすため(幸いクーデターの詳細に
ついては連邦は何も知らないし、シミターを失った分の戦力増強をするための時間
を稼がなければならないし)連邦侵攻を唱えた舌の根も乾かないうちに反シンゾン
戦線を貼ろうと考え至ったのでしょうね。

 いかにも狡猾なロミュランらしいです♪

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370Re:ロミュラン軍部ERH E-mail 03/4/30-09:41
記事番号362へのコメント
 ご意見ありがとうございました。どちらもあまり好きな言葉ではないので
すが、「汚い兵器」を使って「民族浄化」をするのは、さすがのロミュラン
といえども禁じ手であるといったところでしょうか。
 僕が印象的だったのは、ウォーバードが二隻エンタープライズの救援にか
けつけましたが(それにしてはえらくあっさりやられてましたけど)、その
後のエンタープライズ艦内でのシーンでウォーフが「ロミュランは勇敢だっ
た」と言っていたことです。
 ところで話はかわりますが、シンゾンが副長官を通してディアナにテレパ
シーでリンクを張りますが、あれは何が目的だったのでしょうか?戦略的デ
ータを得るためとかならわかるんですが、なんとなく単にディアナといちゃ
いちゃしただけだったりして(気持ちはわかるような・・・)。小説読みま
す。

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373Re:ロミュラン軍部通信士 E-mail 03/4/30-15:24
記事番号370へのコメント
ERHさんは No.370「Re:ロミュラン軍部」で書きました。
>その
>後のエンタープライズ艦内でのシーンでウォーフが「ロミュランは勇敢だっ
>た」と言っていたことです。
>
クリンゴンとロミュランが戦った時、
ウオーフの先祖がロミュランに虐殺され、
ロミュランは狡猾、卑怯で、戦士に値しないと。
TNGの数エピソードでウオーフ自信が語ってますね。

> ところで話はかわりますが、シンゾンが副長官を通してディアナにテレパ
>シーでリンクを張りますが、あれは何が目的だったのでしょうか?戦略的デ
>ータを得るためとかならわかるんですが、なんとなく単にディアナといちゃ
>いちゃしただけだったりして(気持ちはわかるような・・・)。小説読みま
>す。
あれは、シンゾンが初めて自分と同じ地球人の女を見て、
欲情した設定だそうです。まあ、初恋としたら悲惨な結果ですが。
ターボリフトの中でトロイが再び犯されそうに成るシーンが、
撮影されているそうです。
スチールで、見たこと無いですか?
トロイが床にへたり込んで目をつぶって耐えてるようなスチールを。
たぶん、長さの関係でカットされたと思います。

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379Re:ロミュラン軍部ERH E-mail 03/4/30-20:18
記事番号373へのコメント
通信士さんは No.373「Re:ロミュラン軍部」で書きました。
>あれは、シンゾンが初めて自分と同じ地球人の女を見て、
>欲情した設定だそうです。まあ、初恋としたら悲惨な結果ですが。
>ターボリフトの中でトロイが再び犯されそうに成るシーンが、
>撮影されているそうです。
>スチールで、見たこと無いですか?
>トロイが床にへたり込んで目をつぶって耐えてるようなスチールを。
>たぶん、長さの関係でカットされたと思います。

やっぱりそうだったのですか。僕なら断然ビヴァリーなんすけど。
トロイがへたり込んでいるシーン、見覚えあります。確か、予告編にもそんなカットが
あったように思います。
予告編で思いっきりシンゾンといちゃいちゃするカットがあって、どーなるんや?洗脳
でもされるのか?と心配していましたが、こーゆーだったんですね。

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398Re:ロミュラン軍部(TNGネタバレ)フェイク 03/5/2-09:09
記事番号373へのコメント
通信士さんは No.373「Re:ロミュラン軍部」で書きました。
>クリンゴンとロミュランが戦った時、
>ウオーフの先祖がロミュランに虐殺され、
>ロミュランは狡猾、卑怯で、戦士に値しないと。
>TNGの数エピソードでウオーフ自信が語ってますね。

これは「キトマーの大虐殺」のことですね。
ウォーフのお父さんが殺された事件です。
この事件をきっかけに、ウォーフは親を亡くし、クリンゴンからは裏切り者の家
系という烙印を押された訳ですからね。ウォーフが恨むのも当たり前です。

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393Re:ロミュラン軍部キバルー E-mail 03/5/1-14:43
記事番号362へのコメント
ERHさんは No.362「ロミュラン軍部」で書きました。
>僕にはここのところがどうも矛盾するような気がします。

あの女性司令官はどっちといえばハト派の人だったのでしょう。
彼女の行動が軍部全体の意見を代表しているわけではないと考えれば、
矛盾がないように思います。
要するに彼女は、自分の思想を実行に移しただけで、ロミュラン軍部
全体の意見としては、まだ地球侵攻はOKだったのではないでしょうか?
彼女が率いていったウォーバード2隻は、彼女が自分の権限で動かせる
いわゆる「手勢」だったのであって、ロミュラン軍部の意思とは関係なく
動いていたものだったのではないでしょうか?

ですから、彼女が、連邦と和平を求めるような行動をとるのは当然で
あるのですが、必ずしもロミュラン軍部全体やロミュラン帝国全体の
意見を代表しているわけではないので、あの後、立場の違う者たち同士で、
ロミュラン帝国内で内戦が発生するかもしれないと私は思います。

よって惑星連邦は、あの女性司令官ドナトラなどのハト派とは、
和平を結べても、ロミュラン帝国全体と和平を結ぶとなると、
あっさりとはいかないのではないかなぁ、と思います。
映画でも、ロミュラン帝国政府と和平を結んだとは、
一言も言ってなかったと思いますし・・・。

>もともと軍部は連邦への全面戦争がしたくてしかたがなかったはずなの
>で、シミターと一緒に連邦側を侵攻しても良かったんじゃあないかな、と思
>いました。

私が思うに、連邦と全面戦争したいのはヤマヤマではあるが、
シンゾン執政官は、外見からして不健康そうで、
どうも死んでしまいそうであるし、
ここで下手にシンゾン執政官に完全に味方してしまうと、
万が一シンゾン政権が倒れたりした場合、自分の立場がなくなる
と考えたため、
とりあえず、日和見に入ったというのがホントのところでは
ないでしょうか?だから、シミターには協力しなかったのでは?

シミターが成功すればよし。
成功しなかったら、
惑星連邦やロミュラン帝国内部の人間から責任を問われたときに
自分らのせいではないとトボけられるだろう。
という打算で動いていたのではないでしょうか?

>まあ、そもそもレムス人が支配階級を乗っ取ったという部分もあ
>るとは思いますが。

それもあると思います。


以上、私の個人的意見を述べさせていただきました。

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394Re:ロミュラン軍部yonetch 03/5/1-15:22
記事番号393へのコメント
>あの女性司令官はどっちといえばハト派の人だったのでしょう。

# あれ?あの人「中佐」じゃ... (シツコイって^^;)

>>もともと軍部は連邦への全面戦争がしたくてしかたがなかったはずなの
>>で、シミターと一緒に連邦側を侵攻しても良かったんじゃあないかな、と思
>>いました。
(略)
>シミターが成功すればよし。
>成功しなかったら、
>惑星連邦やロミュラン帝国内部の人間から責任を問われたときに
>自分らのせいではないとトボけられるだろう。
>という打算で動いていたのではないでしょうか?

いや、つまらんチャチャはおいといて、(_ _)
すばらしい考察です。感服しました。
「狡猾な」ロミュランの感じが出てますねぇ。

何かこう、関ヶ原合戦における大名同士の駆け引きもかくや、
という雰囲気で、ハデな艦隊戦(?)の影にはもっと複雑で
おもしろい心理戦が、ってのは大好きです。(^^)

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397Re:ロミュラン軍部ERH E-mail 03/5/2-00:08
記事番号393へのコメント
キバルーさんは No.393「Re:ロミュラン軍部」で書きました。
>あの女性司令官はどっちといえばハト派の人だったのでしょう。
>彼女の行動が軍部全体の意見を代表しているわけではないと考えれば、
>矛盾がないように思います。

確かにご指摘のとおりですね。納得できます。ロミュランって時々そういうもの
わかりのいい司令官が出てきますね。TNGでトモロクは完全な悪役でしたが、ちょ
っと題名がでてこないのであれですが、アルファ宇宙域のヒューマノイドに共通
の祖先がいるっていうエピソードで、最後のシーンでロミュラン側の司令官がピ
カードに「起源は同じようだし、いつか手を結べる日が来るといいなあ」てなこ
とを言っていたのを思い出しました。

>シミターが成功すればよし。
>成功しなかったら、
>惑星連邦やロミュラン帝国内部の人間から責任を問われたときに
>自分らのせいではないとトボけられるだろう。
>という打算で動いていたのではないでしょうか?
>
仰るとおりだと思います。今日もネメシスを見てきたのですが、シミター艦上の
シンゾンとロミュラン元老院にいるロミュラン軍幹部との会話でも、全面攻撃を
迫るロミュラン軍側に対してシンゾンは「エンタープライズは中立地帯までにや
っつける。そして二日後には連邦に大打撃を与える。これで満足か?」と発言し
ていましたが、これはシンゾンの計画に初めからロミュラン軍は一切関与してい
ない、ということになるんだと思います。従ってキバルー様のご意見につけ加え
るとするならば、ロミュラン軍側にしてみれば逆にシンゾン(レムス)単独で大
戦果をあげられても困る、という解釈もあるように思います。冒頭の元老院のシ
ーンで軍幹部はロミュロスとレムスを統合し、連邦に侵攻するという作戦を説明
していましたが、蓋を開けてみるとシンゾン(レムス)が独走して無茶をやり、
下手すれば自分たちの既得権益をも持っていかれそうになるという不安感をロミ
ュラン軍側が感じ始めたのではないかなと。

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403Re:ロミュラン軍部副調 03/5/2-13:44
記事番号362へのコメント
 私は、あの中佐改め司令官(笑)が、最初から叛意があってシンゾンに近づ
いたように見えましたが。あるいは、若造をいいように利用してやろうってい
うかんじに。ところが、シンゾンの反応は「…ロミュランめ!」「お前は女じ
ゃないロミュランだ」とか、どうもロミュラン帝国(若しくはロミュラン−レ
ムス帝国)の執政官じゃなくレムス帝国を作りたがってんるんじゃないか?と
思った。そして、中華っぽい格子の隙間から見た光景、シンゾンには秘密があ
る。何か病を持っていると疑い始めた。(でも、ロミュランがシンゾンを作っ
たんなら、なんで彼の病歴とか知らないんだろう?何故彼がピカードを執拗に
追うのかわかってなかったみたいだけど。)
 
 彼らの中にも、シンゾンやレムス人達の様子を見て何かやばいぞって思った
人たちと、「いけいけどんどん組」がいて、シンゾンを急かしたのは後者。ド
ナトラは裏で「シンゾンやばいぞ組」を組織して、裏をとって、ようやくあの
「我々の子孫に汚名云々」のせりふが出てくる。そして、ウォーバード2隻を
調達してかけつけた。でも、彼女は権力に固執するタイプじゃない。シンゾン
を殺っちゃったあとの混乱した政局をまとめヘゲモニーを握るには、ロミュラ
ス本星にいた方が有利なはず、だから、ウォーバードも2隻だけ、他の船は出
してもらえなかった。逆に、大艦隊を率いて、ドナトラが、シミターをやっつ
けちゃったりすると、彼女に権力が集まることにもなる。
 そういうわけで、ロミュラスでは、この間にも、暗殺とか、レムス人の制圧
や叛乱など沢山の人が死んだんだろうな〜 合掌。