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過去ログ 2006/12/15 (金)

2006/12/15 (金)

ウェブ上で公開される新作アニメシリーズが進行中 [Excite 翻訳]

上記 TrekMovie.com の情報をまとめると
・まだ製作・公開が決まっているわけではなく、時期なども全て未定。
・ウェブサイト上で展開されるアニメシリーズで、同じくアニメのスターウォーズ「クローン大戦」のように一話 6分間ほどのショートムービーになる可能性が高い。当初は StarTrek.com で、その後テレビや DVD かもしれない。
・現在は TOS リマスター版にも関わっている、製作者 David Rossi が発案。
・CBS はゴーサインは出していないものの、構想画と 5話分の脚本を求めた (スケッチのいくつかは上記サイトに掲載)

(以下は設定やストーリーのネタバレになります)
・舞台はピカード (ネメシス) の時代から約150年後の 26世紀。従来とは全く異なった、比較的ダークな世界が描かれる。現実の9・11後を意識した設定。
・西暦 2528年、連邦の勢力図は変わっており、60年前にロミュランとの大きな戦争を経験している。その戦争は、連邦のあちこちで「オメガ粒子」の爆発による奇襲から始まった。そのため広い領域でワープ航行が不能になり、実質的に連邦のほぼ半分が隔離された。戦時中クリンゴンの母星はロミュランに占領され、アンドリア全体が破壊された。ロミュランとの再統合を交渉していたヴァルカンは、連邦を脱退した。
・主人公はアレキサンダー・チェイス艦長 (Captain Alexander Chase)。国境監視に追いやられているが、連邦そしてエンタープライズという船を、新しい生命と文明を求める栄光の日々へと復活させる決断をする。
・今回もエンタープライズの名を冠した船が舞台となるが、すでに時代遅れの船になっている。ロミュラン戦争時代の「ビスマルク級 (Bismarck Class)」重巡洋艦で、任務は単なる国境監視。だがチェイスは訳あってエンタープライズを選んだ。連邦の過去を学び、エンタープライズに伝統を受け継いで欲しいと考えている。まだイラストは公開されていないが、なじみのある円盤部/船体/ナセル型のデザインとは大きく異なる予定。
・クルーは地球人のほか、主任機関士「ミスター・ゼロ」のような異星人もいる。ゼロは環境スーツを着ないと生きられない。船のメンバーは連邦自体を反映しており、艦長は進んで探検したがっているが、クルーの多くは逆で国境警備にしか興味がない。「現状維持」派の代表は副長のバリック・ホールデン中佐 (Commander Barric Holden)。自分の船をもちたいと考えており、新任艦長を多少嫌っている。主要な 3人のうち最後は、Kaylen Donal 大尉。保安部長で、赤シャツのチームを率いる。彼ら保安部員は「生体力学多機能移植機 (Biomechanical Utility Grafts)」略して「バグ (BUGs)」という、ボーグ・テクノロジーを使ったインプラントによって全員つながっている。
・アーク (連続ストーリー) によって、ロミュラン戦争のきっかけとなった「オメガ」攻撃を誰が続けたのかという謎が明かされていく (実はロミュランが原因ではない)。本編は短いため、StarTrek.com の特設サイトで、クルーの記録やピカード時代以降の連邦の歴史といったバックグラウンドが視聴者向けに掲載される。

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