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ヴォイジャー 簡易エピソードガイド
第164話「人への歩み」
Human Error

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・イントロダクション
ろうそくが灯され、メトロノームの鳴る部屋。
ピアノの演奏が始まる。窓の外には雪が降っている。
弾いているのは、髪を下ろし、ボーグ・インプラントのないセブンだった。


・あらすじ
パリス、トレス夫妻の子供用にプレゼントを送るパーティ。セブンはインプラントが取れ、服装もカジュアルなものを着ている。ジェインウェイに宇宙艦隊の制服と、再生の必要がなくなったため自分の部屋を求める。ブリッジでは原因不明のエネルギー放出を探知し、セブンに連絡する。パーティのホログラムを終了させるセブン。インプラントも取れてはいなかった。ホロデッキで制服を着て自室を割り当てられたセブンは、ホロ・チャコティからプレゼントをもらう。彼を料理に誘うセブン。
セブンは再生もせずにホロデッキを使っていることを、ドクターにも明かさない。エネルギー放出による衝撃波がヴォイジャーを襲い、亜空間を通ってくる弾頭によるものだとわかる。ワープドライブが停止した。ホロデッキでドレスを着たセブンは、ホロ・チャコティとの料理を始める。そして二人はキスをした。だがその最中、セブンのインプラントにわずかな異常が発生する。
この一帯は異星人の射撃練習場だったことが判明する。ホロ・チャコティとピアノを練習するセブン。また亜空間弾頭の衝撃波がヴォイジャーを襲い、呼び出されたセブンはホロデッキを出る。
セブンが持ち場にいなかったことを追及するジェインウェイ。ずっとホロデッキにいた理由を聞かれても、セブンは嘘をつく。「間違いを正す」ため、ホロ・チャコティに別れ話を切り出すセブン。だがまたインプラントに異常が起こり始め、医療室に連絡する。ドクターが来た時には、セブンはショック症状で倒れていた。
ドクターに、ユニマトリックス・ゼロでの恋愛体験を再現したかったと話すセブン。ワープエンジンが復旧したが、亜空間弾頭が間違ってヴォイジャーを狙ってきた。光子魚雷も通用せず、セブンは弾頭の信管を転送で取り除くことにした。作戦は無事成功する。ドクターは診断結果をセブンに伝える。ボーグによって、感情的刺激が高くなると脳機能を停止するようになっていたのだ。治療は可能と思われるが、セブンはシミュレーションをやめることにし、手術も拒否した。本物のチャコティに料理パーティに誘われたが、セブンは断るのだった。


・用語解説など
セブンのセリフで「転送中」("Energizing") というのが「加圧する」と訳されています

イチェブ
Icheb
(Manu Intiraymi) VOY第158話 "Lineage" 「母となる者の孤独」以来の登場

プリーノック
pleenok
タラクシアン・モザイク
Talaxian mosaic
「クーン・ヴァージ・オクト」
"Qoung Vaj Ocht"
クリンゴン語で「眠れ、小さな戦士 ("Sleep, Little Warrior")」
ソフォクレス
Sophocles
(BC 496年頃〜BC 406年頃)
オイディプス王
Oedipus Rex
「セブン・オブ・ナインの個室」
正確には「セブン・オブ・ナイン・アルファ・スリー、個室 (Seven of Nine Alpha Three, Personal Quarters)」。ホロデッキ・プログラム名
炒め煮にしたリーキ
braised leeks
子羊のワイルドライス添え
lamb with wild rice
リスト
Liszt
フランツ・リスト (Franz Liszt)。(1811〜1886年)
ショパン
Chopin
フレデリック・フランソワ・ショパン (Frederic-Francois Chopin)。(1810〜1849年) TNG第145話 "Lessons" 「ギャラクシー・ロマンス」でも言及
タイタス・リヴィウス
Titus Livius
(BC 59〜AD 17年)
ローマ史
A History of Rome
アンタリアンの月の花
Antarian moon blossoms
ローストチキン
roasted chicken
タラクシアン・ステーキ
Talaxian tenderloin

・感想
ここにきて地味な展開で続く、セブンの「社会化」ストーリー。なぜかチャコティが相手というのは別にして、本人は知らないのがミソですね。間延びが目立ったので、こういう時こそ並行ストーリー型にすればいいのに…と感じました。


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