※1建物の一角で行き止まりになっているチャコティは、近くにあった棒を使い、壁に備え付けられている機械を破壊した。
下の階層にいた警備員たちが、その音に気づく。「待ってろ。」
「はい。」
一人が離れる。
銃をもち、近づいてくる警備員。破壊されている機械を目にし、外に向けて手をかざす。フォースフィールドが消えていた。
連絡する警備員。「安全フィールドがやられました。」 遥か下の地上を覗き込む。「緊急治療を要請。奴は飛び降りた…」
その時、横に隠れていたチャコティが飛び出した。警備員につかみかかり、武器を払い落とす。それを拾うが、もう一人の警備員がやってきた。銃の攻撃を肩に受けてしまう。
チャコティは反撃し、警備員を 2人とも撃った。その場から逃げる。
ヴォイジャーはクアラ船の攻撃を受けている。
キム:「敵のシールドを破れない。」
ドクター:「必要ないかもしれんぞ。ヴォーカドの戦い※2。戦略データベースだ。ロミュランの艦長が、光衝撃波を敵の間に送って、2隻とも無力化している。」
「どうするんだ。」
「まあ、見ていたまえ。」
ヴォイジャーから発射された光子魚雷。それに向かってフェイザーが撃たれた。衝撃波が起こり、2隻の敵船を吹き飛ばす。
ドクター:「これでもう邪魔されんだろう。」
キム:「やるなあ。副長を助けに行こう。」
「あと 5隻こっちに向かってくる。」
「戦略データベースに何かないか。」
「転送装置、破損。シールドも落ちてる。退却して、作戦を練るか。」
「賛成だ。」
バーで働くパリス。「同じの?」
怪我を負ったチャコティが入り、テーブルについた。肩の具合を見る。
そこへジェインウェイがやってきた。「さっきは友達がごめんなさい。」
チャコティ:「何が?」
「ジャフェンよ。誘った時に、失礼なことを言ったから。」
「ああ……。」
「大丈夫?」
「ちょっと疲れていて。初日だったもので。」
「ええ、よくわかる。ねえ、よかったらご一緒しない? 歓迎するわよ。」
「いや、もう帰ろうと思ってたんです。」
「そう。気が変わったら。お祝いしてるの。」
「何のお祝いを?」
「私たち、一緒に住むのよ。」
「……それはおめでとう。」
ジェインウェイは微笑み、ジャフェンのところに戻った。
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※1: このエピソードは、トレス役ロクサン・ドースンの監督作品です。ヴォイジャーでは 2話担当しており、最初は第126話 "Riddles" 「魂を探した男」でした
※2: Battle of Vorkado
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