USS Kyushuトップに戻る

特報周波数 65491

海外 Web 情報 部門

ヴォイジャー エピソード

過去のエピソード


dot


ご注意
以下の内容には、本国でのヴォイジャーエピソードに関するネタバレ・噂・未確認情報を含んでいます。本国放送済みのエピソードであっても、映像をみて確認したわけではありませんので御了承ください

(もし既に観た方で、内容が食い違っている個所がありましたらお知らせください)

先の放送内容を知りたくない場合は絶対にご覧にならないことをおすすめします
国内最新情報
海外 Web 情報
ODN 翻訳



第168話 "Natural Law" 直訳題「自然の法則」
放送日 2001年5月2日

監督 Terry Windell

ゲスト
治療家 (Paul Sandman)
大使 (ロバート・カーティス・ブラウン DS9 "Sanctuary" 「さまよえるスクリーア星人」のヘイザー将軍役)
Barus (Ivar Brogger VOY "Unity" 「ボーグ・キューブ」のオラム役)
少女 (Autumn Reeser)
Kleg (Neil Vipond DS9 "Once More unto the Breach" の Darok 役)
港湾委員
シャトルがエネルギーバリアに遭遇し、チャコティとセブンは原始的な惑星へ取り残される。バリアにより、ジェインウェイとヴォイジャーは 2人の位置をつかむことができない。彼らが試みることのできる唯一の解決法は、艦隊の誓いを破って原住民の文化を汚染することだった。一方、パリスは方向を誤り、貴重な時間を無駄にすることになる。

恒星間会議への途中、セブンとチャコティは惑星を取り囲む強力なフォースフィールドによって阻止される。地表へ墜落し、ヴォイジャーへ通信することもできない。デルタ・フライヤーは破片になり、狩猟・採集民族による原始的社会の真っ只中で孤立する。

恒星間会議へ向かう途中、チャコティとセブンが乗ったシャトルがフォースフィールドによって損傷を受け、2人は原始的な惑星へ置き去りにされる。一方、パリスは Ledos の航行規約を知らずに破ってしまった後、飛行訓練に耐えなければならない。

以下は詳しいあらすじ
・チャコティとセブンが惑星へシャトルで会議に参加するために向かうところから始まる。チャコティが景観に見とれてちょっとした冗談を言うが、セブンは見とれず、船が揺さぶられて会話は中断される。全長数千キロに及ぶエネルギーバリアが現れた。セブンはフェイザーを使ってバリアに穴を開けようとする。だが失敗し、エンジンがダウンして船は爆発する。ジャングルでは、チャコティとセブンが転送脱出し、「豊富な花々と、はい回るツタと、さえずる鳥がいる、青々としたジャングル」に取り残されたことを知る。コミュニケーターは機能せず、チャコティの脚はひび割れの骨折を負ってしまった。セブンはシャトルの残骸を見つけてビーコンを作ることができるかもしれないと理論づける。それからいくつかの部品を回収するためにその場を去る。
・パリスはデルタ・フライヤーに乗り、せわしい Ledos 惑星上の宇宙港で貨物船をかわした。すると港湾委員は規則を破ったということでパリスをとがめるが、どのような罰なのかは説明しない。後にそれは飛行安全訓練だとわかる。
・一方惑星では、テクノロジーの捜索はうまくいかない。しかし、チャコティたちは遺伝的に Ledos 人に似ている数人の異星人の生命反応を探知した。そして原始的な異星人、Ventu を発見する。彼ら異星人が助けてくれるとは思えないが、チャコティの心を捉える。チャコティの容態は悪化し、歩くことができなくなった。足の怪我は悪くなり、セブンが探索する間隠れて待つことに同意する。
・その後目を覚ますと、チャコティは 3人の Ventu の男性と向きあっていることを知る。セブンの声がコムバッジから聞こえる。Ventu は恐れてバッジを取り、壊してしまった。そしてセブンは、見つけたシャトルの破片を手にし、チャコティに何が起こったのかを調べるために歩き始める。
・チャコティが最後にいた場所に戻り、セブンは彼が消えたことを知る。チャコティをスキャンし、洞窟に向かう。洞窟にはたくさんの抽象的な形やデザインの絵画があり、たいまつに照らされていた。彼女はチャコティが数人の Ventu に取り囲まれていることに気づく。セブンは踏み込み、その場をどくようにいうが、チャコティは彼らは友好的だと応える; Ventu は彼の傷を癒してくれていた。チャコティはそれまでに起こったことを説明し、セブンや異星人たちと共に夜を明かすことを提案する。チャコティは眠るが、セブンは警戒して座っていた。異星人は興味深げにボーグ・インプラントに触ろうとするが、その前にセブンの不快な対応によって追い払われた。
・Ledos の軌道上のヴォイジャーでは、キム、ニーリックス、トレスが休暇中で、いろんな場所を見て回ろうとしていた。だが最初に、キムはパリスが受けなければいけない訓練について彼を茶化す。パリスは授業を飛ばして試験に直行してやると話す。彼らが転送しようとした時、Ledos 人が先に転送されてくる…パリスの飛行教官だ。幸先悪く、そのインストラクターはパリスが最初に我慢強い授業が必要なことを話す。更にからかった後、キムたちは転送され、パリスと教官の Kleg は訓練に向かう。
・惑星上では、異星人のコミュニティが成立している。チャコティは彼らに基礎的な言語能力を教えようとしている。彼らがいる場所を確かめようとし、チャコティは何度も試して会話を続ける。異星人はある種の報酬として、チャコティの階級章を欲しがった。セブンはチャコティが新発見した会話能力には特に興味をもたない。セブンは、6キロ先にあるディフレクター盤を使って、ビーコンを造ることができるかもしれないと説明する。セブンはチャコティが新たに学んだ言葉を使って挨拶するのも聞かずに、ディフレクターを見つけに向かう。
・セブンはジャングルを抜けて進むのに苦労している。転んで、裂け目の中にトリコーダーを落としてしまった。近くにあることはわかるが、トリコーダーを拾うことはできない。そんなことは気にせず、道具を手にしてトリコーダーなしに同じ方向へ歩きつづける。
・村では、異星人の一人がチャコティのために杖を作ってくれた。彼は新しい杖を使って他の村人を見に行くが、彼ら全員がチャコティのように、自ら刺青を書いていることを知って驚く。
・セブンは更に雷に遭遇していた。またつまずきそうになり、前につまずいて転んだのと同じ倒れた木の枝だと知ってショックを受ける。セブンは数時間前の場所に戻っていた。どこへ行けばいいかわからなくなり、その場に座り、暖かくするために体をちぢこませる。その夜遅く、Ventu の少女が毛布をもって近づいてきた。セブンは毛布を受けとって体に巻く。少女は火を起こし、セブンに食料を与える。次の朝、セブンはチャコティと同じ方法を試し、少女にディフレクターを手に入れたいことを示すために地図を描く。少女は理解し、セブンを連れて歩き出す。だが少女は回り道をして、セブンを見事な滝へ連れて行く。セブンは感動しないが、少女は座って動こうとしない。セブンも仕方なく腰を下ろし、その景色を見ることにした。
・村では、チャコティを治療した人物が階級章を着け、刺青も書いていた。それから女性がチャコティのところにやってきて、彼女はセブンのボーグ・インプラントを真似して破片を着けていた。彼は困惑し、村人にセブンがどこにいるのか知りたいということを理解させることができない。
・一方、セブンはついに探していたディフレクター盤を見つけた。ビーコンを設置している間、少女は回りの区域を調べに歩いて行く。
・ヴォイジャーでは、トゥヴォックがジェインウェイにチャコティやセブンと連絡が取れないことを知らせる。更にシャトルの翼の場所は突き止めたが、翼しかないことも伝える。チャコティやセブンの生命反応は全く得られない。トゥヴォックはエネルギーシールドがあるが、それを貫通できるかどうかはわからないと説明する。
・ブリッジでジェインウェイは Ledos の大使と話している。彼はチャコティの飛行プラン中のどこにもエネルギーフィールドがないため、彼に警告すべきだとは考えなかったと説明する。トゥヴォックはバリアを突き抜けたかもしれないと考えていることを話すが、大使は疑う。ジェインウェイはクルーをスキャンするためバリアを弱めるよう大使に頼むが、彼はこのフィールドは何百年も前に異星人によって設置され、どのようにテクノロジーが働いているのかわからないという。大使はバリアが Ledos 人から原住民の異星人を守るためのものだったと説明する。Ledos 人は昔環境を汚染し、その異星人と戦った。フォースフィールドを弱めようとするクルーに文句は言わないが、全く無理だろうと言った。
・機関部では、トレスはシャトル翼をスキャンし、ジェインウェイとトゥヴォックにシャトルがフィールドを突き抜けたかもしれないと知らせる。トレスはヴォイジャーを使っても同じことができるが、その途中で船を壊すかもしれないと言う。
・惑星では、セブンはディフレクター盤を稼動させようとするが失敗する。一方、少女は磁石を使って腕輪を作って遊んでいる。セブンは興味をもち、石を調査し始める。チャコティが現れ、セブンはトリコーダーを求める。その区域をスキャンし、磁気フィールドがディフレクタービームの生成を妨げていることを突き止める。しかし約5キロ離れれば衰える。セブンは装備を移動することを提案し、その距離ではバリアを突き破ることができるかもしれない。セブンは異星人に手伝ってもらって重い残骸を動かすことを勧めるが、チャコティは彼らが宇宙艦隊士官を真似し始めたことを考え、気乗りがしない。しかしセブンはそれが脱出するための唯一の選択肢であり、その後一緒にディフレクターを転送すれば、フィールドは再設定されると説得する。
・デルタ・フライヤーで、Kleg はパリスの試験を行っている。パリスはイライラしており、チャコティとセブンを捜索する手助けをしたいと思っていた。だが Kleg は聞き入れず、試験は続く。
・惑星では異星人が装備を動かすのを手伝っている。それを下ろし、セブンはディフレクターでの作業に取り掛かる。異星人はセブンがやっていることに強く興味を抱くようになる。ディフレクターは稼動し、上空のフィールドまでエネルギーを送る。少女も興味深げに近づいてきた。だが彼女の腕の磁石がエネルギーを引付け、ショックを受けて意識を失った。
・ブリッジでも、フィールドが消えていることに気づく。セブンのコムバッジを探知するが、もちろんチャコティのはない。惑星上では、セブンはジェインウェイの呼びかけを受信する。怪我をした者がおり医療キットが必要なことを説明し、チャコティは転送収容される。
・その後医療室で、ドクターはチャコティを治療し、彼に施されていた治療に感心する。チャコティは驚くべき人々がいることを説明し、そしてジェインウェイに全ての残骸を転送収容するように提案する。
・惑星では、セブンが少女の面倒を見ている。身振りの言語によって、行かなければならないことを説明する。家に戻らなければならないと。少女は急に立ちあがり、セブンに毛布を渡す。セブンは毛布を受け取り、少女に礼を言った。セブンは突然声を聞き、将来の居住地としてこの区域を調査している Ledos の科学者たちを探しに行く。科学者たちはついに中に入り、この区域を利用できることを喜んでいた。つまりクルーは Ledos 人に手を貸したことになり、彼らはこの区域を使用できるように原住民の異星人を追い出すだろう。
・ヴォイジャーの作戦室で、セブンはチャコティとジェインウェイに状況を説明する。「チャコティ副長と私が Ventu に遭遇した時、彼らが原始的だとわかり、私にとってはほとんど興味はなかった。だが彼らと共に過ごし、彼らが機知に富み、自立した人々だと悟った。彼らの孤立は可能性を制限するかもしれない。だがもしその孤立が終われば、その独特な生活法も終わってしまうだろう。」
・ブリッジでジェインウェイは大使にフィールドを最大出力の状態に戻す計画であることを説明する。大使にとっては起こって欲しくないことだが、ジェインウェイは後には引かない。
・その直後、Ledos 艦がヴォイジャーを攻撃する。転送機がすぐにオフラインになり、そのためフィールドを開放し続けているディフレクターを転送することができない。大使はヴォイジャーに離れるように通告する。ジェインウェイは操舵士に軌道を離れるように言うが、彼女には計画があった。デルタ・フライヤーのパリスと接触し、命令を送る。
・フライヤーでは、Kleg は楽しんでいなかった。パリスは針路をセットし、Kleg のいらだちを無視して最高速度に達する。Ledos 人は船を攻撃しようとするが、トゥヴォックがフライヤーを守る。フライヤーは惑星へ向かい、科学者たちを転送する。だがディフレクターを手に入れる前に、転送機はオフラインになった。しかしパリスには考えがあった。Kleg はパリスが試験に失敗し、二度と Ledos 領域に入ることは許されないと直ちに通告する。そしてデルタ・フライヤーはディフレクターに向けてフェイザーを発射し、それを破壊した。
・その後ヴォイジャーが Ledos 領域から離れた後、貨物室で、チャコティは少女がセブンに渡した毛布に驚く。セブンは会議に出る必要がなくなったことを喜び、それより惑星の異星人とのできごとの方が良かったと話し始める。彼らの幸福を考えていると話し、Ledos 人がいつの日かディフレクター盤にセブンが施した改造を解明し、フィールドを崩壊させる自らのやり方を生み出すのではないかと心配する。チャコティはもしセブンがやらなかったら、2人とも今ヴォイジャーにはいないだろうと言う。戻れたことを喜ぶ 2人。チャコティは出て行き、セブンはあの毛布を手にした。

以下は大まかなあらすじ
・ヴォイジャーは惑星 Ledos に到着し、そこでクルーは休暇を過ごしていた。多くのクルーは楽しんでいたが、パリスは別の負担に直面する。デルタ・フライヤーで Ledos 領域を飛んでいた時、彼は Ledos 港湾委員会に呼びかけられ、「航行違反罪 2-5-6」を犯したと知らされる。罰としてパリスは Ledos 飛行学校への参加を宣告され、キムとトレスはずっと出られないと言って彼をからかう。彼らは休暇を過ごすために惑星へ転送降下し、パリスはインストラクターの Kleg に出会う。彼は年老いた Ledos 人の紳士であり、パリスを教育し、最終試験を行うのだ。
・その後、本当の事件が起こり、チャコティとセブンがシャトル任務中に、ある種のエネルギーバリアに囚われる。ヴォイジャーのスキャナーはバリアを貫通できず、そのためジェインウェイは Ledos 大使に呼びかける。大使は 2人がバリアに衝突したものとみなし、追悼の意を表明する。ジェインウェイはシャトルがバリアを抜ける方法を見つけたと信じていることを話し、大使はそのことを疑っているが、バリアについての詳しい情報を提供することに同意した。
・どうやら、バリアは原始的社会である Ventu の領域を防御するために外部の者によって組み立てられたらしい。大使はやや当惑し、これは昔、戦争を起こし環境を汚染していた Ledos 人から Ventu を守るために作られたものだと説明する。ジェインウェイは彼に地球にも同様に自分たちの歴史において闇の時代があったことを外交的に話し、バリアを弱めようとするヴォイジャーに対して異議があるのか尋ねる。大使は多くの時間を費やしたことを話す…発生機はバリアの中にあり、止めるどころか分析することすらできない。彼は言う、「万が一あなたの部下が生きていたとしても、出す方法はない。」
・もちろん、ジェインウェイはこんなことではあきらめず、ディフレクターを使って何とかバリアを除去することに成功する。不運なことに、ヴォイジャーにチャコティとセブンを収容する機会を与えたのと同時に、このことによって Ledos 人に再び Ventu に入る機会を与えてしまった。惑星上で、ヴォイジャーのクルーは Ventu と有意義なコンタクトを行ったが、その後現在の科学的な可能性に興味をもった Ledos の探検隊に遭遇する。今やエネルギーバリアが消え、彼らはついに惑星の資源を研究・利用できるようになったのだ。「我々はこのために何年間も待っていたんだ」と探検隊の隊長はセブンに言う。
・Ventu に関して、Ledos 人は新しい構造基盤を建てたり、教育することによって彼らを助けると言う。Lesos 人によれば、「このバリアを弱めることは Ventu に起こった最高のできごとだ」という。ジェインウェイに言わせると、そのようには全く思えず、ディフレクターを除去して再びバリアを強めることに決めた。
・ヴォイジャーはディフレクターを船に転送して移動しようとしたが、その前に Ledos 船がヴォイジャーを攻撃し、その結果転送機がオフラインになってしまう。Ledos 艦はヴォイジャーに呼びかけ、再び大使がスクリーンに現れる。彼はジェインウェイに政府がディフレクターを彼女に除去させないようにすることを決定したことを伝え、星系を出るように命令する。さもなければ侵略行為とみなすと。
・ジェインウェイは船で軌道から離れるように命じ、チャコティは彼女がディフレクターを残したいのか尋ねる。ジェインウェイはキムに向き直り、パリスに暗号回線を開くように命じる。彼は未だ飛行訓練を受けている。
・トム・パリスと幾分心配しているインストラクターの Kleg が乗ったデルタ・フライヤーは、宇宙を突っ走る。「もし君がすぐに速度を落とさなければ、また全部の課程がやり直す必要があるぞ!」と彼はパリスに警告する。しかしパリスは応えず、その代わりにディフレクターを除去して Ventu 社会に邪魔の入らない平和を戻すための任務に集中する。
・(その後結末へ)

セブンとチャコティのストーリー。敵対心をもった原始的な世界に取り残されたことを知る。

チャコティとセブンが原始的な異星人の惑星に不時着する。
視聴率: 3.0 視聴率/5 占有率

レビュー: Section 31 [8/10点] / TrekWeb / IGN Sci-Fi [2/5点] / Trekker Newsletter [4/10点] / Get Critical / Cinescape / The Trek Nation / Star Trek: Hypertext [2点]
第167話 "Friendship One" 直訳題「友情・1」
放送日 2001年4月25日

監督 Mike Vejar

ゲスト
ケアリー大尉 (ジョッシュ・クラーク) 主に第1シーズンに登場した機関部員。"Fury" 以来の登場
Otrin (John Prosky DS9 "For the Cause" 「裏切り者は誰だ」の Brathaw 役)
ヘンドリックス提督 (Peter Dennis)
Brin (Bari Hochwald)
Yun (Ashley Edner)
Verin (Ken Land)
2067年頃の地球での誤った決定が、異星人の惑星を核放射能の形で破滅をもたらす。ジェインウェイは残っている少数の人々のためにその効果を消すことができると考えるが、彼らの地球からのあらゆるものへの敵意と不信によって中止させられる。

地球から発射され行方不明になった探査機を求めるヴォイジャーの捜索で、放射能で破壊された住人の棲む惑星へと行きつく。彼らは上陸班のメンバーを人質にとり、ジェインウェイに要求に従うよう強制させる。住人の執念深い指導者 Verin と対面し、パリスとニーリックスは破滅に対する解決法を交渉しようとする。

以下はおおまかなあらすじ
・21世紀後半の探査機『フレンドシップ (友情) 1号』は宇宙を飛行し、異星人の文化に向けて挨拶を送信していた:「私の名前はゼフラム・コクレイン。地球の住人を代表して挨拶を送ります」。
・何世紀も後、ヴォイジャーは地球にメッセージを送ることができるようになっていた。前のエピソード 'Author, Author' でディフレクター盤に施した改造のおかげだ。このことで地球との瞬間的な通信が可能になり、ジェインウェイはアカデミー時代に彼女の教師だったヘンドリックス提督と話す。ヘンドリックスはヴォイジャーにフレンドシップ 1号を回収する任務を与える。船の位置のどこか近くにあると思われているのだ。
・ヴォイジャーは探査機が住人のいる Mクラス惑星に墜落したことを発見する。不幸なことに、探査機はその惑星に友情をもたらすのではなく、戦争をもたらしていた。異星人は最終的に探査機の技術を使って新兵器を開発したのだ。大規模な戦争でその武器は使われ、その結果全世界的な大破滅が文明のほとんどを一掃し、大気を放射能で汚染してしまった。
・ジェインウェイは上陸班を派遣し、彼らは世界がほぼ完全に破壊されたことを知る。しかし、生存者の小集団が惑星で生きていることもわかる。洞窟に住み、放射能から何とか身を守っているのだ。彼らは宇宙艦隊のせいで世界が破壊されたと責める。探査機の技術がなければ、このようなひどい兵器もありえなかったと考えているからだ。
・異星人は上陸班のメンバー、パリス、ニーリックス、ケアリーを捕らえ、ヴォイジャーに社会を再建できる新しい惑星へ連れて行くように要求する。人質として捕らえられている間、ヴォイジャーのクルーは異星人が大災害の後何十年も生き続けることができた、貧弱な方法を目にする。しかしニーリックスは険しい表情をして見ていた。それは「生きている」とは呼べないかもしれないと。
・ヴォイジャーは救出任務を実行するが、そのせいでケアリーが殺される。ジェインウェイはそこで道徳的なジレンマに直面する: クルー仲間を殺した後でさえ、彼らを救うべきか。もしくは洞窟に残したまま去るべきか。それは艦隊の誓いの問題になり、ジェインウェイは考える。宇宙艦隊は異星人の世界を破壊させた大破滅に責任があるのか、それとも異星人はフレンドシップ 1号がなかったとしても兵器を開発したのか。
・クルーは異星人の問題の解決法を提案するが、ジェインウェイはいまだどうすべきか迷っていた。大きな理由は、解決法を実行するためにはリスクを冒してヴォイジャーのクルーを送らなければならないからだ。彼女はヘンドリックス提督に助言を求めるが、彼はジェインウェイは 7年間独りでやってきたことを言い、彼女に答えを与えなかった。「君はどうしようもなく良い艦長だ」と安心させる。「そして君が何をすべきかを言う者は、私を含めて誰も必要ないんだ。」
・ジェインウェイは異星人を助けることに決めるが、彼ら自身はヴォイジャーに助けてもらいたいのか確かではないようだ。異星人リーダーはまだ所有していた弾頭を武装し、照準を合わせるように命じる。発射しようとした時、彼の妻が止める。彼女の片方の腕には武器が、そしてもう片方の腕には赤ん坊をかかえている。 異星人リーダーは尋ねる。「お前は何をしているんだ?」
「生き残るための唯一のチャンスを壊させたくないの。」
「俺を殺すのか?」
「子供を守るためなら、殺すわ。」
・この劇的な対決の後、ヴォイジャーの異星人を助けるための計画は実行され、異星人は洞窟から出て、これまでずっと太陽を遮っていた暗雲が消えているのを目にする。何十本もの日光の最初の光線が彼らを照らす。日誌の記録で、ジェインウェイは探査機を回収して、最終的に探査機の名前通りに異星人と関係をもったこと、しかし任務の成功には犠牲が伴ったことを記した。

U.S.S.ヴォイジャーが調査のため派遣された、古い地球の探査機の物語。しかし、その探査機は 2067年、つまりゼフラム・コクレインが歴史的なワープ航行を行った 4年後に発射されて以来、かなり変化してしまった。

今やアルファとデルタ宇宙域間の日常的な通信ができるようになり、宇宙艦隊は U.S.S.ヴォイジャーのクルーに任務を与えた…旧型の地球の探査機「フレンドシップ=友情 1号」の場所を特定し、情報を取り出すことだ。21世紀末期に打ち上げられ、探査機の軌道はヴォイジャーの現在位置近くのどこかを示しているが、デルタ宇宙域の文明が探査機を発見した時にどのように処理するかを誰も予測できなかった…。

クルーは地球から送られた探査機と遭遇する。変化した人格も扱われる。
視聴率: 3.0 視聴率/5 占有率

レビュー: Section 31 [8/10点] / The Trek Nation [7/10点] / Star Trek Hypertext [2.5/4点] / Michelle Erica Green / IGN Sci-Fi [3/5点] / Trekker Newsletter [9/10点] / TrekWeb
第166話 "Author, Author" 直訳題「作家、作家」
画像 [UPN.com] その他の画像 [1 / 2 / 3 / 4] / 予告編 [Vidiot / Media Trek / UPN.com] / 画像 [STARTREK.COM / UPN.com / P/K All the Way]
放送日 2001年4月18日

監督 David Livingston

ゲスト
Broht (バリー・ゴードン DS9 "The Nagus" 「宇宙商人フェレンギ星人」のナーヴァ役)
パリス提督 (リチャード・ハード) "Inside Man" 以来の登場
メアリー・キム (Irene Tsu) キムの母親?
バークレイ (ドワイト・シュルツ) "Inside Man" 以来の登場
仲裁人 (Joseph Campanella)
イレーネ・ハンセン (Lorinne Vozoff) セブン (アニカ) の親戚?
ジョン・トレス (Juan Garcia) トレスの父親?
ジョン・キム (ロバート・イトウ TNG "Coming of Age" 「宇宙戦士への道」の戦術士官チャン大尉役) キムの父親?
以下は主なあらすじ
・ヴォイジャーのディフレクター盤を利用し、船では宇宙艦隊への直接接続を確立することができた。遅延のない通信を行え、クルーはこのことにとても喜び、全員が故郷にいる者と 3分間話すことが許された。登場する親戚には、セブンの生きている親戚の一人…イレーネ・ハンセン、ハリーの両親…ジョン&マリー・キム、ベラナの地球人の父親…ジョン・トレス、そしてパリス提督がいる。
・キムと両親の会話は「笑いを誘う」ものであり、両親はキムに未だ少尉の階級から昇進してない理由を尋ねる。母親は「美しいジェインウェイ艦長」へ息子を昇進してもらうように手紙を書こうとする。トレスと疎遠だった父親との会話はユーモアは少なく、父親は全てを謝り、もう一度会いたいと話す。
・ドクターはヴォイジャーと連邦間の新たな接続を使って、出版者に新しいホロ小説を送信する。ホログラムの苦悩の宿命に注意を引かせるような箇所を含んだインタラクティブ・ホロ小説を著し、小説を『宇宙艦ヴォルテックス』上の場面に設定して、読者は虐げられたホログラムのドクターの役を演じることができるようにした。この圧迫はドクターのホロ・エミッターによって象徴され、ホロ小説ではエミッターは巨大でかさばる背中の荷物に変わっている。
・ヴォルテックスはヴォイジャーを微妙にごまかして描いた船であり、船の全キャラクターは本来のキャラクターと同じ俳優によって演じられている。彼らは皆、自分の個性を誇張して描かれた人物であるが、彼らのほとんどは幾分不愉快な個人であり、ドクターをひどく悪く扱うという点は共通していた。
・ヴォルテックスでのドクターのたった一人の友人はスリー・オブ・エイトであり、もちろんインプラントを付けているが、位置が違っている。主な悪人はマルセーユと設定されているようで、彼は口ひげをたくわえ、更に濃い色の髪をした浮気者の女たらしである。そして、その妻のトラットも悪人だ。彼女は半クリンゴン人ではなく、ナオミのように半クタリア人である。クリンゴンの姿ではないが、更に怒りやすくなっている。
・ヴォルテックスの艦長はジェンキンズ艦長で、喧嘩っ早い精神病の独裁者。一方彼女の副長はキャタイニーで、ポニーテイルと刺青をしたベイジョー人だが、またも刺青の場所は違う。その他のクルーには地球人のトゥルヴァックとトリル人のキャンバルがいる。キャンバルは「面白く見える」憂鬱症である。
・もちろん、ヴォイジャーのクルーにとっては楽しめない。特にトレスはマルセーユが妻にするように浮気をしているのを現行犯で捕まえ、彼女の偽者同様に逆上する。
・クルーはドクターに、このホロ小説を出版することは許されないことを納得させようとするが、ドクターは彼らの気持ちには関心はないようであり、その代わりに世界中へ訴える重要なメッセージであると考えている。パリスがドクターに小説を書くのが間違っていたことをわからせるため、ドクターに仕返しするためのちょっとした実証を行う時になって、やっとでドクターは出版者の Broht とコンタクトをとり、小説を変更しようとする。
・そしてドクターの本当の迫害者はヴォイジャーにいるのではなく、むしろ地球にいることになる。ドクターは Broht が既に本を出版し、内容を変更することを完全に拒否することを知る。無許可の発行は権利を侵害しているとして、本の全てのコピーを回収するようにいうが、Broht は彼がホログラムであるため、権利はないと応ずる。
・問題は調停に入り、ドクターはアーティストとして、更に連邦法の下で個人として扱われ、その結果権利が保証されることを主張する。
・(その後結論)

クルーが故郷の地球にいる親しい人々と直に話す方法を利用する一方、宇宙艦ヴォルテックス上における生活について描いた、ホログラムフィクションによるドクターの作品が騒ぎを起こす。ヴォルテックスの艦長がどのように描写されているかを発見し、ジェインウェイは楽しいどころかちっとも楽しくない。

自分の芸術的価値に感化され、ドクターは微妙にごまかされた宇宙艦のクルーについて、大げさで良いところのない描写をした、ホロ小説を出版する計画を立てる。

ドクターのストーリーで、彼の創作的衝動と、パリス提督やレジー・バークレイといったパスファインダー計画に関わる人々との更なる通信を扱う。

U.S.S.ヴォイジャーはアルファ宇宙域に次第に近づき、宇宙艦隊との直接的ではあるが短時間の通信の新しい方法が確立され、クルーは家族や友人とお互いに数分間連絡することができるようになった。確かにドクターは地球に家族も友人もいないかもしれないが、発行元に持ちこむためのホロ小説はあった……銀河系の反対側に取り残され、不思議と仲の良いクルーの物語; クルーは実質的には奴隷として働く彼らのホログラムのドクターのことを、ほとんど認めていない…。

ドクターが自分のホロ記憶を執筆する。

視聴率: 2.9 視聴率/4 占有率

レビュー: TrekWeb / Voyager's Delights / Section 31 [8.5/10点] / TrekWeb / IGN Sci-Fi [4/5点] / Michelle Erica Green / Trekker Newsletter [3/10点] / Cynics Corner [7.0点] / The Trek Nation [5/10点] / Cinescape / Star Trek Hypertext [4/4点]
第165話 "Q2" 直訳題「Q2」
画像 [UPN.com [その他の画像 1 / 2 / 3 / 4 / 5] / WebTrek] / 予告編 [Media Trek / UPN.com] / 画像 [STARTREK.COM] / 予告編 [Vidiot]
放送日 2001年4月11日

監督 レヴァー・バートン [TNG ラフォージ]

ゲスト
Q (ジョン・デ・ランシー) VOY第3シーズン "The Q and the Grey" 「レディQ」以来の登場
Q2 (キーガン・デ・ランシー ジョンの実の息子) Q の息子
Icheb (Manu Intiraymi) 前話に続いての登場
異星人司令官 (Michael Kagan)
Q-裁判官 (Lorna Rauer)
Q の 10代の息子である Q2 は、全能の力をもったいたずらっ子であり、一週間のリハビリ期間中に、気乗りのしないジェインウェイおばさんの元に置き去りにされ、その後に彼の復帰が連続体の判事たちによって考慮される。子供の力は一時的に奪われ、若い Q2 は進歩し始めるが、彼の父親の拒絶によって Q2 は出発点に戻され、ヴォイジャーのクルーは危険にさらされる。

始末に負えない息子に対処することができず、Q は彼をヴォイジャーに残し、少年が規律を学ぶだろうと希望するが、ジェインウェイはそうは思えない。

以下は大まかなあらすじ

・Q が息子である Q2 を休暇を過ごすために連れてくる。人間が話すことを見せるためだ。だが不幸なことに Q2 はクルー全員を困らせ、さらに 3隻のボーグ・キューブと交戦する羽目になってしまう。Q はジェインウェイに、Q連続体に平和をもたらすはずが、余計に混乱を招いていることを明かす。Q2 の母親、つまりレディQ は息子を見放し、Q に責任をなすりつけているのだ。
・Q が良い親ではないと結論付けられ、連続体は Q2 の力を取り去り、1週間ジェインウェイの保護下におくことにした。価値があると認められれば力を戻してもらえるが、そうでなければ、アメーバに変えられてしまう。
・Q2 はヴォイジャーで 1週間過ごす。Icheb と一緒に授業に出たり、トゥヴォックからスポーツの訓練を教わったり、パリスとデルタ・フライヤーを操縦したり、ジェインウェイと文章を書いたりする。彼が書いたエッセイ「私は Q。内部から見た連続体」をジェインウェイに見せている時、上級の Q が現れ、ヴォイジャーで俗世的なことしか学んでいないことに失望する。逆上した Q2 は部屋にこもり、Q は「模範的な Q らしさ」を見せることが必要だと言う。
・一方 Q2 は連続体が二度と受け入れてくれないことに気を病み、乗り気でない Icheb を連れてデルタ・フライヤーを盗む。フェイザーでシャトルドアを爆破して逃げ出し、空間の歪みを作って全く別の空間に行ってしまう。だがそこで、フライヤーは異星人の船に攻撃され、Icheb も負傷した。
・Q2 はヴォイジャーに戻り、自分を怒るより前に Icheb を助けて欲しいと言う。残念ながら未知の武器のためドクターは治療法がわからない。もう一度戻って相手の異星人から情報をもらうしかないと Q2 に話すジェインウェイ。
・ジェインウェイと Q2 はデルタ・フライヤーで異星人の船のところへ戻り、その艦長は情報の提供に同意した。しかし Q2 の行動に対してジェインウェイが罰せられなければならない。Q2 はジェインウェイをかばい、自分が責任を取るという。すると異星人の艦長が Q に変わり、これは全て試験だったと説明する。結果 Q2 は連続体に戻るが、Q は永遠に息子を保護しないとならなくなった。Q2 が去り、Q も続いて去る…だがその前に、ちょっとした「お礼」をジェインウェイにしていった。ヴォイジャーの故郷への旅が、数年縮まるという礼を。

ヴォイジャーがボーグに激しい攻撃を受ける。

親になるのは容易なことではない、それは Q にとっても。ジェインウェイ艦長と U.S.S.ヴォイジャーのクルーは Q の子供をもつための探求にとても役立つため、彼は「キャシーおばさん」に彼の息子に重要な美徳というものを教えさせることに決めた。すっかり成長したように見えるが、若い Q は彼の短気な父親より扱いにくいことがわかり、全能の力のために、若者をしつけることは不可能なだけではなく、同時に極めて危険であることもわかる。

2人の Q が戻ってくる。Q の 10台の息子が名付け親のジェインウェイの助けを必要とする。
視聴率: 3.0 視聴率/5 占有率

レビュー: TrekWeb / IGN Sci-Fi [2/5点] / Section 31 [8/10点] / Hypertext [1.5点] / The Trek Nation [6/10点] / Michelle Erica Green / Cinescape
第164話 "Human Error" 直訳題「人間的な欠陥」
放送日 2001年3月7日

監督 Allan Kroeker

ゲスト
Icheb (Manu Intiraymi) "Lineage" 以来の登場
セブンの個人的・社会的な関係の研究が続く中、彼女はますます気楽にクルー仲間と成長し、恋愛関係を含めた人間の経験と感情の全てを経験できるようになる。

・セブンの皮質ノードが、強い感情をもつのを妨げていることが判明する
・トレスが赤ちゃんを水浴びさせる。一度はセブンのホロプログラムの中で、もう一度は現実で、セブンはいない。現実の方ではドクターが子守唄を歌う
・セブンの空想生活では宇宙艦隊の制服を着ることを要求したり、個室をもらったりする。部屋は最初は殺風景だが、後で家庭的になる
・さらに幻想ではボーグ・インプラントをつけておらず、再生の必要もない
・予告編にあるのはセブンがチャコティを夕食に招いたところで、セブンが自分で料理した味を確かめさせるシーン。チャコティは事前にプログラムされたホログラム

チャコティがセブンの部屋にいるシーンが長い (私服で)。

セブンの性的な探求の中で、チャコティのホログラム映像とキスをする?

U.S.S.ヴォイジャーは未知のグループによって武器試験場として使われている危険な領域に入る。危機を脱するよう針路を取るため、セブン・オブ・ナインの長距離スキャンに頼らねばならなくなった。しかしセブンは、個人的な経験によって次第に取り乱していく。その経験とは仲間のクルーに対処する方法が永久に変わってしまうようなものだった。

セブンが幻想的な生活の中で、人間的な欠陥を探っていく。
視聴率: 3.4 視聴率/ 5占有率

レビュー: Section 31 [9/10点] / About.com / IGN Sci-Fi [4/5点] / Trekker Newsletter [6/10点] / Fandom.com [7/10点] / TrekWeb / Michelle Erica Green / Great Link / Cynic [5.0点] / J-Team / Hyper Text
第162話 "Workforce, Part I" 直訳題「要員(前編)」
放送日 2001年2月21日

監督 Allan Kroeker

ゲスト
Jaffen (James Read)
Kadan (Don Most)
Umali (Iona Morris)
保安士官 (Robert Mammana)
監督者 (Tom Virtue VOY "Eye of the Needle" 「ワームホールの崩壊」、"Twisted" 「空間変動波」のバクスター役)
軍医 (Damara Reilly)
保安士官その2 (Matt Williamson)
以下の内容は後編と重複する可能性があります

誘拐、洗脳、そして異星人の要員として統合され、ジェインウェイと 130人のヴォイジャーの仲間は、彼らを身も心もヴォイジャーに戻すためのチャコティの努力も虚しく、全員過去の歴史を忘れてしまった。トゥヴォックは捕まっているにも関わらず、継続的な精神同化に抵抗する。しかしジェインウェイを含めた他の者は環境と新しい知人に満足するようになり、彼女は魅力的な恋人を見つけた。

ジェインウェイは Jaffen という労働者仲間と恋に落ちる。

チャコティ、キム、ニーリックスは貿易任務の後、ヴォイジャーとランデヴーしようとするが船もクルーも見当たらない。一方、遠く離れた惑星では、ジェインウェイとヴォイジャーの残りの元クルーは新しい仕事を始めていた。かつては命を共有したことをお互いに忘れ、ヴォイジャーのクルーは巨大な産業の要員に統合されてしまった。

ヴォイジャーのクルーの大部分が、Quarren 星で働かされる。

ジェインウェイと悪漢たちが異星人の都市で「要員」になる。
視聴率: 3.0視聴率/ 5占有率

レビュー:Section 31 [8/10点] / TrekWeb / Trekker Newsletter [8.6/10点] / Cinescape / Mania / IGN Sci-Fi [3/5点] / Cynic [7点]
第163話 "Workforce, Part II" 直訳題「要員(後編)」
放送日 2001年2月28日

監督 ロクサン・ドースン [トレス]

ゲスト
Yerid (Robert Joy)
Ravok (Jay Harrington)
保安士官その3 (Joseph Will)
内容は前編と重複する可能性があるので、そちらもご覧下さい

ドクターとキム少尉が船を守っている頃、チャコティとニーリックスは異星人の発電所に転送で侵入する。誘拐されたヴォイジャーのクルーの場所を突き止め、彼らの本当の個性を悟らせるためだ。トゥヴォックはセブンと共に認識の種をまいたが、他の者は過去のことを記憶しておらず、チャコティが 3人の首謀者を発見し、人間の貨物の中で彼らの取引を明らかにすることができるまで、彼は差し迫った危険な状態におかれることになる。

U.S.S.ヴォイジャーのクルーの大部分が、Quarren と呼ばれる種族の産業労働者として命を捧げるように洗脳される。チャコティ、キム、ニーリックス、そしてドクターはクルーを元に戻し船に帰らせるための探索の中で、圧倒的に劣勢な状況であることに気づいた。しかし、惑星上のチャコティと軌道上のヴォイジャーに Quarren 軍が接近する頃、ジェインウェイと残りのクルーは身を捨てて行動する。

視聴率: 3.2 視聴率/5 占有率

レビュー: Section 31 [8/10点] / TrekWeb.COM / Mania / IGN Sci-Fi [3/5点] / Trekker Newsletter [8.5点] / Cynics [7.5点]
第161話 "The Void" 直訳題「空虚」
放送日 2001年2月14日

別題 "Federation"

監督 Mike Vegar

ゲスト
Valen (Robin Sachs)
Garon (Scott Lawrence)
Bosaal (Michael Shamus Wiles)
Fantome (ジョナサン・デル・アルコ TNG "I, Borg" 「ボーグ“ナンバー・スリー”」、"Descent" 「ボーグ変質の謎」のヒュー役)
Loquar (Paul Wilson)
特別な外交努力により、ジェインウェイは数隻の攻撃的な異星人の船と同盟を組む。空間の虚空に共に囚われており、生き残るためにはお互いを餌食にすることしかできない。

言葉ではなく音に反応する、無口な異星人が登場。その他これまでに見られたものを含む、デルタ宇宙域の異星人や船も多数登場。

U.S.S.ヴォイジャーのクルーは船が脱出できないような暗黒の虚空に囚われてしまう。判明した唯一の生き残る方法は先に到着していた弱小な船団を餌食にすることであった。資源は減少していき、ジェインウェイ艦長は宇宙艦隊の基礎となる原則に執着するか、もしくはこの奇妙な場所で、結果が方法を正当化させ、ヴォイジャーが生き残るための略奪者にならなければならないことに譲歩するかを決めなければならない。

船を拘束から逃れさせるため、ジェインウェイは異星人と同盟を組まなければならない。
視聴率: 3.1 視聴率/ 5 占有率

レビュー:Section 31 [8/10点] / TrekWeb / IGN Sci-Fi / Trekker Newsletter / Cynics Corner [8.5点] / Fandomshop
第160話 "Prophecy" 直訳題「予言」
放送日 2001年2月7日

旧題 "Descendants"

監督 Terry Windell

ゲスト
Kohlar (レン・T・ブラウン TNG "Manhunt" 「魅せられて」の輸送船パイロット役)
T'Greth (シャーマン・ハワード TNG "Suddenly Human" 「宇宙孤児ジョノ」のエンダー艦長、DS9 "Shakaar" 「シャカールの乱」の Syver 役)
Ch'regha (Paul Eckstein VOY "The Killing Game" 「史上最大の殺戮ゲーム」の若いヒロージェン役。DS9 "Rocks and Shoals""The Dogs of War" にも出演)
Morak (Peggy Jo Jacobs)
流浪していたクリンゴン人の一団が妊娠中のトレスと出会い、彼らはベラナの子供を長い間待ち望んでいた救世主だと誤解し、運命を赤ん坊と共にすることに決める。200人以上の旅するクリンゴンがヴォイジャーに乗船するという破滅的な現実に突き当たり、トレスと前進的な考えをもつクリンゴン人指導者の Kohlar は、自分たちの聖典を触媒として使い、適した惑星へ集団移住させる計画を考え出した。

初めてパリスがバトラフで戦闘する。

クリンゴン人たちは自分たちの種族の救世主、Kuvah'Magh を何世代にも渡って探している。

何世代も前、あるクリンゴン戦艦が自領域を離れ、未知の宇宙に向かった。最初のクルーの子孫たちがデルタ宇宙域の U.S.S.ヴォイジャーに偶然出会い、ジェインウェイ艦長の第一の問題は、連邦とクリンゴン帝国間の戦闘が終わって久しいことをクリンゴン人にわからせることだ。その後、クリンゴン艦が破壊され更に処理しにくい問題が浮上する。200人以上のクリンゴン・クルーは、古代の予言をかなえるためにヴォイジャーで過ごさなければならないことに気づいた。

パリスとトレスの関係を解決するストーリーの中で、ヴォイジャーは何世代にも渡って旅をしているクリンゴン船に遭遇する。そのクリンゴン人の子孫たちは、アルファ宇宙域からデルタ宇宙域に向けて大昔に出発したので、連邦との戦争が既に終わったことを理解できない。
視聴率: 3.0 視聴率/5 占有率

レビュー: TrekWeb / Section 31 [A] / IGN Sci-Fi [3/5点] / Cinescape
第159話 "Repentance" 直訳題「後悔」
放送日 2001年1月31日

監督 Mike Vejar

ゲスト
Iko (Jeff Kober)
Yediq (Tim DeZarn TNG "Starship Mine" 「謎の潜入者」のサトラー、VOY "Initiations" 「ケイゾン戦士誕生」のハリーズ役。DS9 "Wrong Darker then Death or Night" にも出演)
Joleg (F.J. Rio DS9 "Hard Time" 「つくられた記憶」などのエンリケ・ムニス役)
ヴォイジャー保安部員 (Greg Poland 映画 "Star Trek: Insurrection" 「スター・トレック 叛乱」のエローラ人士官その2役)
セブン・オブ・ナインは、ドクターの医療処置によって回復した、暴力的な異星人の囚人が経験する重罪を目撃し、集合体で何千人に負わせた痛みについての抑圧された感情に直面する。

8人の死刑囚が登場。Nygean と Benkaran という 2つの新種族が出る。

U.S.S.ヴォイジャーのクルーは、死刑が予定されている受刑者を護送中の、ひどくダメージを負った船のクルーと乗船者を救出する。ドクターとセブン・オブ・ナインは基礎となる法律を変えるような発見をし、ジェインウェイ艦長たちクルーは、不安定な船に危険を及ぼさないように艦隊の誓いと正義の間の中間領域に踏み込まなければならなくなった。

セブンはヴォイジャーが護送している死刑囚と関係を発展させる。現代の死刑制度問題に関係している。

セブン・オブ・ナインは異星人犯罪者と「奇妙な関係」を発展させる。
視聴率: 2.9 視聴率/4 占有率

レビュー:Section 31 [7/10点] / Cinescape / Mania / TrekWeb / IGN Sci-Fi [3/5点] / Delta Blues / SyFy World [79/100点] / Cynic [6.5点]
第158話 "Lineage" 直訳題「血統」
放送日 2001年1月24日

旧題 "Inner Child"
監督 Peter Lauritson

ゲスト
幼いベラナ (Jessica Gaona)
ジョン (Juan Garcia)
カール (Javier Grajeda)
ディーン (Paul Robert Langdon)
エリザベス (Nicole Sarah Fellows)
マイケル (Gilbert R. Leal)
Icheb (Manu Intiraymi) 連続して登場
重大な発表によって、最初は有頂天になるトレスだが、すぐに彼女の子供時代への不幸なフラッシュバックに取り付かれる羽目となる。

トム・パリスとベラナ・トレスは 2人の生活に長期間の影響を及ぼす関係において衝突する。幼い頃、トレスと父親は家族でキャンプ旅行に参加し、そこで何かが起こった……どれだけテクノロジーを使っても誤りを直せないというパリスの意志に対し、取り返しのつかない決定をトレスにさせる結果になる、何かが。

トレスは彼女とパリスの将来の幸せに関する固い決意に直面する。この新婚のカップルの関係に新たな転換点が生まれる。今日に続く、幼いトレスの頃のフラッシュバック・シーンがある。このシーンはキャンプ場で、トレスの成長と生い立ちにとって決定的なものだったと判明する。

妊娠したトレスは、自分が最も軽蔑する「半分のクリンゴン」を消すため、お腹の子供に遺伝子操作を行おうとする。
視聴率: 2.8 視聴率/ 4占有率

レビュー: Section 31 [8.5/10] / Delta Blues / Cynics Corner [9.0点] / TrekWeb.COM / Fandomshop / IGN Sci-Fi [4/5点]
第157話 "Shattered" 直訳題「粉々になった」
放送日 2001年1月17日

監督 Terry Windell

ゲスト
ナオミ・ワイルドマン (スカーレット・ポマーズ) 第6シーズン "Fury" 以来の登場
成長したナオミ (Vanessa Branch)
Icheb (Manu Intiraymi) "Nightingale" 以来の登場
成長した Icheb (Mark Bennington)
セスカ (マーサ・ハケット) 第3シーズン "Worst Case Scenario" 「反乱」以来の登場
Rulat (Anthony Holiday)
ケオティカ博士 (Martin Rayner) 第5シーズン "Bride of Chaotica!" 「侵略されたホロデッキ」以来の登場
ロンザック (ニコラス・ワース DS9 "Progress" 「第五の月“ジェラドー”」のリセピア人船長、"A Simple Investigation" 「オドーの恋」のソーム役) "Bride of Chaotica!" 以来の登場
ヴォイジャーは突然無数に分割された時間帯に分けられ、それは遠い過去から未来まで 20年に渡る範囲に及んだ。チャコティだけがその中を移動することができる。チャコティはこの現象と破滅的な出来事を止める方法を理解しているが、敵対的なクルーと気の進まないジェインウェイを納得させなければならない。彼ら全員は、何年も前の過去に存在しているのだ。

・登場するシーンは、"Caretaker" 「遥かなる地球へ」、"Basics" 「ケイゾン総攻撃」、"Macrocosm" 「巨大ウィルス」、"Bride of Chaotica" 「侵略されたホロデッキ」、加えて冒険が始まる前と、現在から 17年後の未来。
・完全なボーグであるセブンが登場。
・あるシーンではトゥヴォックが死亡。
・可能性の未来でジェインウェイ、チャコティ、セブンが全員死亡。

[上記のような内容を含んだ「脚本 (台本)」の最終稿とされるものがインターネットで出回っていますが、それ自体の真偽は別にしても、放送前の完全な脚本を漏洩することは一線を越えた行為と思われるため紹介は割愛します]

チャコティはディープ・スペース・ナインを発つ前のジェインウェイに出会う。ケイゾンも登場。

マーサ・ハケット演じるセスカが再登場。第3シーズン "Worst Case Scenario" 「反乱」以来。

時空異常が U.S.S.ヴォイジャーを襲い、チャコティを直撃する。さらに、船の各区域を本来の歴史とは違った時間枠に分割してしまった。ドクターが時空電光の効果を弱めるためにクロノトン血清を作った後、チャコティは彼だけが船を自由に動き回れるクルーであることを知る。ヴォイジャーの過去・現在・未来のクルーと協調しながら、チャコティは事件を通常に戻す方法を探さなければならない。

タイムトラベルによって、チャコティはデルタ宇宙域に飛ばされる前のヴォイジャーとジェインウェイを導く。ジェインウェイは過去の重要な瞬間、そして船を時間粉砕してしまうような異常現象から逃れられない場合に起こる、未来のいくつかのポイントに直面する。
視聴率: 2.8 視聴率/ 5占有率

レビュー: Section 31 [9/10点] / About.com / Michelle Erica Green / IGN Sci-Fi [1/5点] / Cynic's Corner [7.0点] / Cinescape / TrekWeb / SyFy World / Delta Blues / TrekToday [2点] / Delta Blues
第155話 "Flesh and Blood, Part I" 直訳題「生身の人間(前編)」
放送日 2000年11月29日

監督 Mike Vejar
ゲスト
アルファ・ヒロージェン (ヴォーン・アームストロング TNG "Heart of Glory" 「さまよえるクリンゴン戦士」のコリス司令官 (Commander Korris)、DS9 "Past Prologue" 「スペース・テロリスト ターナ・ロス」のガル・ダナー (Gul Danar)、VOY "Eye of the Needle" 「ワームホールの崩壊」のテレク・ルモール (Telek R'Mor) 役。DS9 "When It Rains...""The Dogs of War"、VOY "Survival Instinct""Fury" にも出演)
ベータ・ヒロージェン (Michael Wiseman)
Donik (Ryan Bollman)
ヒロージェン 1 (Todd Jeffries)
ヒロージェン 2 (Chad Halyard)
ヒロージェン 3 (Don McMillan)
Iden (Jeff Yagher)
Kejal (Cindy Katz DS9 "Second Skin" の Yteppa 役)
Weiss (スペンサー・ギャレット TNG "Drumhead" のサイモン・ターセス乗組員 (Crewman Simon Tarses) 役)
以下の内容は後編と重複する可能性があります
ドクターの忠誠心はヴォイジャーへの忠誠と、緊張状態にある自分と同類のホログラムの一団に対する共感で分断される。
ジェインウェイがヒロージェンにホログラム技術を貸した時、狩りのために使うようには意図していなかった。しかしヒロージェンはまさにそれを行い、結果としてより挑戦的な獲物となるようにホログラムをアップグレードした。だがこの干渉は裏目に出てしまい、ホログラムはヒロージェンに対して反乱を起こす。ヒロージェンはジェインウェイの助けを求めた。艦長の努力はドクターの忠誠の裏切りによって一層厄介な問題になる。彼はカリスマ性のあり、抜け目のないホログラムのリーダー、Iden の誘いで仲間になる。

ドクターが裏切り者のホログラムたちを助けるために反逆を犯し、ジェインウェイとヴォイジャーのクルーは驚く。彼らホログラムは機能を向上させられ、適合性をもたされ、ヒロージェンにとって闘争的な獲物に変化させられていた。ヒロージェンとホログラムの激しい戦闘の中で、ドクターは「自分と同じ種族」に同情を感じ、U.S.S.ヴォイジャーの防御周波数の情報を彼らの船に送信する。その結果ヴォイジャーは攻撃に対して無防備になった。

不完全なホロキャラクターを表現するため、ヴォイジャーのキャラクターに「似た人たち」が使われた

U.S.S.ヴォイジャーはヒロージェン訓練施設からの救難信号に応える。その結果として、ヒロージェンの死体が散乱するホログラムの環境を見つけただけだった。以前、ヒロージェンに対してジェインウェイ艦長から狩りの訓練のために与えられたホログラムの技術は、獲物が狩人になる段階まで改良されていた。このホログラムは自意識をもつようになっただけではなく、実質的に新しい種族であり、「有機体の」奴隷制度と残忍さから逃れようとしていた。「彼ら自身」を解放させようとし、ホログラムたちはドクターを誘拐する。彼はその後すぐに、ヴォイジャーへの忠誠と、ホログラムの仲間との間で板挟みになる。

第4シーズンの "The Killing Game" 「史上最大の殺戮ゲーム」で、ヒロージェンに与えられたホログラム技術が問題を引き起こす。

2000年11月に放送される 2時間エピソード。ヴォイジャーは自己意識をもったホログラムの集団に遭遇する。彼らは迫害者に反乱を起こしていた。このことで、ドクターはヴォイジャーへの忠誠か、自分の仲間かを選ぶ決断を迫られる
視聴率: 3.4 視聴率/5 占有率

レビュー: Cinescape / Entertainment Weekly [B+] / Cinescape / Trek Nation / TrekWeb / Mania / IGN Sci-Fi [4/5] / Section 31 [8/10点] / Cynics [6.5点] / About.com / Tube Review [C-]
第156話 "Flesh and Blood, Part II" 直訳題「生身の人間(後編)」
放送日 2000年11月29日

監督 David Livingston
ゲスト
新しいアルファ・ヒロージェン (Paul S. Eckstein VOY "The Killing Game, Part I and II" 「史上最大の殺戮ゲーム(前)(後)」の若いヒロージェン役。DS9 "Rocks and Shoals""The Dogs of War" にも出演)
その他のゲストは前編にも出演
内容は前編と重複する可能性があるので、そちらをご覧下さい
第154話 "Nightingale" 直訳題「ナイチンゲール」
放送日 2000年11月22日

旧題 "The Command"
監督 レヴァー・バートン [TNG ラフォージ]
ゲスト
Icheb (Manu Intiraymi) "Imperfection" 以来の登場
Loken (Ron Glass)
Terek (Scott Miles)
Dayla (Beverly Leech)
Geral (Paul O'Brien)
Brell (Bob Rudd)
Anari 司令官 (Alan Brooks)
ヴォイジャーの大規模なメンテナンスで動力源がダウンしていた頃、表向きは人道的な任務を行っている Kraylor 艦は交戦中の Annari によって集中攻撃されていた。ハリー・キムは無能力な船の指揮を引き受ける許可を受け、セブン・オブ・ナインの補佐で、その船を故郷に帰させる。しかしキムの新しい身分は増長され、Annari の攻撃下で指揮を執るための訓練を受けてしまう。

ニーリックス、セブン・オブ・ナインと共にデルタ・フライヤーでディリチウムを捜している中、キムはデルタ宇宙域の 2種族間の争いに巻き込まれる。Kraylor 艦を破壊から何とか守ろうとしている時、その艦の指揮クルーが殺され艦長が必要になった。これまでの宇宙艦隊の経歴を全て少尉として過ごしてため、キムはその申し出に誘惑され、船の指揮を引き受ける。だが、複雑で危険な争いの中、指導者としての重圧に耐えなければならないことを間もなく知る。

キムを中心としたエピソード。ヴォイジャーが帰郷できないかもしれないことを考えたキムは壁にぶつかる。完璧に仕事をこなしているのに少尉だということで行き詰まりを感じる。宇宙艦の艦長になることを夢見たキムは、本当にその夢がかなう機会に直面する。自分の望みか、ヴォイジャーの家族への忠誠を優先するかで葛藤する。
視聴率: 2.8/5

レビュー: Section 31 [6.5/10] / TrekWeb / Fandom.com (1) / (2) / Cynics
第153話 "Body and Soul" 直訳題「身も心も」
放送日 2000年11月15日

監督 ロバート・ダンカン・マクニール [パリス]
ゲスト
Ranek (Fritz Sperberg DS9 "One Little Ship" に出演)
Jaryn (メーガン・ギャラガー DS9 "Invasive Procedures" 「突然の侵入者」のマリール (Mareel)、DS9 "Little Green Men" 「フェレンギ人囚わる」のガーランド看護婦 (Nurse Garland) 役)
T'Pel
艦長
セブンは Lokirrim の追跡者からドクターを守るために、彼女の体にドクターのホログラムを隠した。人間の感覚を経験するというドクターの喜びは、セブンの肉体的・心理的な厳しい規律と衝突する。そしてそれは、セブンに惹かれる異星人艦長によるロマンチックな誘惑と、一緒に働く女性異星人に惹かれるドクターの誘惑によって、悪化するばかりである。

トゥヴォックがポンファーになる。パリスが医学的に助けようとする

パリスとトレスのラブシーンがある

デルタ・フライヤーの実験を行っている時、セブン・オブ・ナイン、ハリー・キム、そしてドクターはデルタ宇宙域の種族から攻撃される。その種族はドクターのような「光通信学」を天敵とみなしていた。時間が尽き、ドクターは手近な場所に隠れなければならない…セブン・オブ・ナインのボーグ・インプラントへの避難だ。セブンの意識を乗っ取り、ドクターは生き延びるためにセブン・オブ・ナインとして違和感のないように振舞わなければいけなくなった。

ドクターのプログラムが緊急の隠れ場を必要とし、ドクターはセブン・オブ・ナインの精神の中に入る。

ドクターがセブン・オブ・ナインの中にダウンロードされ、彼女の体を乗っ取る。
視聴率: 3.6 視聴率/5 占有率

レビュー:Cinescape / AnotherUniverse / TrekWeb / Section 31 [7/10] / IGN Sci-Fi [5/5] / SyFy World [95/100] / Cynic's Corner / Fandom / Tube Review [B+] / Star Trek: Hypertext
第152話 "Inside Man" 直訳題「潜入スパイ」
放送日 2000年11月8日

監督 Allan Kroeker
ゲスト
バークレイ/ホロ・バークレイ (Barclay/Holo-Barclay) (ドワイト・シュルツ) VOY 第6シーズン "Lifeline" 以来の登場
ディアナ・トロイ (Deanna Troi) (マリーナ・サーティス) VOY 第6シーズン "Lifeline" 以来の登場
パリス提督 (Admiral Paris) (リチャード・ハード) VOY 第6シーズン "Pathfinder" 以来の登場
ピート・ハーキンズ中佐 (Cmdr Pete Harkins) (リチャード・マクゴナグル TNG第110話 "New Ground" 「新ワープ航法ソリトン・ウェーブ」のジャダー博士 (Dr. Ja'Dar) 役)
Leosa (Sharisse Baker-Bernard)
宇宙艦隊がアルファ宇宙域へヴォイジャーを送る計画をもった、レジナルド・バークレイ中尉のホログラム版を送信し、クルーは喜ぶ。ドクターとセブン・オブ・ナインがホロ・バークレイを手伝っている頃、ハーキンズ中佐やパリス提督がいるパスファインダー計画研究所に戻った本物のバークレイは、プログラムがフェレンギ人によって乗っ取られ、再プログラミングされていることを悟る。彼らの目的と方法を知り、バークレイはカウンセラー・ディアナ・トロイに協力を求める。

・バークレイが宇宙艦隊司令部からの最新のデータストリームから、ホログラムとして現れる。彼は「測地褶曲」を使うことによって故郷へ帰れるかもしれないという方法の知らせを伝える。連邦の科学者たちはアルファとデルタ宇宙域の両方で赤色巨星を取り囲む磁気フィールドに穴を開け、ヴォイジャーとクルーのために空間を通す近道を作る方法を見つけた。
・クルーは安全に旅するために作業を始め、ヴォイジャーを改良する。しかしアルファ宇宙域の勢力が密かに彼らに対して計画していることには気づいていない。ホログラムのバークレイは正確には現れるべきものではなかった。ドクターは以前会ったバークレイとの違いに気づく。
・ドクターはジェインウェイ艦長にホロ・バークレイを消去するように求める。その頃本物のバークレイは、プログラムが 3人のフェレンギ人によって妨害され、変更されていることを発見した。
・フェレンギ人はセブン・オブ・ナインのボーグ・ナノプローブに興味をもち、それで儲けを得ようとしていた。結果としては、ヴォイジャーが故郷に (距離的には) 何の進展もなかった。

休暇を過ごすトロイのところへバークレイが訪れるというシーンの撮影で、背景にロサンゼルス州のビーチが使われた。

U.S.S.ヴォイジャーのクルーはアルファ宇宙域の宇宙艦隊から転送された定期「メール」の中から、意外なおまけを受け取る。レジー・バークレイのホログラムが現れ、クルーに数日で帰郷できるような新計画を話し、皆が元気付けられた。この計画は理論上危険に思えるが、バークレイ・ホログラムはリスクは最小限のものだと説得する。ところが一方、宇宙艦隊では、本物のレジー・バークレイは彼の分身の行動に全く気づいていなかった。

宇宙艦隊のデータ流を送ったスパイにまつわる話。
視聴率: 3.0 視聴率/4 占有率

レビュー:SECTION31.COM [8/10] / Cynics Corner [7.0] / Mania Magazine / IGN Sci-Fi [2/5] / TrekWeb / Tube Review / Tube Reviews [D+] / Trek Nation
第151話 "Critical Care" 直訳題「重大な看護」
放送日 2000年11月1日

監督 Terry Windell

ゲスト
Gar (John Kassir)
Chellick (Larry Drake)
Dysek (Gregory Itzin)
Voje (Paul Scherrer)
ドクターは、ある惑星に強奪される。そこでは重大な医療は社会的な地位と、患者の植民地への重要度によって分配されていた。ドクターの技術と知識は、この異星人社会にとって極めて重大なものであるが、ヴォイジャーのしぶとい捜索と救出も、独裁的な規則をごまかすためのドクターの発明も、誘拐犯たちは予測してはいなかった。

撮影には、50人以上の怪我や病気のメイクをしたエキストラ俳優が動員された。ドクターは複数階をもつ病院船に乗ることになる

ドクターのプログラムがヴォイジャーから盗まれ、巨大医療艦で働かされる。ジェインウェイとクルーが捜索している頃、ドクターは病院船で病気になったり死にかけている者たちに対する、非倫理的な治療処置を目の当たりにし、自分で行動をとることを決めた
視聴率: 3.4 視聴率/5 占有率

レビュー:Section 31 [6/10] / TrekWeb / IGN SciFi [2/5] / AnotherUniverse / Delta Blues / Cinescape / SyFy World / Trek Nation
第150話 "Repression" 直訳題「抑圧」
放送日 2000年10月18日

監督 Rick Kolbe
ゲスト
Teero (Keith Szarabajka)
チェル (Chell) (Derek McGrath) VOY第16話 "Learning Curve" 「バイオ神経回路」 More 以来の登場。俳優も同じ! (ゲーム "Elite Force" での同キャラの声も担当)
Tabor (Jad Mager) VOY第102話 "Nothing Human" 以来の登場
Yossa (Mark Rafael Truitt)
Jor (Carol Krnic)
Doyle (Scott Alan Smith)
クルーの多くが気絶した状態で発見された後、トゥヴォックはこの奇妙な攻撃をした者の捜索を始める。その人物はマキの抵抗運動に関係した者だけを、チャコティやトレスを含め標的にしているようだった。被害者たちは見かけ上はすぐに回復した。しかし、何としても必要な船の指揮を行うために、催眠後暗示を用いて獲物を残していった略奪者の正体をトゥヴォックが突き止め、事件は驚くべき展開を見せる。

パリスの新しいホログラムとして、映画館が登場。立体眼鏡やポップコーンで楽しむ。

チェル (Chell) が登場。VOY第16話 "Learning Curve" 「バイオ神経回路」にも登場したボリア人のマキ出身クルー。新作ゲーム "Voyager: Elite Force" にも登場

危険な攻撃が続く中、マキの元メンバーたちが特別扱いされているように思われた。そのうち、全クルーの安全が危険にさらされる。トゥヴォックがその調査を行い、論理的な理由がないため挫折してしまうが、すぐに彼は驚くべき発見をする

宇宙艦隊とマキのクルー間での緊張が再び高まる。数人の宇宙艦隊士官が元マキに対して対抗する「サイコスリラー」。恐らくヴォイジャーの帰郷を早めることと関係している
視聴率: 3.2 視聴率/5 占有率

レビュー:Section31.com [9/10] / TrekWeb / Star Trek: Hypertext [1.5] / IGN Sci-Fi [3/5] / AnotherUniverse / SyFy World / Cinescape / Trek Nation / About.com
第149話 "Drive" 直訳題「疾走」
放送日 2000年10月18日

監督 Rick Kolbe

ゲスト
Irina (サイア・バッテン Cyia Batten DS9 初代ジヤル役)
O'Zaal (Brian George)
Assan (Patrick Kilpatrick)
助手 (Benjamin Burdik)
Joxom (Robert Tyler)
以前は敵だった派閥同士の友好的な宇宙レースでデルタ・フライヤーに乗り、トム・パリスは突然の宇宙レースで反則、危険、そして結婚に導かれる。ベラナ・トレスとの関係が試練にさらされる頃、パリスは最終ラインを通過する時に強硬な反体制派がフライヤーを爆発させる計画であることを悟る。唯一の脱出法は、完璧な回避行動と結婚のプロポーズを行い、船と個人的な生活の両方の支配を握ることかもしれない。それを同時に。

新しく結ばれた領域同盟を祝して開かれる宇宙ラリーで、トレスは副操縦士として志願し、トム・パリスとの関係において再び火花を散らせようとする。しかし 2人はできたばかりの同盟を壊そうとする陰謀に巻き込まれることになった。

トム・パリスは命取りになるようなレースでデルタ・フライヤーに乗り、ベラナ・トレスとの関係が揺らぎ始める。彼は両方の状況を制御しなければならない。

パリスとキムが新造デルタ・フライヤーのテストを行っている時、競争に挑戦しようとしている謎めいたパイロットに遭遇する。その女性 Irina は、後に宇宙艦の競争が予定されていることを知らせる。すぐに、競争イベントに加わることになる。この宙域の 4つの違った文明間における、平和に向けての第一歩として意図されたものだ。しかし、参加者の一人はイベントの成功を邪魔することを決心していた。

パリスはデルタ・フライヤーを建造し終え、その結果星系を横断する競争に参加する。この競争は、長年の戦争の後に結ばれた新しい平和協定を祝うため、いくつかの複数の種族間で行われるものだった。トレスはパリスの副パイロットになる。別のチームの女性パイロットの通常の副パイロットが怪我したため、キムは彼女と組む。だが彼女は悪の本性を見せる。フライヤーを不正に操作して競争と平和を壊そうと企む、テロリストの一種だった。

パリスとトレスが結婚?

レース中に死にかけ、危機的な状況下でパリスとトレスが婚約を交わす。しかし結婚はシーズン半ばになる。

パリスとトレスが、デルタ・フライヤーで他の数隻の船と競争する
視聴率: 3.7 視聴率/6 占有率

レビュー:Cinescape / Fandom / Section 31 / IGN Sci-Fi / TrekWeb / Cynic's Corner / Star Trek: Hypertext / Trek Nation / Tube Reviews / Delta Blues
第148話 "Imperfection" 直訳題「不完全」
放送日 2000年10月11日

監督 David Livingston

ゲスト
Icheb (Manu Intiraymi)
Mezoti (Marley McClean)
Rebi (Cody Wetherill)
Wysanti 女性 (Debbie Grattan)
Azan (Kurt Wetherill)
救出異星人 #1 (Michael McFall)
セブンの目前に迫ったコア崩壊は、別のボーグに唯一の可能性のある解決法を考え付かせた。その解決法とは、彼のボーグ・コアを彼女へ転移させること。セブンは生理機能に対する潜在的な危険を悟り、すぐに彼の提案を拒絶する。しかしそのボーグが密かに自分の皮質接点を切断したことにより彼の理論は証明され、セブンの命は救われた。

セブン・オブ・ナインは、4人のボーグの子供のうち 3人がヴォイジャーを離れる時、感情的な反応を示す。しかしドクターは彼女が眼球インプラントに機能不全を起こしているかもしれないと確信する。独り残った若いボーグ、Icheb は、宇宙艦隊アカデミーに入ることに決める。その後セブンが頭痛がすることを訴え、それはボーグの部品を必要とする重大な手術をしなければならないものだとわかる。しかし、若いボーグである Icheb だけが、彼女を救うことのできる者かもしれない。

双子のボーグと Mezotti がいなくなるが、Icheb は残る。セブンのインプラントが動作を止め、クルーは数人の死んだボーグから代わりになるものを見つけようとする。それはうまくいかず、生きているボーグが必要になる。セブンは死にゆくように思えたが、その直前、Icheb は彼自身のインプラントを外して彼女を救う。彼は成熟室で完全に同化されていたわけではなく、若くて強いこともあり、生き残ることができた。

第6シーズン "Collective" でヴォイジャーに乗船した 3人のボーグの子供、Azan、Mezoti、Rebi の運命が決まる。彼らの最後の登場になる

"Unimatrix Zero, Part I" で破壊された初代デルタ・フライヤーに代わり、第2バージョンが登場

セブンはこれまでとは逆の立場、つまり反同化したジェインウェイを回復させる役割をになう

セブン・オブ・ナインが個人的な人間の経験を深める
視聴率: 3.6 視聴率/6 占有率

レビュー: Cinescape / IGN Sci-Fi [2/5点] / Fandom / Section 31 [8/10点] / Cynics Corner [7点] / Star Trek Fans / Mothership [C+] / TrekWeb / SyFy World / Delta Blues / Trek Nation / Star Trek: Hypertext
第147話 "Unimatrix Zero, Part II" 直訳題「単一母体ゼロ(後)」
第7シーズン (最終シーズン)・プレミア

放送日 2000年10月4日

監督 Allan Kroeker

ゲスト
ボーグ・クイーン (スザンナ・トンプソン Susanna Thompson)
Axum (Mark Deakins)
Korok (Jerome Butler)
独立したドローン (Andrew Palmer)
異星人男性 (Clay Storseth)
異星人少尉 (Ryan Sparks)
(Joe Axelrod)
STARTREK.COM の映像クリップ (30秒) の内容
パリス:副長…
スクリーンでは、ボーグ・キューブが武器を発射してきた。
チャコティ:シールド最大。衝撃に備えよ。
キム:何者かが我々の戦術コントロールにアクセスしています。シールド、ダウン!
チャコティ:回避行動。
ヴォイジャーに衝撃。ブリッジでは火花が飛ぶ。
ドクター:センサー、オフライン。上陸班を見失いました。
キム:第5、6、7デッキに船体亀裂!
チャコティ:コース反転。
パリス:おいてはいけません!
チャコティ:ボーグは我々のアクセスコードを知っている。ここから離れるんだ。
ボーグキューブ。
ボーグ・クイーン:ありがとう…トゥヴォック。

集合体内の特定のボーグにとっての、サイバースペース空間であるユニマトリックス・ゼロは、何としてもそれを破壊しようとするボーグ・クイーンの脅威にさらされる。一方では、ジェインウェイとクルーが集合体に潜入するためボーグ・ドローンとして身を隠し、ボーグ・クイーンはユニマトリックス・ゼロの謎を解明するためますます自暴自棄になる。彼女はジェインウェイとユニマトリックス・ゼロを止めるため、自分の種族を壊滅させるという手段さえ使おうとする。

ジェインウェイ、トレス、トゥヴォックはウィルスを集合体に感染させ、そのためクイーンは感染したボーグが乗船している全ボーグ艦の破壊を始める。つまり船内の一人が感染していれば、何千ものボーグが死ぬことになる。クイーンはウィルスに感染した全ボーグを破壊するための対抗ウィルスを作り出し、それはユニマトリックス・ゼロの中で放出されなければならない。彼女の計画を妨げるため、ボーグたちはユニマトリックス・ゼロを避難し、しかも破壊する。トゥヴォックの神経抑制剤の効果がなくなりジェインウェイとトレスに反抗するが、何人もの (今や個性を持った) ボーグが数隻のボーグ艦を奪い、ヴォイジャーに 3人を返す。

最後で、クイーンに対抗したボーグとセブン・オブ・ナインは、クイーンからのメッセージを受け取る:「これは終わりではない…私は取って代わるだけだ…人間に対する我々の計画は始まったばかりに過ぎない」

[?] ジェインウェイ、トレス、トゥヴォックはボーグ・キューブに大混乱を起こさせる。ジェインウェイは直接、もしくは間接的に、ユニマトリックス・ゼロを通じてチャコティと接触する。チャコティは 第59話 "Unity" 「ボーグ・キューブ」での神経インプラントを通して、セブンの精神を使って接触を行う。
チャコティもユニマトリックス・ゼロを訪れ、そこでジェインウェイといくつかの瞬間を共有する。その中で 2人はキスするか、しそうになるが、ジェインウェイは消えてしまう。再生周期から目覚め、ユニマトリックス・ゼロを出てしまったため。このことによりセブンとチャコティはお互いの込み合った恋愛関係を知る。
脚本家が考慮しているもう一つの通信方法は、ジェインウェイがセブンにメッセージを送って行うやり方。このメッセージはほとんどが大事なものだが、中には個人的なものも含まれている。

[?] 長い間に渡って控えられていた、ジェインウェイとチャコティの関係に焦点が当てられる。ボーグとなったジェインウェイ、トゥヴォック、トレスは集合体にウィルスを放ち、ボーグ・クイーンにとっては混乱を引き起こす。ジェインウェイたちはユニマトリックス・ゼロを通じてヴォイジャーとコンタクトする。チャコティはセブンの神経インプラントと接触してユニマトリックス・ゼロを訪れ、そこでジェインウェイとの関係の問題に直面する。キスをするかもしれない。

[?] ボーグの最期が始まる

[?] 「ボーグの独立戦争」が起こる。
視聴率: 4.5 視聴率/7 占有率

レビュー: Section 31 [6/10点] / Cinescape / Mothership [B+] / Another Universe / Trek Nation [3] / TrekWeb / Star Trek Fans / IGN Sci-Fi [3/5点] / Star Trek: Hypertext / Cynics Corner [5.0点] / The SF Site
第146話 "Unimatrix Zero" 直訳題「単一母体ゼロ」
第6シーズン・フィナーレ

放送日 5月24日 放送終了

ゲスト
Axum (Mark Deakins 映画 "Star Trek: Insurrection" 「スター・トレック 叛乱」のトーネル役)
Korok (Jerome Butler)
Laura (Joanna Heimbold)
ユニマトリックス・ゼロはボーグ集合体の中にある場所で、ボーグのわずかの者が再生周期中に訪れる。この仮想現実の中では、彼らは個人のように行動し、思考することができた。しかしながら、再生周期が完了してしまうと、ボーグはこの夢のようなユニマトリックス・ゼロのことを何も覚えていない。ユニマトリックス・ゼロをボーグ・クイーンに発見されないようにするため、セブン・オブ・ナインが旧友によってこの場所に連れ戻された後、ジェインウェイ艦長は集合体の内部からボーグに反乱を試み、誘発するための最高の機会としてこの状況を利用する。

ボーグの一部が仮想の逃げ場を作り出す。そこは再生周期中に心理的に入ることのできる、自由と自然の楽園だった。しかし目が覚めると記憶から消えてしまう。ジェインウェイは、この突然変異がボーグの抵抗運動を起こすためのきっかけになりうることを考え付く。そしてセブン・オブ・ナインと共にボーグのトランスポンダーに目的のウィルスを埋め込むという、秘密の手続きにとりかかった。

セブン・オブ・ナインは夢の世界に引きずり込まれる。そこはボーグが睡眠周期中に存在するところだった。ボーグ・クイーンの支配に対する脅威となりうるため、ジェインウェイは利用することを考える。

突然変異を起こしたボーグたちが再生するためにアルコーヴ [休息するための壁の部屋] に入り、目が覚めるとサイバースペースにいる。彼らは 1日に 4時間いるが、そこを離れるといつものボーグに戻り、何も覚えていない。そこでジェインウェイは覚えさせるための方法を与えようとし、現実の世界で行動が取れるようになる。
集合体はこの場所を発見しそうになり、20億のうちの 20,000のボーグだけが来ているにも関わらず、集合体にとって脅威を与える。サイバースペースのボーグは外部の者に助けを求め、セブン・オブ・ナインが連れ戻される。彼女もこの変異を起こしており、かつてサイバースペースに来たことがあったからだ。集合体に見つからないように、外部からの手助けを頼まれる。ジェインウェイはこの場所を調べ、ボーグをこれ限りで解体させてしまう可能性があることを悟る。抵抗運動になりうると考え、現実世界でもボーグに個人を維持させる方法を探し始める。恐らくボーグの反乱につながる。
一方セブンは何年もの間この場所に来ていたが、覚えていなかった。しかし、ここにいた男性と恋愛関係にあったことを思い出し始める。

一種の仮想空間の話で、ボーグの一部が夢のような情景を観る。そこは、彼らの技術的で大量の思考が統制された社会から解放された世界。ボーグは再生周期中に、この母体に入る。母体の発生を知ったジェインウェイは、ボーグの反乱を起こす可能性を発見する。セブン・オブ・ナインと共にウィルスを埋め込む計画を立てるが、セブンは出会った男性のボーグに気を取られる。さらに彼女の父親を救出できるかもしれないという発見もする。混乱は続き、ジェインウェイ、トレス、トゥヴォックが同化され、デルタ・フライヤーは破壊され、そしてチャコティは俳優のロバート・ベルトラン自身は適切だとは思っていないことをやることになる。

ボーグ集合体を脅かすボーグたちによって夢の空想が生まれ、ジェインウェイとセブン・オブ・ナインはボーグ・クイーンの権力を密かに破壊する方法を探す。

第68・69話 "Scorpion" 「生命体8472」、第109・110話 "Dark Frontier" に続く、ボーグ 3部作の 3つ目。ボーグ内部で大きな抵抗運動が起こり、セブンオブナインが巻き込まれる。

パリスが中尉に戻る。ボーグの子供たちも関係する。

スザンナ・トンプソン演じるボーグ・クイーンが再登場。

セブン中心のストーリー。Unimatrix Zero (以下 UZ) は一種の巨大な再生地域で、一部のボーグ・ドローンだけが行くことを許される (ボーグ・キューブの中か、同化された惑星の中にあるのかは不明。亜空間の領域?)。そこで彼らはしばらくの間個性をもつことができる。セブンは UZ に送られた幸運なドローンの一人だったことがわかり、そこで別のドローンと恋愛関係になっていた。彼女は失った愛を探すため、UZ へ戻る。

デルタ・フライヤーが破壊され、ジェインウェイ、トレス、トゥヴォックがボーグに同化される。

ヴォイジャーは再びアルファ宇宙域とコンタクトを行う。

Magnus Hanson (セブンの父親) が集合体から救出される。
視聴率: 3.3 視聴率/5 占有率

レビュー: Space.com | Mania Magazine | IGN [4/5] | Cinescape | Tube Reviews [B] | TrekWeb | U.S.S. Maximillian | Star Trek: Hypertext [3/4] | Delta Blues [3.5] | Cynics Corner [4.0] | About.com
第145話 "The Haunting of Deck Twelve" 直訳題「第12デッキの幽霊」
放送日 5月17日 放送終了

監督 David Livingston
脚本 Michael Sussman, Kenneth Biller, Bryan Fuller

ゲスト
Icheb (Manu Intiraymi)
Mezoti (Marley McClean)
Celes (Zoe McLellan)
Azan (Kurt Wetherill)
Rebi (Cody Wetherill)
ニーリックスが船の子供たちに怖いおとぎばなしを語り、身の毛のよだつような現実は幻想へと変わる。

船のライトが点滅し故障した時、子供たちをなだめる使命を負ったニーリックスは、想像力を膨らませる。彼は現実のことを、幻想的で完全にもっともらしいストーリーに変え、本当は第12デッキに幽霊がいると信じさせた。
ニーリックスが語っている頃、電磁生命体が船を占領し、全生命維持装置を停止させてしまう。その生命体は自分たちがやって来た星雲に帰る必要があることを、ジェインウェイに伝えようとしていた。
あらゆる区域が見えないフォースフィールドによって遮断され、有毒ガスで満たされる。ジェインウェイは機関室で緊急指揮用の部署を設置する。

ボーグの子供たちに対する、ニーリックスによるキャンプファイヤー型の物語。

船のパワーが下がり、再生中の子供たちが目を覚ます。ニーリックスは物語形式で起こっていることを話す。

星雲の中を飛行している時、ヴォイジャーは船のシステムに損害をもたらすため星雲へ戻さなければならない生命体を乗せてしまう。クルーは船が星雲を通ったために不調が起こっているとしか考えず、しばらくは原因となっている知的生命体の存在に気づかない。最後には、クルーは生命体を生きるのに適した場所に送った。
視聴率: 3.0 視聴率/5 占有率

レビュー: scifi.ign.com [2/5] | Cinescape | Mania | TrekWeb | U.S.S. Maximillian | Space.com | Star Trek: Hypertext [1.5] | Cynics Corner [8.0] | About.com | Myrkr [3/5] | Delta Blues [2.5]
第144話 "Lifeline" 直訳題「命綱」
旧題 "I, Zimmerman"
放送日 5月10日 放送終了

監督
原案 John Bruno、ロバート・ピカード [ドクター]
台本 Joe Menosky

ドクターは死にかけている彼の製作者の命を救うため、30,000光年を旅する。彼のホログラフィック・プログラムは劣化し始めた。

ゲスト
バークレイ (ドワイト・シュルツ)
トロイ (マリーナ・サーティス)
ヘイズ提督 (ジャック・シュアラー) 映画 "Star Trek: First Contact" 「ファースト・コンタクト」などに登場
ヘイリー (Tamara Craig Thomas)
ヴォイジャーのドクターは、彼の死にかけている製作者に、未だ知られていない医療技術を施すため 30,000光年を旅する。その製作者とは、非常に気難しい、議論好きなジマーマン博士だ。しかしジマーマンの命を救うことは、ドクター自身のホログラム的存在をほとんど犠牲にしてしまう。

地球の「パスファインダー計画」がヴォイジャーに最初のデータを送信し、ドクターは困惑する知らせを受け取る──緊急医療用ホログラム (EMH) の製作者であるルイス・ジマーマン博士が末期の細胞病で死にかけており、余命は数ヶ月という知らせだ。一度も会ったことのない、この「父親」を救うため、ドクターのプログラムはアルファ宇宙域に送信された。

第130話 "Pathfinder" に続き、ディアナ・トロイ [マリーナ・サーティス] とレジナルド・バークレイ [ドワイト・シュルツ] が再登場。

到着した時、ジマーマンがドクターに何の興味もないことを知る。マーク I のホロドクターは不適格であるとわかり、プラズマコンジットの洗浄用に格下げされていた。既にマーク 4 EMH が作られようとしていた。2人のドクター=博士は何度も張り合い、喧嘩する。最後には、ドクターは博士を治療し、お互いに理解しあう。

バークレイとトロイは少ししか登場しない。

トロイはドクターと会話する。これは "Pathfinder" で、ヴォイジャーのクルーとの会話がなかったことに対するサーティスの不満に応じたもの。

トロイはかんしゃくを起こし、再びアイスクリームを食べる。
視聴率: 3.7 視聴率/6 占有率

レビュー: ANOTHERUNIVERSE.COM | Cinescape | IGN Sci-fi [4/5] | Space.com | TrekWeb | Delta Blues [5] | U.S.S. Maximillian | Cynics Corner [8.0] | Star Trek Fan | Star Trek: Hypertext [3.5] | Tube Reviews [C+]
第143話 "Fury" 直訳題「憤慨」
放送日 5月3日 放送終了

監督 John Bruno
原案 Rick Berman、Brannon Braga
脚本 Bryan Fuller、Michael Taylor

ケス [ジェニファー・リーン] が再登場。

ゲスト
ケス (ジェニファー・リーン)
サマンサ・ワイルドマン (ナンシー・ハウアー)
ナオミ・ワイルドマン (Scarlett Pomers)
ヴィディア人艦長 (ヴォーン・アームストロング TNG "Heart of Glory" 「さまよえるクリンゴン戦士」のコリス艦長、DS9 "Past Prologue" 「スペース・テロリスト ターナ・ロス」のガル・ダナー、VOY "Eye of the Needle" 「ワームホールの崩壊」のテレク・ルモールなどの役)
ケアリー (ジョッシュ・クラーク)
Azan (Kurt Wetherill)
Rebi (Cody Wetherill)
保安警備員 (Tarik Ergin)
ケスがジェインウェイとヴォイジャーを破滅させるため、執念深い女性となって戻ってくる。彼女の進化した心理能力を使い、ケスは過去へ旅し、ヴォイジャーのクルーを最初の、そして最も危険な敵の一つに何としても引き渡そうとした。

以前のクルーであるケスがジェインウェイ艦長に復讐を果たすために戻ってくる。クルーたちの内蔵を奪う異星人種族に、船を引き渡すために。

ジェインウェイ艦長への復讐を遂げるため、かつてのクルーの一員である憤怒したケスが、年取った姿でヴォイジャーに戻ってくる。彼女は船と乗っている人々を破滅させるような力をもっていた。生体の内蔵に頼って生きている種族、ヴィディア人にヴォイジャーを引き渡そうとする。

ケスが、かつてより強大な力をもって、戻ってくる。昔の優しいオカンパ人は、U.S.S.ヴォイジャーの以前仲間だったクルーに復讐するために戻ってきた。ジェインウェイ艦長は年取ったケスからの通信を受け、喜んで彼女を U.S.S.ヴォイジャーへ再び迎え入れる。しかしながら、ジェインウェイの喜びはすぐに驚きに、そして絶望に変わった。ケスは故意に彼女のシャトルでヴォイジャーを破壊し、強暴な殺人を行いながら乗船する。
ケスの強暴な行為は、彼女の肉体を若返らせ 4年前の過去へ戻るために、この船のワープコアを使うことで終わりを迎えた。過去に戻ったケスは、友人たちをヴィディア人に引き渡すという邪悪な計画を始める。

以下は詳細な内容 (新)
ヴォイジャーは小型船からの救難信号を受信する。それは年取り、衰えたケスが操縦していた。ジェインウェイ艦長は乗船を許可するが、ケスは速度を増して第9デッキに船を衝突させる。しかし、彼女は自分で衝突直前にヴォイジャー内に転送していた。

ヴォイジャー上で、冷酷になり激怒しているケスは、ヴォイジャーのシステムを停止させるために念力能力を使う。ケスは高レベルの神経エネルギーを放出し、ヴォイジャーは非常警報態勢になった。保安部員は機関部に向かうケスにフェイザーを発射する。命中したが彼女は回復し、怒りに叫んだ。その結果、周りの隔壁が炎と破片の爆発で吹き飛ばされた。

フェイザーを装備したトレスとセブン・オブ・ナインは、手の中で武器が変形し、歪曲したことに驚く。ケスはワープコアに手を触れた。トレスがやめさせようとした瞬間、エネルギーの波により吹き飛ばされる。セブンはトレスの遺体に駆け寄り、ケスは光の中に消えた。

ケスは消滅し、5年前のヴォイジャー上に戻っていた。ヴォイジャーがデルタ宇宙域に連れてこられてから、まだ数週間しか経っていない。本来のケスに忍び寄り、未来から来たケスは気づかれぬままハイポスプレーを注射し、意識を失わせた。

ジェインウェイは 2隻以上の船が長距離センサーに探知されて以来、すぐにヴィディア人に遭遇するかもしれないという別の問題に直面している。暗号チャンネルで、未来のケスはヴィディア人艦長と接触していた。ケスは彼にヴォイジャーを捕獲するのに必要な情報を提供する見返りに、自分を安全に故郷であるオカンパへ向かわせることを要求した。

一方、トゥヴォックは予感を経験しているようだ。通路を歩いている時、彼は壁面コンソールで仕事をしている若い女性を見る。振り返ったその女性はナオミ・ワイルドマンだった。トゥヴォックは貨物室までその少女を追いかけ、ドアが開いた時、彼はボーグの部屋で再生しているセブン・オブ・ナインとボーグの双子を目にする。

ドクターはジェインウェイ艦長にワイルドマン少尉が女の子の赤ん坊を妊娠していることを認める。機関部に戻り、トゥヴォックは再び未来の映像を見る。今回彼が見たものは既に未来で起こった出来事の断片的な再生で、年取ったケスが見ている前で、トレスがエネルギー波に吹き飛ばされるところだった。トゥヴォックは医療室に運ばれ、手術ベッドの上で震え始める。

ジェインウェイはトゥヴォックが機関部で倒れた時の、彼の近距離スキャンを調べることにする。トゥヴォックが倒れる直前に機関部でタキオン粒子の波動があったようだ。ジェインウェイはタキオンが通常、時間歪曲、つまりタイムトラベルによって生成されることを思い起こす。

チャコティはタキオンの検知が、医療室、水耕栽培室、そしてケスの私室で放射されていることを発見する。突然、ヴォイジャーはヴィディア人の攻撃を受けた。パリスはヴィディア人がヴォイジャーを詳しく知っていることに驚く。ワープから抜ける時刻だけではなく、シールド周波数まで知られていたからだ。キムはヴォイジャの第10デッキからヴィディア人に通信が行われていることを探知する。

ヴィディア人は第8デッキからヴォイジャーに乗船しようとする。ヴォイジャーに残されたチャンスは、船のその部分を爆発的に減圧することだ。強烈な爆発で、ヴィディア艦の接続パイロンは船から吹き飛ばされる。

ジェインウェイと未来のケスは対面する。ジェインウェイはチャコティに第11デッキの全プラズマ流をシャトル格納庫の命令コンソールに送るように命じる。エネルギーが弧を描いてケスの腕を通って体の中に流れ込んだ。ケスは強烈に体を震わせ、床に倒れる。

年取ったケスが未来で再びヴォイジャーに呼びかけた時、クルーには既に用意ができていた。今回はジェインウェイ艦長はワープコアを完全に停止させる。5年前に過去のケス自身が記録したメッセージの中で、年取ったケスの前に現れる。彼女は年老いたケスに、必ずしもクルーに対して怒りを抱く必要はないことを気づかせる。ジェインウェイは彼女にヴォイジャーのクルーは敵ではなく、いつも彼女のために部屋を用意していることを話す。しかし、ケスによれば、彼女がいる場所はどこにもないのだという。身体を化学組成に変化させ、ケスは分散し始め、消滅したのだった。


以下は詳細な内容 (旧)
年老いたケスが亜空間領域から現われ、ジェインウェイの助けを要求し、乗船する許可を求める。ケスは彼女のシャトルでヴォイジャーにぶつかり、第10デッキの半分が破壊された。彼女は感情を爆発させ、左右のコンジットを曲げ貨物を吹き飛ばしながら第11デッキを歩く。保安部員たちが止めようとするが殺された。ケスはワープコアから力を得るため、機関部に向かう。トレスはやめさせようとするが、同じように殺されてしまう。ワープコアを抱きしめたケスは、急に若い姿に戻り、消えてしまった。

次にケスが現れたのは、今から 3年前 (時間をさかのぼった)。老ケスは水耕栽培室で過去のケスを見つけて眠らせ、代わりにクルーに紛れ込む。ケスはジェインウェイを怒り、ジェインウェイの頭の中が宇宙を探検することで詰まっていることを非難し、自分のテレパシー的な側面を調査することをジェインウェイに納得させた。その結果ケスはまだ『光の生命体』になる準備はできていなかったことがわかる。ケスは無理矢理させられたのだと、ジェインウェイの責任にする。彼女は復讐としてヴィディア人にヴォイジャーを捕えさせるという恐怖の計画を始めた。

ケスの強いテレパシー能力により、トゥヴォックは異様な映像を見始める。彼はターボリストの中でナオミ・ワイルドマンを見て彼女と話をし、貨物室の中でセブンオブナインとボーグの双子を見た。この人物たちはまだ存在しておらず、出来事は起こってもいない…よって見ている人物や出来事を理解できず、トゥヴォックは困惑する。彼は上陸任務でデルタ・フライヤーを使おうともするが、まだ建造されてはいない。トゥヴォックは混乱し、自分を任務から外すように要求した。

ヴィディア人の攻撃が始まり、ジェインウェイは何が起こっているのか気づき、『過去の』ケスを故郷へ返すためにヴォイジャーを降りようとしている『未来の』ケスと対峙する。ジェインウェイは結局『未来の』ケスを殺さなければならなかった。

それから現在、つまりこのエピソードが始まった最初の時点へ戻る。ケスが再び現れるが、今回はジェインウェイには用意ができていた。ジェインウェイは衝突を避けるためにシールドを上げ、過去へ戻れないようにワープコアを停止させる。『老』ケスは過去に記録されたホロ・メッセージ (若いケスの頃…ヴィディア事件の後) を目にした。このようなことをやらないように、未来の自分を思いとどまらせようとするためのものだ。若い自分の言葉に涙を流し、ケスは再び艦を離れた。
視聴率: 3.4 視聴率/5 占有率

レビュー: IGN Sci-fi | Cinescape | Mania | Space.com | TrekWeb | Eon [C] | Delta Blues [2.5〜3] | Star Trek: Hypertext [1.5] | Trek Nation | Cynics Corner [6.0] | Myrkr.com [2/5] | U.S.S. Maximillian | Star Trek Fan | STVK
第142話 "Muse" 直訳題「詩神」
放送日 4月26日 放送終了

監督 Mike Vejar
脚本 Joe Menosky

トレスが文字通り、中心的な「役」になる。デルタ・フライヤーが墜落した跡で、異星人の詩人が独りで意識を失っているトレスを発見した。この演劇脚本家・演出家は、彼の劇場の作品を通して軍王の心を変えるような、生死に関わる重要性を握っている。そこでトレスのヴォイジャーでの生活が、平和運動のための理想的な脚本となった。

トレスは原始的な異星人の惑星に残され、そこで劇作家への刺激となる。

デルタ・フライヤーに乗ったトレスとキムは異星人の惑星上に墜落する。この惑星は地球のシェイクスピア時代に似ていた。ある『詩人』がトレスを墜落したフライヤーの中で発見し (キムは脱出ポッドで出ることに成功)、ヴォイジャーとクルーを基にした劇の執筆を始める。トレスは結局、この劇によって惑星で起ころうとしている戦争を防ぐため、彼の最後の「劇」を演じる手助けをすることになった。

サブストーリーは艦長席で居眠りをするトゥヴォックについての楽しい話。
視聴率: 3.3 視聴率/5 占有率

レビュー: scifi.ign.com [2/5] | Cinescape Online | ANOTHERUNIVERSE.COM | Cynics Corner [8.0] | Delta Blues | Trek Nation [3] | Star Trek Fans | Star Trek: Hypertext [3.5] | STVK
第141話 "Live Fast and Prosper" 直訳題「放埒と繁栄を」
旧題 "Role Call"
放送日 4月19日 放送終了

監督 レヴァー・バートン [TNG ラフォージ]
脚本

3人の詐欺師がジェインウェイたち士官の身分を装い、宇宙のあちこちで疑うことを知らない被害者を詐欺にかけ、宇宙艦隊の名声を脅かす。彼らの活動が判明したため、ドクターはホログラム的な変装を使って行動を起こし、犯人の隠れ家に潜入した。

ヴォイジャーについての詳しい情報を手に入れた Feydra、Mobar、Zev という 3人の異星人詐欺師が、それぞれジェインウェイ、トゥヴォック、チャコティに化ける。3人は財産と必要な物資を他の人々からだましとろうとした。この詐欺によってヴォイジャーのクルーが囚われ、調査官がそれを調べている時に騒ぎが起こる。

このエピソードの配役表では、俳優は実際のジェインウェイ、トゥヴォック、チャコティとの同じ民族的特徴である必要はないとしている。詐欺にかける方もかけられる方も、異星人たちは実際のヴォイジャーのクルーには会ったことがなかったため。配役表によると、エピソードには他に 4人のキャラクターが登場する:
Varn …「頭より力」と描写されている、30〜40歳の無骨風な男。Varn は最初に 3人の詐欺師にだまされるが、後に異星人とヴォイジャーが戦闘になった時に真相を突き止める。
Orekis 調査官…40〜50歳の Telsian 男性。3人の異星人詐欺師が 2人の鉱夫に対して行った詐欺で、ヴォイジャーのクルーへの処分を要求する。
2人の "bolomite" 鉱夫…詐欺師と取引をするが、届けた貨物の料金はもらえない。

3人の詐欺師は「連邦への加盟権」を方々で売り歩く。
視聴率: 3.1 視聴率/5 占有率

レビュー: Cinescape Online | ANOTHERUNIVERSE.COM | IGN Sci-Fi [3/5] | Eon Magazine [C-] | Hypertext [2] | Cynics | About.com | STVK
第120話 "Equinox" 直訳題「イークウィノックス」
4月3日から放送

監督 David Livingston
脚本 Brannon Braga & Joe Menosky

第5シーズンフィナーレ、前後編の前編 (後編は第6シーズンプレミア)
旧題 "The Episode That Wouldn't Die"

予告編など… ST Interactive (非常に重い場合があります)

ゲスト: ランサム (John Savage); (Titus Welliver); (Olivia Birkelund); (Rick Worthy); ナオミ (Scarlett Pomers); (Steve Dennis)


ヴォイジャーはデルタ宇宙域で航行不能になった連邦船を見つけ、ジェインウェイはその指揮官のランサム艦長と友人になる。後にその男は艦隊の誓いを重大に冒していたことが明らかになる。



ジェインウェイとクルーは彼らを気心のあう人だと考えているが、実際には、この別の船は異星人国家から技術の一部を得るためにジェインウェイとクルーを利用している。その過程で、この連邦船はヴォイジャーのクルーを 2人誘拐する。ジェインウェイは彼らを救出できるだろうか?



U.S.S. ヴォイジャーはデルタ宇宙域で消息を絶った別の連邦宇宙艦、科学船 U.S.S. イークウィノックス (Equinox) を見つけ、別の空間領域からやってきた生物の攻撃を食い止めるのを助ける。ジェインウェイ艦長は指揮官のジョン・ランサム艦長と気心が合い、共に故郷へ帰還できるように戦いで損害を受けた船を救助する。しかしドクターが U.S.S. イークウィノックスの研究室からデータを受信し、ジェインウェイはランサム艦長はデルタ宇宙域で大量殺戮を犯し、宇宙艦隊の誓いを重大に侵害していたという否定できない事実を知る。ジェインウェイはランサムの指揮権を剥奪し自室に監禁するが、ランサムと彼のクルーは U.S.S. ヴォイジャーの進んだ技術を使ってなんとしても逃げ出そうとする - そしてドクターとセブンオブナインを彼らの船の人質として。 「シン・レッド・ライン」(ほかに「ディア・ハンター」、「Xファイル」に出演) の John Savage はその連邦艦の艦長として出演する。



ヴォイジャーが偶然出会った連邦船について。それは科学船であり、深宇宙探検用のものではない。しかしその船はヴォイジャーのように激しく攻撃された。クルーはヴォイジャーのクルーと似た経験をしていたが、違った方針に従っていた。基本的に、ヴォイジャーと同じだが、宇宙艦隊の規約の制限を固持しようとする艦長はいない宇宙艦に何が起こるのかを描いている。その別の船の指揮官は規則を破ることを決定したため、裏切り者の艦長がいる。彼は John Savage が演じる。

ヴォイジャーが初めてその船に出会う時は、彼らは異星人種族の攻撃を受けている。ヴォイジャーは船を助け、その後にわかったことは艦長が宇宙艦隊から訣別したということだけだった。



ヴォイジャーは管理者によってデルタ宇宙域に連れてこられた別の船、U.S.S. イークウィノックスと出会う。しかしその船は科学船で数人のクルーしかおらず、故郷へ帰るため艦隊の誓いを捨てていた。おそらく、彼らは故郷へすぐに帰れるよう船を強化するために、それまでに出会ったことのない異星人の種族からエネルギーを利用する何らかの方法を獲得したが、その過程で異星人を殺してしまったと思われる。しかし科学船のクルーはそのことを気にしていない。クルーは異星人から搾取する方法を見つけ出すために、ドクターの倫理サブルーチンを取り除いたらしい。ある時点で悪のドクターは善のドクターに入れ替わるが、誰も気づかない。

イークウィノックス (ノヴァ級、クルーはバーク、ランサム、ノア・レッシング、ギルモア) は亀裂から船に現れた異星人から逃亡していた。イークウィノックスはある時点でケイゾン人に遭遇した。副長のマックス・バークはアカデミー時代トレスのボーイフレンドで、BLT というあだ名で呼んでいた。パリスはバークに嫉妬を抱く。



ノヴァ級とされているイークウィノックスは、外見上は DS9テクニカルマニュアルなどに載っているディファイアントの先駆船 (pathfinder) に似ている [予告編の画像参照]。



ヴォイジャーは別の宇宙艦隊の船、科学船イークウィノックスに遭遇する。その船も管理者によって 5年前、デルタ宇宙域に連れてこられた。できるだけ早く故郷へ帰るのに専念するため、イークウィノックスのクルーは艦隊の誓いを捨て、アルファ宇宙域へ迅速に帰るために利用できるあらゆる手段を使った。その結果、クルーは異星人種族からエネルギーを抽出した。その天然エネルギーはイークウィノックスの推進システムに劇的なパワーを与え、故郷へ早く旅することを可能にした。天然エネルギーの抽出過程は異星人にとっては致命的だったが、イークウィノックスのクルーは彼らの EMH からヒポクラテスの誓いのサブルーチンを取り除いた。搾取された異星人の種族はイークウィノックスの敵意に満ちた脅迫、そしてヴォイジャーの同盟に応じるため、大挙して戻ってくる。

John Savage がイークウィノックス艦長の役で、このエピソードと次年のプレミアにゲスト出演する。

イークウィノックスの少ないクルーの中には、トレスのアカデミーでのボーイフレンドがおり、パリスは嫉妬する。このエピソードは "Extreme Risk" に始まり "Juggernaut" で触れられた、トレスの 1シーズンに及ぶ「憂鬱」の一連ストーリーの完結を意味する。



クリフハンガー (2部作) であり、最後のショットで異星人がジェインウェイに直面する。



ドクターがイークウィノックスの悪のドクターに置き換わるという B ストーリーは、含まれるかどうか不明。

悪のドクターは善のドクターを打ち負かして移動用エミッタをとり、ヴォイジャーの拘留室からイークウィノックスのクルーを釈放するために使用する。エピソードの終わりで、イークウィノックスはヴォイジャーから保安グリッド生成機を盗み出し (ヴォイジャーを異星人の亀裂で無防備にさせたまま)、旅立ってしまう。セブンはイークウィノックスで意識を失っており、悪のドクターがヴォイジャーに残っている可能性がある。

その他の旧情報
  • 以下のエピソードは立ち消え?
    第?話 "Godhead" 直訳題「神の頭」
    別題 "Temple"

    ホロデッキ・ストーリー。パリスの最新プログラムが、トゥヴォックに深刻な論理的難局を引き起こす。
  • トゥヴォックが自分の娘と短いコンタクトを行い、犯罪を解決しようとする彼女を手助けする。
  • 宇宙を飛行するサーカスで、ヴォイジャーが仮装する (?) コメディ。
  • パリスとトレスは "Body and Soul" の数エピソード前に食堂で結婚。
  • [ウワサ] トレスとパリスの結婚はシーズンの 3分の2あたりで行われると推測されるが、まだ決定されていない。結婚式は全てホロデッキで行われ、クリンゴン様式で、披露宴はパリスのシカゴ・パレス劇場プログラムで開かれる。
  • DS9のキャラクターが登場? 恐らくヴォイジャーが帰還してから。
  • Qが再登場? ただし前回の "The Q and the Grey" 「レディQ」とは違った形になる。
  • ヴォイジャーが帰郷するために、クルーの誰か一人が犠牲になる?
  • トレスが妊娠もする。
  • ドクターがシリーズの終わりまでに名前を付ける?
  • バークレイと、おそらくトロイも再登場する。バークレイはシーズンの終わりにも登場。
  • パリスとトレスの関係に大きな出来事が起こる?
  • あるエピソードでパリスは ("Unimatrix Zero, Part I" で破壊されたため、恐らく再生された) デルタ・フライヤーを操縦し、ヴォイジャー版「スターウォーズ」ポッドレースをする。
  • あるエピソードでドクターはこれまでで最も驚異となる敵:デルタ宇宙域での HMO (Health Maintenance Organization 保健維持機構) と同様なものに直面する。
  • 既に 13話分の脚本が書かれている。
  • パリス提督が再登場。

dot

USS Kyushuトップに戻る | 特報周波数 65491 | 海外 Web 情報 ご意見・ご感想は掲示板または ateban@mars.dti.ne.jp まで