エピソード紹介 過去エピソード/第3シーズン (6)
ご注意
以下の内容には、本国での「エンタープライズ」エピソードに関するネタバレ・噂・未確認情報を含んでいます。全て放送前の情報を基にしたものなので、内容は必ずしも保証できません。各エピソードの解説情報は、下に行くほど古いものになります。
先の放送内容を知りたくない場合は絶対にご覧にならないことをおすすめします。
第68話 "Doctor's Orders" 直訳題「ドクターの命令」 | ||
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放送日 2004年2月18日 監督 ロクサン・ドースン [VOY トレス] 脚本 Chris Black ゲスト なし [02/14] エンタープライズは広域内で、地球人の神経に危険を及ぼす領域を通り抜ける。その間ドクター・フロックスは全クルーを眠らせ、動き続ける宇宙船のあらゆる状況に対処しなくてはならない。だがトゥポルの助けをもってしても様々な事態が起こり、ドクターの能力ではクルーを安全に保つことができないかもしれない。船はこの区域を高速では移動していないため、ドクター・フロックスは船を吹き飛ばすことなく、ワープエンジンを始動させる方法を見つける必要がある。だがドクターは、この地域の放射能に彼自身も完全に免疫があるわけではないと、悟り始めていた。 [01/22] フロックスが裸になる [01/10] エンタープライズは広域の危険な領域を横断する。フロックスは全員を守るため、クルーを昏睡させなければならない。ドクターとトゥポルだけが覚醒したままだ。フロックスは幻覚を見始め、現実に対する認識を失うかもしれないと恐れる。 [12/13] エンタープライズの運命は、ドクター・フロックスの手にゆだねられる。他のクルーは超次元変動を切り抜けるため、昏睡状態に入らなければならないためだ。 [12/13] ・ジョン・ビリングズレーは、ロクサン・ドースン監督の最新エピソードで主演した。ジョリーン・ブラロックと、"Breezy" という芸能界のビーグルの強力な補佐を得ることになる。 ・"Doctor's Orders" で、NX-01 は前のエピソードで得た情報に基づき、赤色巨星へ針路を取る。巨大な超次元変動に直面し、それは広域にある他の異常より地球人の神経にとって致命的なほど危険だ。フロックスは地球人たちを昏睡状態におくことで、被曝から守ることができる。この現象を大きく迂回するのを避けるため、アーチャーはドクターにクルーを4日間眠らせる。その前に彼は船の機能を監視できるよう訓練される。そしてフロックスは船の管理を引き受け、ポートスとトゥポルだけと共に残った。だがこのヴァルカン人が手助けすることはできない。この有害な領域に対する抵抗力には疑問が残るからだ。 ・12月10日水曜に完結した比較的簡素な撮影では、ビリングズレーは番組の犬のスターと共に多くの時間を費やすことになった。"Breezy" と動物調教師の Scott Rowe、Greg Pittman は 7日の撮影期間中 5日間セットにいて、これは最高記録かもしれない。この犬は通常の船の範囲より多くの場所を歩き回った。ビリングズレーと共に行ったセットは発着ベイ、食堂、調理室、多くの廊下、クルー部屋がある。2匹目の "Windy" というビーグルが Breezy の代役を務めた場面もあり、主に遠くからの撮影を担当した。 ・だがそれ以外は、基本的にビリングズレーとブラロックの見せ場となった。7日全てに現れたのは、この 2人の俳優だけだったためだ。残りの者にとっては手軽なもので、スコット・バクラは実際このエピソードでは一日しか演じなかった。そのほかにも 3日間以上予定されている者はいなかった。メーキャップによって、男性は脚本上では後のシーンのために数日のヒゲの伸びを表した。だがリンダ・パクは実はあるシーンで、厄介な外見となる広範囲なメーキャップを行った。 ・他の使われたセットには兵器室、貨物室、ターボリフト、ブリッジ、司令室があり、機関部ではかなり多くのシーンがあった。ドースン監督は特に難しいステディカム撮影を計画した。ビリングズレーを追って医療室から廊下を通り、アーチャーの部屋に入るという一回の連続テイクを撮った。 ・このエピソードにはゲスト俳優はいない (後で付け加えられる、うるさい Xindi 虫型生命体を除き) が、今週「スタートレック通り」に訪問者がいないわけではなかった。ジェフリー・コムズと Molly Brink は本来の "Proving Ground" の撮影 1ヶ月後に撮影場へ帰ってきた。アンドリア人の衣装に身を包み、その話のために 2日間の追加撮影を行った。David Livingston はこの第2班撮影を監督するため、"Harbinger" の直後に戻ってきた。アンドリア船ブリッジと Shran の作戦室が倉庫から出され、その他のシーンは建設済み船内セットで撮影された。"Doctor's Orders" に関係していない主要キャストの中には、撮影に参加した者もいた。アンドリア人将軍を演じた元々の俳優の Ted Sutton は、再撮影に出られなかった。そのためこの役はグランヴィル・ヴァン・デューセンが再起用された。ヴァン・デューセンは以前 "Judgment" でクリンゴン「治安判事」を演じた。 ・追加撮影は "Chosen Realm" の、製作後に必要な分を完了するためにも行われた。本来はドースンによって監督されたが、映像効果製作 Dan Curry がこの役割を務めた。 ・"Doctor's Orders" は共同製作総指揮 Chris Black によって書かれ、今シーズン 4話目の脚本となる。以前 "Proving Ground" を担当、"The Shipment" と "Rajiin" を共同担当した。これはドースンの今シーズン 3話目のエンタープライズ演出で、前は "Chosen Realm" と "Exile" を監督した。 |
レビュー The Great Link [4/5] The Trek Nation Lower Decks [C] Television Without Pity [A-] Monkee [8/10] TrekWeb [7] Starfleetcom.net [C+] Xenoclone |
第69話 "Hatchery" 直訳題「孵化場」 | ||
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放送日 2004年2月25日 監督 Michael Grossman 脚本 Andre Bormanis, Michael Sussman ゲスト ヘイズ少佐 (スティーヴン・カルプ) "Harbinger" 以来の登場 チャン兵長(Daniel Dae Kim) "Extinction" 以来の登場 ホーキンス兵長 (Sean McGowan) "Impulse" 以来の登場 [02/20] エンタープライズは荒れた惑星で、損傷した Xindi 虫型生命体船を偶然見つける。アーチャーとクルーは船を捜索し、何十もの虫型生命体の卵が置かれた貯蔵室を発見する。だが保育室の生体維持は故障していた。そのためアーチャーは、宿敵の子孫の孵化を助けるという決断を強硬に下す。この異星人船についてメイウェザーとタッカーができるだけ情報を得ようとする中、アーチャーは Xindi の幼生を救うことに執着するようになる。そのせいでクルーは、アーチャーの判断について疑問を呈し始めた。 [01/10] エンタープライズは Xindi 船の残骸と出くわし、その中には数十個にもおよぶ傷つきやすい卵の袋があった。アーチャーは卵の状態が回復するように育てることを決め、クルーは船長の行動が任務を危険にさらしていると恐れ始める。そして反乱が計画された。 [01/08] 墜落した Xindi 虫型生命体の船を発見し、その内部には Xindi 虫型生命体の卵の孵化場があった。そこは無傷のままだ。突然アーチャーは、何としても卵を生かし続けるという希望をかなえようとする。その後、反乱という結果につながる。 [01/01] エンタープライズは墜落した Xindi 虫型生命体の船を見つけ、その内部には虫型生命体の卵であふれた孵化室があった。クルーはその子供たちを救うために、資源を与えるかどうかの決断をしなければならない。 [12/25] ・Xindi 虫型生命体の船内の不気味な光景と、彼らが子供を繁殖する方法が "Hatchery" で明らかになる。今シーズン 17話目のエピソードで、2003年に撮影された最後となった。 ・Andre Bormanis と Mike Sussman による脚本で、エンタープライズは Xindi 虫型生命体の船を発見する。小型の荒れた惑星に墜落しており、クルーは死んでいた。調査により、墜落で死んだのではなく、故意に窒息したのだとわかる。全ての生命維持が船内の孵化室に回されていたためで、そこでは何十個もの虫型生命体の卵が維持されていた。卵は孵化しようとしているが、生体維持は故障しかけていた。アーチャーはこの幼生を救うことに決めたようだ。 ・虫型生命体のセットとセット内装飾は、ハーマン・ジマーマンの製作デザイン班によって創られた。マイケル・ウェストモアのチームによる、空間効果の舞台化粧も加えられる。これらによって巨大になった虫の世界という、気味の悪い環境を表した。薄暗い「孵化場」では、有機状の筋にぶら下がる卵嚢を目にすることになる。内部には虫型生命体の「胎児」がいる。照明班も煙の効果を利用し、濃く湿ったもやを孵化室セットで創り出した。 ・しかし 7日間の撮影のほとんどは、医療室、クルー自室、食堂、兵器室、ブリッジといった建設済み船内セットで行われた。ある一日の一部は虫型生命体シャトルで費やされ、別の日は全て孵化場セットのみで行われた。最終撮影日は虫型生命体船の他の場所で行われ、廊下やエアロックである。このシーンの約半分は製作後に光学効果で補充され、何体かの生きた「幼体」も含まれる。 ・MACO たちが再びこのストーリーで重要な役割を演じ、「ヘイズ少佐」役スティーヴン・カルプが率いる。彼は 5日間通してセットにいた。Daniel Dae Kim も「チャン兵長」役で復帰し、「ホーキンス兵長」役の Sean McGowan も同様である。他の MACO はスタント役者で、Dorenda Moore (特に "North Star" で登場)、Justin Sunquist、Kevin Derr、Jason Collins、多くの背景エキストラが出演した。 ・製作は先週の金曜、12月19日に完了し、2週間の休日に間に合った。(俳優とスタッフは 17日に仕事を終えた後、パラマウント販売部でクリスマスパーティを開いた。) 撮影は 1月5日に再開され、今シーズン残りの 7エピソードが収録される。 ・"Hatchery" は Michael Grossman 監督で、ST の現場では新顔だった。Grossman は TV と映画の両方で第一助監督や第二班監督としてキャリアを重ね、一人前の監督となった。バフィー 恋する十字架、エンジェル、Firefly、さらに Sci-Fi Channel の The Invisible Man (透明人間) といった同ジャンルの作品を指揮した。 |
レビュー The Trek Nation The Great Link [3/5] Television Without Pity [B+] TrekWeb [7.5] Lower Decks [7/10] SECTION31.COM [D] Xenoclone Monkee [9/10] StarfleetCom.Net [B-] |
第70話 "Azati Prime" 直訳題「アザティ・プライム」 | ||
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放送日 2004年3月3日 監督 Allan Kroeker 原案 Rick Berman, Brannon Braga, Manny Coto 脚色 Manny Coto ゲスト Degra (ランディ・オグルスビー) "Stratagem" 以来の登場 爬虫類司令官 (スコット・マクドナルド) "Proving Ground" 以来の登場 ダニエルス (Matt Winston) "Carpenter Street" 以来の登場 Xindi ナマケモノ (リック・ワーシー) "Proving Ground" 以来の登場 Xindi ヒューマノイド (Tucker Smallwood) "Proving Ground" 以来の登場 Degra の助手 (Christopher Goodman) [02/26] エンタープライズは、ついに Xindi 超兵器の建設場所に到着する。タイムトラベルを行うダニエルスは、問題が起こる未来を垣間見せた。だが意を決したアーチャーは、船をトゥポルの手に任せて離れ、一人で自殺的な任務に取りかかる。地球へ向かうことになる、巨大な惑星破壊装置を破壊するためだ。アーチャーが去った後、トゥポルとクルーは気づかれないように敵の領域を脱出しようとする。だが発見されてしまい、多数いる Xindi の攻撃者たちに対して最後の抵抗を行わねばならない。 [01/18] アーチャーは自殺的な任務に取りかかる。完成しつつある、Xindi の惑星絶滅兵器を破壊するためだ。 [01/18] ・Allan Kroekerが監督に携わる場合、重要なエピソードかもしれないということは御存知だろう。Kroeker は通常、シーズン・プレミアやフィナーレ、2部作の長編を担当する。今回 "Azati Prime" の指揮を執り、今シーズン全てを通じる Xindi ストーリーのクライマックスが始まるエピソードだった。 ・Manny Coto 脚本によるこのストーリーでは、NX-01 はついに赤色巨星の Azati プライムに到着する。以前のエピソードで判明する通り、地球を殲滅するように設計された、Xindi 超兵器の建設最終段階が進んでいる場所だ。ある海の惑星の水中に存在する巨大な物体の場所をクルーが突き止めた後、それを破壊するには自殺的な任務が必要だとわかる。アーチャーは自分が行うと主張する。しかしダニエルスが現れ、計画に新たな案をもちこむ。このエピソードで Xindi の一連のストーリーに関する、長く続いた多くの疑問について答えが明かされる一方、さらに新たな謎ももちあがる。 ・Matt Winston は、もちろん時間エージェントのダニエルス役で、今シーズン 2度目の復帰を果たした。残りのゲスト俳優にはいつもの Xindi の陰謀者たちがおり、すなわち武器設計者 Degra 役のランディ・オグルスビー、Xindi 類人猿である評議会メンバー役の Tucker Smallwood、Xindi ナマケモノつまり「樹上者」役のリック・ワーシー、今回は単なる「Xindi 爬虫類」ではなく「爬虫類司令官」役として特定されたスコット・マクドナルドだ。 ・俳優とスタッフは 2週間の休日休暇から、1月5日に今シーズン最も重要なエピソードの一本に取りかかるために帰ってきた。初日は主要キャストのみでブリッジのシーンだけを撮影することで、調子を取り戻した。その後 2日目には作戦室、司令センター、廊下に広がった。3日目に始まりスケジュールの終わりまでずっと、大量のシーンが虫型生命体シャトルで撮影された。元々は "Hatchery" 用に建設された場所だ。Xindi のゲスト俳優が中に入り、Degra の船と爬虫類の独房を表すセット上で演技を行った。未来の船を表す新セットがダニエルスのシーン用に建造され、多くの部分が「グリーンスクリーン」で形成されている。そこには製作後に、驚くような映像効果がいくつか挿入される。 ・ほとんどの激しいアクションはスケジュールの後半まで行われず、ブリッジと機関部は過去に見られた中でも最悪の被害を受ける。煙、炎、火花がセットを満たし、さらにスタント俳優があちこちで倒れる。スローモーションで撮影されたシーンもあった。脚本では炎に包まれるクルーを要求しており、スタント調整 Vince Deadrick Jr. が自分でその役を務めた。機関部セットでは刺激的な、アドレナリンが噴き出すような時もあったが、全てスムーズに進行された。 ・製作スケジュールは 7日を必要としていたが、実際は 13日と 14日に次の作品と重なった。それは James L. Conway 監督の "Damage" で、アクションは引き続き継続される。そのため Kroeker と Conway の両人が 2日間セットにおり、"Azati Prime" は 14日に完了した。 ・先ほど述べたとおり、脚本は Coto によって作られたが、ストーリー原案は彼以外にもリック・バーマンとブラノン・ブラガと共に生み出された。Coto は以前 "Similitude" と "Chosen Realm" を書いた。Kroeker が前回セットに来たのはシーズン3・プレミア "The Xindi" で、シーズン2 のクリフハンガー "The Expanse" も監督した。"Shockwave, Part I" と "Part II" 「暗黒からの衝撃波(前)(後)」などのエンタープライズのエピソードも担当し、DS9 と VOY ではそれぞれのシリーズ・フィナーレを含め素晴らしい経歴を残している。 [01/10] エンタープライズは、ついに地球を破壊するための Xindi 兵器がある場所に到着する。だがダニエルス乗組員が訪れ、アーチャーの任務達成は危うくなる。ダニエルスはアーチャーを 400年後の未来へ連れて行き、宇宙侵略を企む別の種族が関わる陰謀について明かした。この生物は、最初に地球人と Xindi の戦いを引き起こした者たちだと彼は説明する。 |
レビュー The Great Link [4/5] Ain't It Cool News [3.5/5] SECTION31.COM [A-] The Trek Nation TrekWeb The Synopsis Project [10/10] SyFy Portal [B+] First TV Drama Television Without Pity [B+] StarfleetCom.Net [A+] Monkee [9/10] Star Trek: Hypertext [3.5/4] |
第71話 "Damage" 直訳題「被害」 | ||
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放送日 2004年4月21日 監督 James L. Conway 脚本 Phyllis Strong ゲスト Degra (ランディ・オグルスビー) 前話 "Azati Prime" に引き続き登場 Xindi ヒューマノイド (Tucker Smallwood) 前話 "Azati Prime" に引き続き登場 Xindi 樹上者 (リック・ワーシー) 前話 "Azati Prime" に引き続き登場 爬虫類司令官 (スコット・マクドナルド) 前話 "Azati Prime" に引き続き登場 Illyrian 船長 (ケイシー・ビッグス DS9 "Return to Grace" 「新たなる戦線」などのカーデシア人ダマール役) 球体建設者 (Josette DiCarlo) [04/16] 容赦なくアーチャーを拷問した後、Xindi は意外にもエンタープライズへ返した。船は痛烈な爬虫類による攻撃を受けた後で、何とか破壊を免れている。船長は、多少共感を抱いた可能性がある Xindi 評議会のメンバーが、会いたがっているという情報を受け取る。だがわずか数日の間に、何光年も離れた場所で出会う必要があった。アーチャーは大きく被害を受けワープドライブも動かないままの船、更に多くの死傷したクルーに直面する。そして倫理を捨て、何としても船を立ち直らせようとする。 一方、トゥポルは密かにドクター・フロックスを頼る。何ヶ月も隠している、厄介な秘密の助けを求めるためだ。 [04/08] トゥポルとタッカーが、一緒にシャワーを浴びるシーンがある [01/28] Xindi グループ内での意見の衝突が悪化する中、エンタープライズは壊滅的な攻撃から回復しようとする。 [01/28] ・船に対する激しい攻撃と余波は、その通りに名付けられた "Damage" で描かれる。Xindi と地球人の対決を大きく扱った複数エピソードのストーリーが続けられ、監督は James L. Conway、ゲストにケイシー・ビッグスが出演する。 ・Conway はこのシリーズを初めて離陸させたことで知られており、"Broken Bow" 「夢への旅立ち」を監督した。ビッグスは ST シリーズではカーデシア人ダマールとして名を挙げ、DS9 で頻繁に再登場したキャラクターの一人である。"Damage" では、"Illyrian" 船長としてスタートレック通りに帰ってきた。 ・共同製作者 Phyllis Strong 脚本によるこのストーリーは、"Azati Prime" で始まった宇宙戦闘の最中から始まる。攻撃中の Xindi 船団は、エンタープライズへ最後の決定的打撃を与えるのを突然やめる。だが船は大きな被害を受け、何人ものクルーが死んだことで実質的に孤立無援の状態だ。近くの Illyrian 船も空間異常のせいで動けなくなっており、2隻のクルーは協力しようとする。一方、地球人類に対する計画に関して、意見の衝突が Xindi 評議会グループ内で悪化している。もう一つのストーリーとして、船の希望のない状況によって、トゥポルは個人的な秘密を明かす羽目になる。 ・前の製作レポートで触れたとおり、"Azati Prime" と "Damage" の撮影は 2日間重なっていた。アクションがエピソード間で続いているためである。セットはひどく壊れた状態で残され、この撮影全ての日で必ず煙や火花の仕掛けをある程度使用した。船内シーン全ての明かりは、ずっと「緊急」モードの状態だった。アクションのほとんどとその後の修理活動は、「壊れたブリッジ」、「機関部・破壊」、「兵器室・中程度の破壊」(このように予定表や脚本で言及されている) などで行われた。ジョリーン・ブラロックは環境スーツに身を包むことになり、アクセスチューブを這って暗い貨物室へ向かった。そこではトゥポルが危険なコンテナ貨物に対処する。このシーンではスタント撮影を必要としたため、Michelle Sebek が代役を務めた。 ・新規セットが Illyrian 船用に建設され、ここで丸一日が撮影に使われた (その船もひどく破壊されているため、俳優は一日も煙や火花から逃れられなかった)。Xindi 評議会室と Degra の船は、そこで更にカメラワークを行うために以前のエピソードからそのまま残された。興味深い新たな Xindi セットもあり、水棲生物船である。そこでアーチャーは空気室に入ることになり、アクリルの壁を通して水中生命体に直面する (もちろん、水棲生物は後でコンピューター生成される)。スコット・バクラはこのエピソードでメイクを行い、血まみれ、あざ、腫れ、さらにずぶ濡れと言ったさまざまな段階を経験した。 ・主要製作は先週火曜の 1月22日に完結したが、数シーンは 23日の B班撮影にもち越された。それには映像効果製作 Dan Curry の監督の下、"Doctor's Orders" と "Hatchery" 用の即席撮影も含まれている。第2班はレヴァー・バートン監督による次のエピソード、"The Forgotten" 製作の初日と重なった。 ・ビッグス以外のゲスト俳優には、再登場の Xindi 俳優が含まれている。ランディ・オグルスビー、Tucker Smallwood、リック・ワーシー、スコット・マクドナルドである。この Xindi シナリオでは新たな謎の人物も目にすることになり、「球体建設者」と言及されているキャラクターで、ST 新人の Josette DiCarlo が演じた。何人もの再登場する MACO スタント俳優が続けて出ており、Dorenda Moore、Paul Sklar、Kevin Derr、Zane Cassidy がいる。その他のスタント役者やエキストラが、セリフのない Illyrian 配役として雇われた。 ・このシリーズのパイロット以外では、Conway は "Judgment" や、以前の番組でとても記憶に残るエピソードも監督したものがある。"The Neutral Zone" 「突然の訪問者」、"Duet" 「謎のカーデシア星人」、"Death Wish" 「Q1, Q2」などだ。脚本の Strong も多数の ST 経歴を残しており、彼女の最後の脚本は "Exile" だった。 ・今シーズン残り 5話となる 19番目のエピソードである "Damage" は、現在のところ 4月21日放送予定。前回の "Azati Prime" は 3月3日に公開され、ある種クリフハンガーのような役目である。だが番組は 6週間は再放送を行う。注意:この 6週間の再放送期間中に、UPN は「スタートレック・エンタープライズ」を午後 9:00 ET/PT (8:00 中部) に放送することになる。 |
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