◇-スタートレックの原点は-しゅうさん(5/31-13:23)No.44 ┣Re:スタートレックの原点は-エテ(6/3-16:59)No.59 ┃┣Re:スタートレックの原点は-フェーズII(6/4-01:01)No.60 ┃┗科学考証はデタラメ-ジャック天野(6/16-02:23)No.83 ┃ ┣Re:科学考証はデタラメ-沖田十三(6/17-23:04)No.84 ┃ ┃┣Re:科学考証はデタラメ-モ510型愛好家(6/18-10:57)No.85 ┃ ┃┃┗Re:科学考証はデタラメ-スポックの耳(6/18-12:45)No.86 ┃ ┃┃ ┗Re:科学考証はデタラメ-モ510型愛好家(6/19-02:18)No.90 ┃ ┃┣Re:科学考証はデタラメ-ベイロック(6/18-15:27)No.87 ┃ ┃┗Re:科学考証はデタラメ-沖田十三(6/18-20:32)No.88 ┃ ┃ ┣Re:科学考証はデタラメ-ベイロック(6/18-21:35)No.89 ┃ ┃ ┃┗Re:科学考証はデタラメ-プロトン(7/2-00:15)No.115 ┃ ┃ ┗Re:科学考証はデタラメ-モ510型愛好家(6/19-02:35)No.91 ┃ ┣Re:科学考証はデタラメ-プロトン(7/2-00:13)No.114 ┃ ┃┗Re:科学考証はデタラメ-ジャック天野(7/7-00:50)No.131 ┃ ┃ ┗Re:科学考証はデタラメ-プロトン(7/8-01:02)No.135 ┃ ┃ ┗Re:科学考証はデタラメ-ジャック天野(7/10-02:43)No.139 ┃ ┃ ┗Re:科学考証はデタラメ-ヨコヤマ(7/10-14:25)No.140 ┃ ┃ ┗点をつつきたいわけじゃない-ジャック天野(7/13-00:24)No.143 ┃ ┃ ┣Re:点をつつきたいわけじゃない-駱駝(7/13-00:54)No.144 ┃ ┃ ┣Re:点をつつきたいわけじゃない-ヨコヤマ(7/13-02:49)No.145 ┃ ┃ ┗Re:点をつつきたいわけじゃない-エンゲージ!(7/13-22:30)No.146 ┃ ┃ ┗Re:点をつつきたいわけじゃない-deer(7/13-23:23)No.147 ┃ ┣Re:科学考証はデタラメ-386DX2(7/3-22:47)No.123 ┃ ┃┗Re:科学考証はデタラメ-ジャック天野(7/7-01:13)No.132 ┃ ┣Re:科学考証はデタラメ-ヨコヤマ(7/7-16:02)No.133 ┃ ┃┣Re:科学考証はデタラメ-オブシディアン・オーダー(7/8-19:18)No.136 ┃ ┃┣同感です-IDO(7/11-12:55)No.142 ┃ ┃┗Re:科学考証はデタラメ-エテ(9/30-02:50)No.151 ┃ ┗Re:科学考証はデタラメ-デタラメ上等(5/24-03:51)No.162 ┃ ┗Re:科学考証はデタラメ-アランスミシー(4/7-18:45)No.164 ┣Re:スタートレックの原点は-deja vu(6/4-01:29)No.61 ┗Re:スタートレックの原点は-下士官(6/14-15:06)No.80 ┗Re:スタートレックの原点は-うわわ(6/15-00:12)No.81
44 | スタートレックの原点は | しゅうさん | 09/5/31-13:23 |
初日の最終回を見てきましたが,とても空いていました。ただ宇宙艦隊制服姿(後期DS9)の方がいてうれしくなりました。TMP公開の際に,ボクも仲間と制服をこしらえて見に行ったものです。 内容の方は,たしかにこれまでのファンに通じるネタがたくさんありましたが,基本的に「大衆娯楽活劇」みたいでした。特に気になったのが,登場人物の内面の葛藤などがあまり描かれない事で,敵役も「あのひと,なんであんなに怒っているの」という感じで,まったく共感できません。そのためか,安っぽい「勧善懲悪」的なストーリーとなっていて,ロッデンベリーの「ヒューマニズム」という原点はどこへいったのだと思わざるを得ませんでした。そこで映画を見終わった後,無性にこれまでのシリーズをもう一度見たいと思いました。特にSTNGのPicard艦長の苦悩。この映画は,「Star Wars」になってしまったな・・。 とても違和感があったのが,Spockがやたら恋愛に積極的な事。そして,この事件でカーク(乗艦時は少尉??)は艦長になるのですが,そんなことってありなんですか・・・。マンガじゃあるまいし・・・。 もしかして小説版を読むと,すっきりするかな?! |
59 | Re:スタートレックの原点は | エテ | 09/6/3-16:59 |
記事番号44へのコメント 大賛成です。よその感想などもみているのですが、小ネタ等もそんなに良かったのか疑問です。 自分が考えてもあのぐらいはと思っちゃったんですが・・・ スタートレックの階級制度(組織)てあんなにゆるいの?と思ってしまい鑑賞中からゲンナリしてしまいました。 劇場版なので仕方がないのか、ドンパチ主体でメンタル面の描写が薄いスタートレックとは程遠い只の娯楽映画だったと思うのですが。 小生がトレッキーとして甘いのでしょうか? お恥ずかしいのですが、教えてください。ブラックホールに吸い込まれちゃって出てこれちゃうのはありなんですか? |
60 | Re:スタートレックの原点は | フェーズII | 09/6/4-01:01 |
記事番号59へのコメント 僕もカークの昇進には疑問符がつきましたが・・・ ブラックホールの件に関しては、僕は基本的にスタートレックを「ハードSF」としては見ていないので、物理的に無理がある設定だろうが なんだろうが、あまり気にしません。もちろん長い歴史のあるシリーズのなかで(数々の変更点を含みつつ)作り上げられてきた「作品内 での科学設定」を全否定するようなことでは困りますけどね。それにハードSFにこだわりすぎると、超光速飛行さえダメだしされかねませ んし。 今回の映画は娯楽大作ということで大いに楽しませてもらいました。僕にとって最高の「スタートレック」はSF的面白さ、未来と人類への 希望、そしてクルーの人間像と三つそろったTNG最終話ですが、今回の作品は「スタートレック映画」というカテゴリで見れば過去11作 の中で最高の出来ではないかと思っています。人間ドラマで劣る、という声も聞こえますが、名作と名高い「カーンの逆襲」、「ファース トコンタクト」にしたって、今回の作品と比較した際にそこまで深い人間ドラマを描いているようには僕には見えませんでした(ただ、 カーンは最高の魅力を持った敵役ですけどね)。それに、今回の作品は視覚効果が派手になって、ついでにメカも全部変わって、ついそち らに目が行ってしまいますが、最初はいがみ合っていたカークとスポックの呼吸が最後はぴったり合うところなど、人間描写もちゃんとし ていたと思うんですけどねえ。 ちなみに僕はスタートレックの原点をTVシリーズに見て、映画はよりスタートレックらしいTVシリーズ(よく言えば深いドラマ、悪く言え ば地味)を作るために必要なファンを獲得する機会だと思っているので、今回のような映画に対しても評価が甘くなっているのかもしれま せんけど。 |
83 | 科学考証はデタラメ | ジャック天野 | 09/6/16-02:23 |
記事番号59へのコメント エテさんは No.59「Re:スタートレックの原点は」で書きました。 >お恥ずかしいのですが、教えてください。ブラックホールに吸い込まれちゃって出てこれちゃうのはありなんですか? 現代物理学の予想ではナシです。どのような物質であれ潮汐力で引き裂かれ素粒子レベルまで分解されます。またブラックホールに近づ けば近づくほど時間の流れが遅くなるので、外から観測するといつまでたってもブラックホールに飲み込まれることはありません。この ことからブラックホールという「穴」は存在しないという考えも出てきています。というかヴァルカン星がブラックホールに飲み込まれ るのも科学的に有り得ない話なんですけどね。これは説明するとかなり長くなりそうなんで止めときます。 昔は「どんなものも飲み込むブラックホールが存在するのなら、代わりに飲み込んだものを吐き出すホワイトホールがあるはずだ。」と いう考えがあり、タイムトラベルに使われるのはそのころの名残です。TMPでヴォイジャーがブラックホールに飲み込まれ銀河の反対側に 現れたと言う話がありましたが、当時ならまだわかるんですが現代でやられるとチョット笑っちゃいます。ただブラックホールは直接は 観測できないし、今後物理学が変わる可能性もなくはないので完全に否定することは出来ませんが。 またタイムトラベルは現在ある理論は全て仮説、つまり実験や観測に裏打ちされた理論が無いため、科学の常識として正しいとか間違っ ているとか言うことは無意味なので何も言いません。 それよりも問題なのは超新星爆発。超新星爆発が起きると半径5光年以内の生物を絶滅させるほどのガンマ線という放射線が発生します。 これは電磁波の一種で光速で伝わります。それに対し超新星爆発の衝撃波は、タイプと規模にもよりますが光速の1%ぐらいの速度で す。つまり、衝撃波がロミュラスに到達するころにはとっくに全生物が死んでいるはずなんです。でもスポックの説明は明らかに違いま す。 他にも破壊された僚艦がエンタープライズとこすれるシーンが、宇宙空間での相対速度から考えたらありえないとかつっこんだらキリが ありません。TNGの頃は一応科学者に相談して話を作ってたんですが、今回の映画は聞きかじった程度の知識で作った気がします。その他 のキャラ、ストーリーに関しての感想は、さらにツッコミ所が多くて文章量がこの程度じゃすまないので、また後日書こうかと思いま す。 |
84 | Re:科学考証はデタラメ | 沖田十三 | 09/6/17-23:04 |
記事番号83へのコメント ジャック天野さんは No.83「科学考証はデタラメ」で書きました。 >他にも破壊された僚艦がエンタープライズとこすれるシーンが、宇宙空間での相対速度から考えたらありえないとかつっこんだらキリが >ありません。TNGの頃は一応科学者に相談して話を作ってたんですが、今回の映画は聞きかじった程度の知識で作った気がします。 はじめまして。私はスタートレックシリーズではTNGが一番好きなのですが、全く同感です。 私は13日(土)に見ました。 途中までは、今までのスタートレックとは別物の「娯楽SF映画」と割り切れば、けっこう楽しめると感じながら見ていました。 しかし、宇宙服を着たカークたち3人がシャトルから地球へ降下する場面を見てがっかり。 あんなにピンポイントに降下できるはずがないだろう、というのは百歩譲って置いといても、これって、自由落下の大気圏突入じゃありま せんか? 普通は大気との摩擦熱で燃え尽きて死ぬでしょ!? それなのに炎に包まれる描写も全くなしに何事もなかったかのように降 下って、どういうこと!? どうしても「おいおい、いくらなんでも、それはありえないだろう! いくらSF映画でも、現代科学というか常識くらいちゃんと考えよ うよ!」とつっこまずにいられず、これ以降はあまり楽しめませんでした。 とどめがバルカン星の消滅と、ブラックホールに吸い込まれたのに脱出する場面ですね。 ああ、これはもはや「娯楽SF映画」でもなく、単なる「娯楽映画」なんだ、と痛じました。 みなさんはいかがでしょうか? |
85 | Re:科学考証はデタラメ | モ510型愛好家 | 09/6/18-10:57 |
記事番号84へのコメント あの落下シーンは、これまで何度も言及された軌道ダイビングへのオマージュですよ。確かジェネレーションズのスコット(小説版にて)、 ヴォイジャーの名誉の日で言及があったり、実際のシーンがありました。 |
86 | Re:科学考証はデタラメ | スポックの耳 | 09/6/18-12:45 |
記事番号85へのコメント ジェネレーションズで軌道ダイビングをやった(カットされましたが)のはカーク大佐ですね。 ST5 冒頭のロッククライミングといい、無茶なスポーツが好きみたいですね。 軌道から宇宙船無しで降下する〜というのは、「宇宙の戦士」が最初でしょうか? 単純にスペースシャトルとかの大気圏再突入と比較できないですが、あの程度の宇宙服で 真っ逆さまなんてね・・ 一番の疑問は、あれだけ加速つけた状態に耐えられたパラシュートが、スールー+カーク になっただけで壊れちゃったのが不自然でしたね。 |
90 | Re:科学考証はデタラメ | モ510型愛好家 | 09/6/19-02:18 |
記事番号86へのコメント >ジェネレーションズで軌道ダイビングをやった(カットされましたが)のはカーク大佐ですね。 あっ、そうでした。スコットとの再会シーンだったので、混同していました。 |
87 | Re:科学考証はデタラメ | ベイロック | 09/6/18-15:27 |
記事番号84へのコメント 沖田十三さんは No.84「Re:科学考証はデタラメ」で書きました。 >あんなにピンポイントに降下できるはずがないだろう、というのは百歩譲って置いといても、これって、自由落下の大気圏突入じゃありま せんか? 普通は大気との摩擦熱で燃え尽きて死ぬでしょ!? それなのに炎に包まれる描写も全くなしに何事もなかったかのように降 下って、どういうこと!? 映画をよく観ると分かるんですがナラダもドリルもエンタープライズも低軌道ぎりぎりのところで静止してるんですよ。ドリルで地上の1点を 掘削してるからなんですが。 スペースシャトルが大気圏突入のさいに炎に包まれるのはとんでもないスピードで空気の層に突っ込むからなんですがこの映画の場合ほぼ静止 した状態から落下してるだけなのでかなりのスピードがついたとしても、間違っても燃えたりはしませんよ。 |
88 | Re:科学考証はデタラメ | 沖田十三 | 09/6/18-20:32 |
記事番号84へのコメント モ510型愛好家さん、スポックの耳さん、ベイロックさん、コメントありがとうございます。 まず自分の投稿について。 沖田十三さんは No.84「Re:科学考証はデタラメ」で書きました。 >宇宙服を着たカークたち3人がシャトルから地球へ降下する場面 と書いたのですが、降下したのは地球ではなくバルカン星でしたね? 映画を1回しか観ていない上に、「なぜ燃えないんだ?」という疑問にとらわれて、ストーリーをちゃんと覚えていないのです。すみません (^_^; モ510型愛好家さんは No.85「Re:科学考証はデタラメ」で書きました。 >ヴォイジャーの名誉の日で言及があったり、実際のシーンがありました。 そうでしたか。ヴォイジャーは全話を見たわけではないので、知りませんでした。 スポックの耳さんは No.86「Re:科学考証はデタラメ」で書きました。 >ジェネレーションズで軌道ダイビングをやった(カットされましたが)のはカーク大佐ですね。 ということはこちらでもやはり「燃えない」んですね。 ベイロックさんは No.87「Re:科学考証はデタラメ」で書きました。 >映画をよく観ると分かるんですがナラダもドリルもエンタープライズも低軌道ぎりぎりのところで静止してるんですよ。ドリルで地上の1点を >掘削してるからなんですが。 これは、地上との相対的な位置関係が変わらないという意味での「静止」ですよね? 静止衛星軌道ではなくて低軌道だとすると、スラスター噴射とか、それ相応のエネルギーを使って軌道制御しているということでいいんでしょ うか? >スペースシャトルが大気圏突入のさいに炎に包まれるのはとんでもないスピードで空気の層に突っ込むからなんですがこの映画の場合ほぼ静止 >した状態から落下してるだけなのでかなりのスピードがついたとしても、間違っても燃えたりはしませんよ。 そうですね。大気圏「内」あるいはそのぎりぎり付近からスタートの自由落下なら燃えないと思います。 ただ、映画では、 シャトル内 → 船内の音がする → 周囲に空気あり ↓ 降下開始 → 呼吸の音だけ → 真空の宇宙空間? ↓ 大気圏突入? → 風切り音がする → 大気圏内 というような演出がされていた気がするので、かなりの高度から自由落下したような印象を受けました。 実際には、燃えるか燃えないか、どのくらいの高度が境界なんでしょうかね? 大気圏突入時に落下速度が音速を超えていたらかなり危険な気がするのですが... |
89 | Re:科学考証はデタラメ | ベイロック | 09/6/18-21:35 |
記事番号88へのコメント 沖田十三さんは No.88「Re:科学考証はデタラメ」で書きました。 >実際には、燃えるか燃えないか、どのくらいの高度が境界なんでしょうかね? 大気圏突入時に落下速度が音速を超えていたらかなり危険な気がするのですが... いや、高度ではなくて速度の問題です。シャトルの再突入時の速度は 秒速7.5kmというとんでもないスピードで突入時に大気の層がブレーキになって 減速するんですがこの時に熱を発するんです。 映画のケースでは単に落下するだけなので高度が高いときは空気も薄いので ある程度加速してスピードもつきますがだんだん空気の抵抗が増してきて 一定のスピードに落ち着きます。音速は超えるでしょうが 十分な装備は(たとえそんな風に見えなくても)しているはずです。 実際の高高度のスカイダイビングでは31km上空からダイブして生還した例があります。 また、さらに超高高度から特殊なスーツを着用してダイブする計画もあるようです。 |
115 | Re:科学考証はデタラメ | プロトン | 09/7/2-00:15 |
記事番号89へのコメント ベイロックさんは No.89「Re:科学考証はデタラメ」で書きました。 >いや、高度ではなくて速度の問題です。シャトルの再突入時の速度は >秒速7.5kmというとんでもないスピードで突入時に大気の層がブレーキになって >減速するんですがこの時に熱を発するんです。 >映画のケースでは単に落下するだけなので高度が高いときは空気も薄いので >ある程度加速してスピードもつきますがだんだん空気の抵抗が増してきて >一定のスピードに落ち着きます。音速は超えるでしょうが >十分な装備は(たとえそんな風に見えなくても)しているはずです。 そういえばノーマッドの話やST5とかで出てる反重力ユニットや反重力ブーツを環境服に 取り付けて使えば落下速度を調節出来るどころか空中で静止とかも出来る筈なんですけ どね、単に環境服には反重力技術が付いていなかったのでしょうけど。 |
91 | Re:科学考証はデタラメ | モ510型愛好家 | 09/6/19-02:35 |
記事番号88へのコメント >>ヴォイジャーの名誉の日で言及があったり、実際のシーンがありました。 訂正します。第97話「心は闘いに傷ついて」Extreme Riskでした。 そのときは高度30万mからの落下でした。 |
114 | Re:科学考証はデタラメ | プロトン | 09/7/2-00:13 |
記事番号83へのコメント ジャック天野さんは No.83「科学考証はデタラメ」で書きました。 >現代物理学の予想ではナシです。どのような物質であれ潮汐力で引き裂かれ素粒子レベルまで分解されます。またブラックホールに近づ >けば近づくほど時間の流れが遅くなるので、外から観測するといつまでたってもブラックホールに飲み込まれることはありません。この >ことからブラックホールという「穴」は存在しないという考えも出てきています。というかヴァルカン星がブラックホールに飲み込まれ ディフレクターシールドもありますし、亜空間フィールドは重力と斥け合うので24世紀の艦ならブラックホールに近づいても大丈夫な気 がしますが…、特にロミュランは重力制御が進んでますしエンジンに量子特異点を使っているくらいですし。 >昔は「どんなものも飲み込むブラックホールが存在するのなら、代わりに飲み込んだものを吐き出すホワイトホールがあるはずだ。」と >いう考えがあり、タイムトラベルに使われるのはそのころの名残です。TMPでヴォイジャーがブラックホールに飲み込まれ銀河の反対側 やはりブラックホールはTMPへのオマージュ?でしょうかね、 実はブラックホールに吸い込まれたのではなくTOSやST4のスリングショット方法だったとか、これならNaradaとJellyfishの現れた時代が 25年ずれていてもブラックホールから逃れようとした時細かい計算をしていないからとか説明し易そう。 >それよりも問題なのは超新星爆発。超新星爆発が起きると半径5光年以内の生物を絶滅させるほどのガンマ線という放射線が発生しま す。 >これは電磁波の一種で光速で伝わります。それに対し超新星爆発の衝撃波は、タイプと規模にもよりますが光速の1%ぐらいの速度で >す。つまり、衝撃波がロミュラスに到達するころにはとっくに全生物が死んでいるはずなんです。でもスポックの説明は明らかに違いま >す。 ガンマ線程度なら惑星全体を覆う環境制御システムやフォースフィールドで防げるでしょうけど、問題なのは衝撃波が何故か突然超光速 度になった事の方が無理な気がします。 超光速ならそれはそれで、ロミュラン帝国領域のどこの恒星が超新星爆発を起こしたのかにもよりますが、他のRomii等のロミュラン領域 や、ロミュラスが中立地帯から10光年程の距離なので惑星連邦の被害も大きいような…。 |
131 | Re:科学考証はデタラメ | ジャック天野 | 09/7/7-00:50 |
記事番号114へのコメント まずはじめに、論文を書いていた頃の癖で真剣に科学の話をするときは「ですます」調ではなく「である」調になるのでその点をご容赦願い たい。 数多くのSFで誤った表現をされているため、ブラックホール(以下BH)について間違った知識を持っている人がかなり多い。例えば「我々の 太陽をそのままBHにしたらどうなるか?」という質問をしたら「地球が飲み込まれる」と答える人が多い。だが正しくは「地球は今と同じ軌 道を回り続ける」だ。なぜなら、質量が変わっていないからだ。BHにおいても万有引力の法則 F = GMm/r^2 は成り立つ。ただBHは質量の割り に半径が著しく小さいために近づきすぎると重力が非常に強いというだけだ。ヴァルカンがBHに飲み込まれるのはおかしいと指摘したのはこ の点にある。 >ディフレクターシールドもありますし、亜空間フィールドは重力と斥け合うので24世紀の艦ならブラックホールに近づいても大丈夫な気 >がしますが… ブラックホールの質量にもよるが、事象の地平面付近であれば潮汐力も有限であるから耐えられるかもしれない。ただブラックホールに突入 し特異点に近づけば、たとえどれほど強力なシールドであろうとほぼ無限の潮汐力によって確実に破壊される。 >特にロミュランは重力制御が進んでますしエンジンに量子特異点を使っているくらいですし。 ブラックホールは質量が小さいほどエネルギーを放射する性質がある。ギャラクシー級の重量が500万トン、イントレピッド級の重量が70万ト ンらしいから、それから考えるとロミュラン艦に使われているマイクロブラックホールの質量は10万トンくらいではないだろうか。それなら 表面温度は約1200兆度。エネルギーに換算すると約10^18ワットとなる。それでいて数センチにまで近づいてやっと1Gの重力加速度が生まれ る。だから重力制御という点においてはそれほど難しいものでは無い。 >実はブラックホールに吸い込まれたのではなくTOSやST4のスリングショット方法だったとか、これならNaradaとJellyfishの現れた時代が >25年ずれていてもブラックホールから逃れようとした時細かい計算をしていないからとか説明し易そう。 そんなところだろう。ただTNG以降その方法が使われていないのが気になる点ではある。まあ安易なタイムトラベルを禁止するためだろうが。 それゆえに今度の映画は残念でならない >ガンマ線程度なら惑星全体を覆う環境制御システムやフォースフィールドで防げるでしょうけど、問題なのは衝撃波が何故か突然超光速 >度になった事の方が無理な気がします。 あれはやはり他の恒星系なのだろうか。セリフを聞く限りそうなのだが、「さすがにそれはないな」と思いロミュランの恒星が爆発したもの と解釈していたのだが。 |
135 | Re:科学考証はデタラメ | プロトン | 09/7/8-01:02 |
記事番号131へのコメント ジャック天野さんは No.131「Re:科学考証はデタラメ」で書きました。 >数多くのSFで誤った表現をされているため、ブラックホール(以下BH)について間違った知識を持っている人がかなり多い。例えば「我々の >太陽をそのままBHにしたらどうなるか?」という質問をしたら「地球が飲み込まれる」と答える人が多い。 確かに勘違いしている人が結構いますね、そう言う時は(太陽系ではありませんが)ブラックホールの周回軌道にも惑星系が形成される可能 性がある(生命が存在するかはまた別としても)と言った説明をすると同様に受け入れ難いようですね。 >に半径が著しく小さいために近づきすぎると重力が非常に強いというだけだ。ヴァルカンがBHに飲み込まれるのはおかしいと指摘したのはこ >の点にある。 ヴァルカン星に打ち込まれたRed matterがどれ程のエネルギーか不明ですが、質量が小さければ武器として使ってもヴァルカン星の中心で直 ぐにホーキング放射して蒸発してしまいますし、大きくても惑星の内核、外核にダメージを与える程度でしょうか…。 後者だとしても長期的に見てヴァルカン星が住めなくなる様になるとしても、映像の様に劇的に飲み込まれる事は有り得ませんね…。 >ブラックホールの質量にもよるが、事象の地平面付近であれば潮汐力も有限であるから耐えられるかもしれない。ただブラックホールに突入 >し特異点に近づけば、たとえどれほど強力なシールドであろうとほぼ無限の潮汐力によって確実に破壊される。 語弊がある表現かもしれませんが、特異点が存在しないブラックホールと言う理論も考えられているので艦が破壊される無限大の潮汐力、重 力や曲率を避ける事が出来るか、また無限大になる前に時空の裂け目が形成されてタイムトラベル、と言う様な解釈を採れば今回の映画やTMP のタイムトラベルも成り立たせられますが、やはり事象の地平面の内部を調査出来ないのでタイムトラベルの方法は何とも…。 >だから重力制御という点においてはそれほど難しいものでは無い。 1つ訂正をロミュランの重力制御が進んでいると言うのは通常のディフレクターシールド以外に遮蔽装置関連によるもので、エンジンのマイク ロブラックホールの質量は不明ですが、マイクロブラックホールを用いているのでブラックホールの研究も進んでいるとすれば、Naradaも 「ブラックホールに遭遇した時も何らかの対処が出来るのでは」と言いたかったのです。 >あれはやはり他の恒星系なのだろうか。セリフを聞く限りそうなのだが、「さすがにそれはないな」と思いロミュランの恒星が爆発したもの コミック版の前史では恒星Hobusだそうです。 |
139 | Re:科学考証はデタラメ | ジャック天野 | 09/7/10-02:43 |
記事番号135へのコメント >確かに勘違いしている人が結構いますね、そう言う時は(太陽系ではありませんが)ブラックホールの周回軌道にも惑星系が形成される可能 >性がある(生命が存在するかはまた別としても)と言った説明をすると同様に受け入れ難いようですね。 現実のほうが面白かったりしますよね。荒唐無稽な新設定なんか出さなくても十分面白い話作れると思うのに。 >語弊がある表現かもしれませんが、特異点が存在しないブラックホールと言う理論も考えられているので艦が破壊される無限大の潮汐力、重 >力や曲率を避ける事が出来るか、また無限大になる前に時空の裂け目が形成されてタイムトラベル、と言う様な解釈を採れば今回の映画やTMP >のタイムトラベルも成り立たせられますが、やはり事象の地平面の内部を調査出来ないのでタイムトラベルの方法は何とも…。 よかった。そこまでつっこんだ話をしてもよかったんですね。自分でも正確さにかける表現だとは思っていたんですが、あまり難しいことを書く のはよくないだろうと思ってだいぶはしょってしまいました。ボクもブラックホールによるタイムトラベルを完全に否定しているわけではありま せん。ただあまりにもお手軽すぎて、あんな簡単にタイムトラベル出来たらしょっちゅう歴史書き換わってんだろとか思うんですよね。なんか歴 史って軽いなって。 >コミック版の前史では恒星Hobusだそうです。 情報ありがとうございます。コミック版を読めば話がよくわかると言う話はしばしば聞きます。今回の映画はスタートレックを知らなくても楽し めると言う(あくまで)宣伝でしたが、結局予備知識が要るんですよね。しかも作者自身がコミック版は正史じゃないとか言ってるみたいだし。 なんだかなー。 |
140 | Re:科学考証はデタラメ | ヨコヤマ | 09/7/10-14:25 |
記事番号139へのコメント >>コミック版の前史では恒星Hobusだそうです。 >情報ありがとうございます。コミック版を読めば話がよくわかると言う話はしばしば聞きます。今回の映画はスタートレックを知らなくても楽し >めると言う(あくまで)宣伝でしたが、結局予備知識が要るんですよね。 それ、「予備知識」って言わない。「補足資料」とかいうもんでしょ。補足なんだから、「よくわかる」の当然。何、筋違いのこと言ってんだ か…… |
143 | 点をつつきたいわけじゃない | ジャック天野 | 09/7/13-00:24 |
記事番号140へのコメント 皮肉を言ったつもりだったけど、それを額面通りに受け取ってしまったようですね。 別にHobusについてだけ言った訳じゃない。この映画を観るときに、スタートレックを知らない人間のつもりになって観てみたら全然ついていけなかっ た。理由の一つはネタを優先して作ってあるから。そのせいでドラマの部分が削られたり、テンポが悪くなっている。役者の演技に救われているけ ど、全体的に観て中途半端な作品だった。 正直ドラマとかアクションにツッコミ入れたら科学考証の比じゃない。投稿しようかと思って下書きしたら、あまりにも多くて自分でも嫌になった。 老スポックとかロミュランとか要らん。レギュラーも全員揃えなくてもいい。一つの作品として良いものを作って欲しい。 |
144 | Re:点をつつきたいわけじゃない | 駱駝 | 09/7/13-00:54 |
記事番号143へのコメント ジャック天野さんは No.143「点をつつきたいわけじゃない」で書きました。 >そのせいでドラマの部分が削られたり、テンポが悪くなっている。役者の演技に救われているけ >ど、全体的に観て中途半端な作品だった。 > >正直ドラマとかアクションにツッコミ入れたら科学考証の比じゃない。投稿しようかと思って下書きしたら、あまりにも多くて自分でも嫌になった。 > >老スポックとかロミュランとか要らん。レギュラーも全員揃えなくてもいい。一つの作品として良いものを作って欲しい。 製作者へそのメッセージを送ってください。 この場での議論は無意味です。 |
145 | Re:点をつつきたいわけじゃない | ヨコヤマ | 09/7/13-02:49 |
記事番号143へのコメント >別にHobusについてだけ言った訳じゃない。この映画を観るときに、スタートレックを知らない人間のつもりになって観てみたら全然ついていけなか っ >た。理由の一つはネタを優先して作ってあるから。そのせいでドラマの部分が削られたり、テンポが悪くなっている。役者の演技に救われているけ >ど、全体的に観て中途半端な作品だった。 マニア・オタクな人種によくあることなんですが、映像からすべてを理解し、意味を読み取ろうとしているんじゃありませんか? 非マニアはそんなことしなくて、もっとルーズにみているもんですよ。もっと楽に流されてみてはいかがでしょうか? というか詰まんなかったら、「クソ映画観て損した!」と言うだけでのよいのです。 それ以上グダグダ言うのは無粋ってもんです。その無粋さを言っているのにわかってないようで。 |
146 | Re:点をつつきたいわけじゃない | エンゲージ! | 09/7/13-22:30 |
記事番号143へのコメント 今作はIMDbなり国内映画サイトのレビューなり見ても、明らかに 評価が高いわけですし、それなりの良さを見いだせた人が多い ということですよね。映画に限らず作品には作品なりの楽しみ方が あるわけで、あら探しばかりやるのではなく別の観点から楽しんでは どうでしょう。自分が楽しめなかったことを、理論武装して他人にも 同意を求めようとしても、共感は得られないんじゃないですかねぇ。 |
147 | Re:点をつつきたいわけじゃない | deer | 09/7/13-23:23 |
記事番号146へのコメント ひとそれぞれだからある程度仕方ないでしょうね 甲子園球場に来る阪神ファン 阪神が勝たなきゃ嫌な人 阪神の試合が見れたら満足する人 監督になった気分であれこれ語る人 のような感じ |
123 | Re:科学考証はデタラメ | 386DX2 | 09/7/3-22:47 |
記事番号83へのコメント ジャック天野さんは No.83「科学考証はデタラメ」で書きました。 >エテさんは No.59「Re:スタートレックの原点は」で書きました。 >それよりも問題なのは超新星爆発。超新星爆発が起きると半径5光年以内の生物を絶滅させるほどのガンマ線という放射線が発生しま す。 >これは電磁波の一種で光速で伝わります。それに対し超新星爆発の衝撃波は、タイプと規模にもよりますが光速の1%ぐらいの速度で >す。つまり、衝撃波がロミュラスに到達するころにはとっくに全生物が死んでいるはずなんです。でもスポックの説明は明らかに違いま >す。 ここでいう衝撃波が、通常使用されている衝撃波なのか不明です。例えばジェネシス波は光速の数倍数十倍で伝播するという設定でし た。そんな風に何か特殊な衝撃波の設定でもあるのかな?程度に考えています。さほど突っ込むような箇所でもないかと。 あまり細かく考えると、T.M.P.だって、光速の350倍程度の移動速度という特殊な環境下でヴィジャーとエンプラの相対位置を、どのよう にして保つのか、とか、何故役者は皆、英語を話すのかとか、何故シミターが超至近距離で爆発しても、誰もその影響を受けないのか、 とかきりがないですよ。 |
132 | Re:科学考証はデタラメ | ジャック天野 | 09/7/7-01:13 |
記事番号123へのコメント >ここでいう衝撃波が、通常使用されている衝撃波なのか不明です。例えばジェネシス波は光速の数倍数十倍で伝播するという設定でし >た。そんな風に何か特殊な衝撃波の設定でもあるのかな?程度に考えています。さほど突っ込むような箇所でもないかと。 >あまり細かく考えると、T.M.P.だって、光速の350倍程度の移動速度という特殊な環境下でヴィジャーとエンプラの相対位置を、どのよう >にして保つのか、とか、何故役者は皆、英語を話すのかとか、何故シミターが超至近距離で爆発しても、誰もその影響を受けないのか、 >とかきりがないですよ。 「星が突然爆発」とか「ブラックホールでタイムトラベル」とかやることが古いということが言いたいんです。TMPの頃ならまだ納得でき るけどいまさらソレをやるかと。せめて一目でおかしいと思えるような描写は止めて欲しい。「スタートレックとは古臭いもの」というレッ テルを貼って作っているとしか思えないんですよ今度の映画は。 |
133 | Re:科学考証はデタラメ | ヨコヤマ | 09/7/7-16:02 |
記事番号83へのコメント 一般人的には「こまけぇことはいいんだよ!」なことだと思いますが……。 客のすべてがSF読みじゃありませんよ? むしろ少数派なので「なんかそれっぽい単語が使われていればOK」な話だけでグダグダ言って もねぇ。 科学考証で興行成績が上がるなら何でもやるでしょうが、残念ながら現実はあまり貢献しないんですよね。演出的に面白くなるかって 方が重要だし。 その辺は大目にみて、ストーリーや演出など「映画として」評価すべきだと思いますが。 |
136 | Re:科学考証はデタラメ | オブシディアン・オーダー | 09/7/8-19:18 |
記事番号133へのコメント ヨコヤマさんは No.133「Re:科学考証はデタラメ」で書きました。 > 一般人的には「こまけぇことはいいんだよ!」なことだと思いますが……。 > 客のすべてがSF読みじゃありませんよ? むしろ少数派なので「なんかそれっぽい単語が使われていればOK」な話だけでグダグダ言っ て >もねぇ。 多数の意見は重い、少数よりも |
142 | 同感です | IDO | 09/7/11-12:55 |
記事番号133へのコメント ヨコヤマさんは No.133「Re:科学考証はデタラメ」で書きました。 > 一般人的には「こまけぇことはいいんだよ!」なことだと思いますが……。 > 科学考証で興行成績が上がるなら何でもやるでしょうが、残念ながら現実はあまり貢献しないんですよね。演出的に面白くなるかって >方が重要だし。 > その辺は大目にみて、ストーリーや演出など「映画として」評価すべきだと思いますが。 > 同感です。 映画としてみた場合、初めての人もマニアも楽しめる出来になっていたのは確かだし、それはこれまでの映画シリーズにはなかった功績 でしょう。 もっとも、その理由は、今回の作品が従来のような「マニア相手に手堅く儲ける」戦略ではなくて、たっぷり金をかけて、スタートレッ ク版「カジノロワイヤル」あるいは「バトルスターギャラクティカ」「バットマンビギンズ」をやって若年層を開拓、というのが製作側 の狙いだったでしょうから、初めから製作意図の違う映画だったわけですね。 さらに「STにはタイムトラベルという武器がある」と誰かが気づいて、リイマジネーションでありながら、従来シリーズの続きとも解釈 できるようにしておけば、「たとえ一般客にそっぽを向かれてもマニアから一定の動員数は得られる。どうせならニモイも出しておけば うるさいマニアも賛同するだろう。なにしろTNGをTOSのファンに認めさせたのはニモイのゲスト出演エピソードがあったからこそだ し……」と、商業映画のプロデューサーとしては当然そのように思考したわけですね。 個人的には、そういう狙いの今回の作品を日本でヒットさせるには、「23世紀には地球中心に惑星連邦が形成されていて…」という、 基本設定みたいなものから説明しないとダメだったように思います。アメリカ人には懐古主義のアプローチでOKだけど、日本は完全に 新規の観客を獲得しなければならないんですから。 STにしては暴力的すぎる部分もありましたし、敵は現代のテロリストを思わせる小粒さなのがいかにもアメリカ映画ですが、それより やっぱり上っ面だけをなぞっただけの設定が気になるなー。コバヤシマルのテストはああいうことじゃなかったでしょう。「カーンの逆 襲」で触れていた小林丸テストは、TOSのカークのハッタリ戦法を自虐的に暴いていて深みのある表現につながっていたのに。あれを 作ったのがスポックだとか、アカデミーの大教室で大勢の前で議論するなんて。カークは唯一、小林丸テストをクリアした伝説の人とな っているのが面白かったのに。小林丸テストでのカークの振る舞いの演出も、リンゴをかじって「カーンの逆襲」と表層的な接点を持た せるのは結構だけど、なんか違うなって感じでした。 でもそういうのを気にするのはディープなマニアだけで、興業面では重視されてないことですよね。初心者とマニア、両方を満足させる 最大公約数的な作り方こそが、今回の映画の目指すところだったでしょうから。 |
151 | Re:科学考証はデタラメ | エテ | 09/9/30-02:50 |
記事番号133へのコメント > その辺は大目にみて、ストーリーや演出など「映画として」評価すべきだと思いますが。 ストーリーに目を向けたら科学考証以上にひどい作りだと思うのですが・・・ あんなドンパチやって表層だけの心理描写がスタートレックじゃなかったんじゃないかと なんか詰め込みすぎて訳がわからず、中高生でも知ってる科学を無視したスターウォーズのリメイクを 観てきた感じです。この映画、アリかナシかで言ったら全くナシで。 |
162 | Re:科学考証はデタラメ | デタラメ上等 | 10/5/24-03:51 |
記事番号83へのコメント 科学考証?ッて何いってんだ(笑)?ハァ??ですね。 そんなこと言ってたら何も書けないし何も描けませんが? 実証された件だけでしか、物語が見れないなら「見なきゃ良いし」(爆) 見ちゃって損したなら「今後見ない」(涙目)でOK(大笑) 娯楽SFに緻密な考証なんて無意味。 それを追求した作品って有るのかな?知らないけど さぞかし、ツマラン退屈なモノになるんだろうなぁ(大爆笑) こんなトコに来て不満?長文お疲れさまってこってす。 |
164 | Re:科学考証はデタラメ | アランスミシー | 12/4/7-18:45 |
記事番号162へのコメント デタラメ上等さんは No.162「Re:科学考証はデタラメ」で書きました。 >科学考証?ッて何いってんだ(笑)?ハァ??ですね。 >そんなこと言ってたら何も書けないし何も描けませんが? 昔はこのBBSでちょっとでもこんなこと書いたら即削除されたけどなぁ。 今は良くなったんだ。 管理人の心証で決めてるだけなのね。 |
61 | Re:スタートレックの原点は | deja vu | 09/6/4-01:29 |
記事番号44へのコメント この前、予備知識を全く持たないまま見てきました。見るまではできるだけ知識を取り入れないようにしていたので。 ところで、自分も見ているときスター・ウォーズを思い出してしまいました。とくにカークが雪の惑星で怪物に追いかけられて、その怪物をさらに大きな怪物がやっつけて、また追いかけられるというシーン。 スター・ウォーズ=エピソード1の惑星ナブーの水中でほとんど同じシーンがありましたよね。 あと、ロミュランが出てくるのは正史ではないというのは置いといて、ロミュランがロミュランっぽくない。なんか雰囲気が映画10作目のネメシスっぽいと感じてしまいました。(似ているとかではなく、あくまで雰囲気が) でもでも、細かいことを抜きにすれば面白かったです。TOSの登場人物が勢ぞろいし、最後のTOSのナレーションと音楽には感動してしまいました。ウィノナ・ライダーなんていう昔から知っている女優もいてよかったです。 予備知識がないので疑問だけど、この映画の続きはTOSにつながるんだろうか? 全く別の話になるんだろうか? 続編の話を作ることができるんだろうかなんて思いましたが。 それに、スター・トレックの知識のない人はどう感じるんだろうとも思いました。登場人物はどれも初めて知るわけだし、スター・ウォーズのようなSFアクション映画に見えるんでしょうか? でもまぁ、楽しかったです。 あとそれから、パンフレット値段のわりに薄すぎ! (ちなみに、前にもここに書きこんだことあるけど、名前を忘れてしまったので違ってたらすみません。たぶん同じだと思うけど・・・) |
80 | Re:スタートレックの原点は | 下士官 | 09/6/14-15:06 |
記事番号44へのコメント 見終わった後は例のスタッフロールで感慨がありましたが、少し時間が経って思い返してみると、 「スタートレックって一体なんだったんだろう?」 っていう疑問が残りました。 世にあふれる有象無象のSFドラマ、SF映画の中でも40年の長きにわたって一定の人々に支持され 続けているこのシリーズの魅力って一体なんであったのか、考え直させられました。 一緒に観に行った連れは映画好きではありますが、スタートレックは「カルトな人気のある長寿 SFドラマ」ぐらいの認識しかありませんが、「普通に映画館のスクリーンで見ると迫力のある面 白い映画」との評価でした。スタートレックの魅力って「迫力」でしたっけ?迫力のある映像、 演出が欲しいのだったら他の映画でも全然構わないような気がします。 やはり上で言われているような、スタートレックの名前を借りた「大衆娯楽映画」であったよう に思えて仕方ありません。勧善懲悪な武力で物事を解決するようなドラマがスタートレックでは 無かったと思うのです。少なくとも自分が好きだったスタートレックはそういうものではありま せんでした。 「わざわざ足場の悪い所でどつき合うスタートレックなんて要らない」 これは今まで劇場版が公開される度に思っていたことなのですが、今回のリイマジネーションと 言う手段を経て、さらにその路線が強化されたように感じられました。 これからも(和解・共存の道も模索せずに)相手を殺すことで物語が決着するようなスタートレ ックが続くのであれば、悲しいし、今までの培われてきたスタートレックの哲学のようなものが 失われてしまうようで残念です。 あの世界に残ったスポックはどんな気持ちであの世界の成り行きを見ていくのでしょうか。 カークと共にクリンゴンとの和平を実現し、カーク亡き後の時代にもロミュランとの民族統一 を目指し、常にα宇宙位置の平和と共存を目指してきた彼の目に、希望の持てる世界が映るので しょうか。 役者の演技がTOSのキャラの特徴をよく再現していて出来が良かっただけに残念です。 少なくとも、ピカードもシスコもジェインウェイも、ブラックホールに吸い込まれていく敵艦を 見て、ぎりぎりまで救助の要請をするよう説得はしても、とどめとばかりに集中砲火を浴びせる ような真似は絶対にしないでしょう。艦隊士官としても。(まあ、最後の人は虫の居所によって はどうだか分かりませんが) よく、前知識が無いと分からないことばかりだから初めての人に敷居が高い、それが映画失敗の 理由として上げられますが、指輪物語とかどうでしょうかね?一部省略された所を覗くと、かな り原作に忠実に映像化されています。台詞も含めて。トールキンの独自の神話的世界をベースに していて、決して映画を見るだけでは分からないような知識が多くとも、日本を含め、世界中で 賞賛を浴びる作品になっていました。映像の美しさや演出の華やかさも、あと映画会社のプロモ ーションもありますが、根本としてはやはりドラマとしての素晴らしさがあってのものだと思い ます。そう思うと、それはスタートレックの最も魅力のある、言うなれば得意な部分でもあるは ずなのですが。その割に毎回映画ではスタートレックの本領ではない、アクションだとか派手な 演出効果に傾倒していくのがもったいないように思います。 |
81 | Re:スタートレックの原点は | うわわ | 09/6/15-00:12 |
記事番号80へのコメント 私も初回鑑賞時、下士官さんと同様の感覚を持ちました。 下士官さんが上手に文章にまとめることができるのが羨ましいです・ そして昨日、2回目を鑑賞してまいりました。「ああ、自分に合わないと分かっているのに何で二回も観る のだろう」という、多分トレッキーならではのネガティブなジレンマを抱えながら。 不思議な事に、鑑賞後は「面白い話じゃないか!」と嬉しくなっている自分がいたのです。 テンポよく進むストーリー、エンターテイメントとSFっぽさの絡み具合。そしてエンドロールのテーマ曲 ではニヤニヤしてしまいました。 今回の映画は、例えるならば「サンダーバード」や「ロストインスペース」、最近では「スピードレーサ ー」といった、「懐かしのテレビ番組を映画にしてみましたよ」という姿勢で作られているのでしょうね、 さんざん言われている事ですが。 個人的な意見ですけど、「バットマンビギンズ」より「ダークナイト」の方がより深みのある話でしたし、 もし続編が作られるならば(決定しているようですが)そちらにスタートレックらしい「深み」を注ぎ込ん でくれるではないかなあ・・と思います。 まず、今作は一般の皆さんを「掴む」ための第一作、ということで。 |