ホロデッキ。女性家庭教師ダヴェンポート※1夫人を演じるジェインウェイは窓を開け、子供たちにどのように挨拶するかを考えている。「ヘンリー、ベアトリス、嬉しいわ会えて。」堅すぎてもなれなれし過ぎてもいけない。いつのまにか2人が来ていた。お父様は一言も言ってなかったというヘンリー。ジェインウェイは挨拶し、握手を求めるがヘンリーはお辞儀をし、ヘンリー・バーレー※2、ティミンズ子爵ですと名乗った。姉のレディ・ベアトリス・バーレー※3・フローラと紹介する。お友達になりたいとジェインウェイが話すと、ヘンリーはいきなりラテン語をしゃべった。ジェインウェイはわからない。そんなことでものを教えようというのですかと怒るヘンリー。教育者としての自信を持っています、ラテン語は錆付いているが数学や科学なら引けを取らないというジェインウェイ。レッスンは簡単ではありませんというと、ヘンリーは黙った。ベアトリスに好きな勉強を聞くが、「何も」との答え。絵を描くことや刺繍はと聞くジェインウェイに、初めて昨日刺繍が出来上がったというベアトリス。見せて欲しいというが、母にあげたという。ヘンリーは姉は混乱している、あげたのは母が死ぬ前ですという。昨日あげたというベアトリスと口論し、姉は母の死を受け入れられないから、夢のようなことを言っているというヘンリー。気持ちはわかるわというジェインウェイに、お母様は死んでいないというベアトリス。それと同時にキャラクターが消えた。姉に何をしたんだというヘンリーも、同じように消えてしまう。ジェインウェイはコンピュータに、ジェインウェイ・ラムダ-1※4のキャラクターを復元するように命じるが、パワーエネルギーグリッド・ベータ4に異常があり復元できないという。ブリッジに聞くと、チャコティが第6デッキにパワーの変動があったと答える。トゥヴォックが調査中だ。
トゥヴォックが向かうと、壁のパネルが開けられていた。トレスを呼び出し、第6デッキでの修理を許可したかを尋ねる。トレスは許可していない。トゥヴォックが中に入ろうとすると、ダルビー※5乗組員が出て来た。何をしていると聞くと、バイオ神経回路のジェルパック※6を取り替えていたという。これから機関部に寄ってトレスに報告するというダルビー。修理を行う場合には手続きを踏んでもらわないといけないというトゥヴォックに、故障を見付けたから修理してただけですと反論する。通告もなく修理を行ったため、弊害が出ていると話すトゥヴォック。ここのやり方に慣れてないもんで、マキではすぐに修理していたというダルビー。ここはマキの船じゃないというトゥヴォックに、そんなことはわかってます、こなきゃ良かったと後悔していると怒る。修理をしただけだ、それが宇宙艦隊のルールに反するなら逮捕しろ、しないなら放っておいてくれと言って歩いて行った。
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※1: ルシル・ダヴェンポート Luville Davenport VOY第13話 "Cathexis" 「幽体離脱」より
※2: Henry Burleigh (トーマス・デッカー Thomas Dekker 映画 "Generations" 「ジェネレーションズ」のピカードの息子の一人役) VOY "Cathexis" より。後にも登場
※3: Beatrice Burleigh (Lindsey Haun VOY第64話 "Real Life" 「ドクターの家庭」に別役で登場) 同じく VOY "Cathexis" より。後にも登場
※4: Janeway Lambda-1 プログラム名
※5: ケネス・ダルビー Kenneth Dalby (Armand Schultz) 少尉より下の乗組員 (crewman) で、階級章は黒い線が1本です。声: 荒川太郎
※6: bio-neural gel pack
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