ヴォイジャー 簡易エピソードガイド
第101話「遥かなるボーグの記憶」
Infinite Regress
イントロダクション
セブン・オブ・ナインが貨物室で再生を行っている。大勢の話し声が聞こえてきた。目を覚ますセブン。コンピューターが警告する。『再生サイクルが不完全です。』 アルコーヴを下り、貨物室をうろつく。匂いをかぐセブン。 そのまま貨物室を出て、匂いをかぎ続けながら歩く。 食堂に置いてある材料を、叫びながら手で払い飛ばしていくセブン。奥に進み、ケースの中に肉を見つけた。それをむさぼる。壁には肉を食うクリンゴン人が見えていた。 |
あらすじ
コース上にボーグ・キューブの残骸があることがわかった。ボーグが回収に来るはずなので、回避することにする。食堂を荒らした犯人は見つからず、セブンもそのことを知らないようだ。ナオミと話していたセブンは再び大勢の声が聞こえ、突然人間の少女のように振舞いだす。ゲームで遊んでいたセブンは、ふいに我に返った。ヴォイジャーにはボーグの信号が届いていることがわかった。セブンはまたクリンゴン人のように凶暴になる。さらにヴァルカン人まで。 医療室で多数の異星人の幻影を見るセブン。ドクターによれば、これまでに同化した人格がセブンに多重人格となって現れているのだという。解消するにはボーグ艦の残骸から発生している周波数を停止させなければならない。残骸フィールドにはボーグ・キューブの心臓部である、リンク装置があった。機能を停止させるため、ヴォイジャーの中に転送して処理することにする。装置内部に、テクノロジーを攻撃するウィルスが棲みついていることがわかった。 そのウィルスは生命体6339 と呼ばれる異星人の最後の生き残りが、ボーグに対抗するために作ったものだった。彼らを探すことにする。セブンは更に別の人格、フェレンギ人になった。このままではセブン本来の神経パターンが失われてしまうかもしれない。不安を覚えるセブン。リンク装置を無力化しようとしたが、効果がなくセブンへの影響は強くなる。失敗だ。 生命体6339 を発見した。このままでは永遠にセブンを呼び戻すことができなくなってしまう。トゥヴォックは最後の手段として、セブンとの精神融合を申し出る。6339 はセブンを助けるための協力を拒み、リンク装置を返すように言ってきた。瞑想を終えたトゥヴォックは、精神融合を始まる。6339 が攻撃してきた。セブンの心の中に入るトゥヴォック。 心の中。クリンゴン、カーデシア、ヴォス、ベイジョー、ヒロージェン、ロミュラン、ヴィディア…叫び続ける異星人たち。トゥヴォックはセブンを探す。6339 に応戦するヴォイジャー。トレスは機関室でリンク装置のパワーを停止することに成功した。セブンの中の異星人は消え、トゥヴォックとセブンだけが残された。リンク装置を捨て、ヴォイジャーはコースに戻る。セブンはナオミに、ゲームのやり方を教えてくれるように頼むのだった。 |
用語解説など
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感想
セブンに多重人格の症状が現れます。TNG "Masks" 「多重人格アンドロイド」を思い起こさせる内容ですね。ジェリ・ライアンの演技といい、沢海さんの吹き替えといい、見事に別人格になりきっていてコメディとして大いに楽しめます。 ただ、「それだけ」なのが残念ですね。精神融合も久々に見られたとはいえ、退屈で無意味なものに感じました。 |
第100話 "Timeless" 「過去を救いに来た男」 | 第102話 "Nothing Human" 「寄生生命体の恐怖」 |