ヴォイジャー 簡易エピソードガイド
第14話「二人のトレス」
Faces
イントロダクション
機械の並べられた一室。再生プロセス完了、遺伝子処理装置停止、バイオマトリックス停止という男の声が響く。ベラナ・トレス、目覚めよというその声に、両腕をつながれた1人のクリンゴン女性が目を開いた。 |
あらすじ
パリス、トレス、ダーストの3人は、ある惑星に地質調査を行うために派遣されていた。だが予定の時刻になっても上陸班は指定された場所にいない。3人が入った洞窟の構造はわずか2日の間で大きく移動しており、そのために地上に戻れなくなった可能性がある。救出に向かうチャコティたち。一方トレスは、純粋なクリンゴン人になっていた。ヴィディア人によってクリンゴンの遺伝子だけが取り出され、再構築されたのだ。彼らの不治の病であるフェイジに打ち勝つ遺伝子を求めていたからだった。既にクリンゴン・トレスの体には、フェイジに勝てるかどうか病原菌が感染させられていた。またパリスとダーストは、自分では働けないヴィディア人の下で強制労働をさせられていた。そこに地球人の女性が連れられてきた。彼女もまた、ベラナ・トレスだったのだ。 彼女はクリンゴンのDNAを抜かれたために地球人トレスになっていた。チャコティたちも、洞窟の壁の中にヴィディア人によって作られた幻があることを突き止める。 ヴォイジャーでは、ヴィディア人のフォースフィールドを破る方法が検討される。クリンゴン・トレスは研究室から逃げ出した。 フィールドに1ミクロン以下の小さな穴が見つかり、そこを通して内部へ転送させることになった。怪しまれないようにチャコティは整形手術で、ヴィディア人そっくりの姿にされる。地球人トレスはヴィディア人のコンピュータを使ってヴォイジャーに連絡を取ろうとするが、捕まってしまう。しかしそこへ現れたクリンゴン・トレスに助けられる。対面する2人。気を失った地球人トレスをかつぎ、クリンゴン・トレスは逃げ出した。 自分がいなければ何もできないというクリンゴン、いつもその性格に苦労させられてきたという地球人、2人のトレスは衝突する。しかし結局はコンピュータを使ってフィールドを解除し、ヴォイジャーに連絡するという案で協力することになった。忍び込んだチャコティはパリスと合流し、続いてトレスたちとも出会う。地球人トレスはクリンゴン・トレスが守ってくれる中、フォースフィールドを解除できた。しかし、地球人トレスをかばおうとしたクリンゴン・トレスは銃で撃たれてしまう。ヴォイジャーに収容される4人。クリンゴン・トレスは名誉ある死だといい、地球人トレスの腕の中で息を引き取った。ドクターによって、再びクリンゴンのDNAが地球人トレスに戻されることになる。このままではタンパク質を合成できないのだ。やはり地球人とクリンゴン、どちらも自分にとって必要であると認識するトレス。そして隆起のない額に、手を触れるのだった。 |
用語解説など
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感想
脅威の科学力を持つヴィディア人が、ハーフであるトレスを完全に2つに分離してしまいます。純粋地球人のトレスは本当に綺麗ですね (いつもが綺麗ではないという意味ではないです…)。それを元に戻せるドクターもすごいですが^^; |
第13話 "Cathexis" 「幽体離脱」 | 第15話 "Jetrel" 「殺人兵器メトリオン」 |