※1副長日誌、宇宙暦 50614.2。カプラン少尉※2と共に、ネクリット・エリア※3の偵察を行い、ヴォイジャーに戻るところである。
シャトル内。ここではナビゲーション信号が全く役に立ちません、現在位置もわかりませんというカプラン。道に迷ったということか、少尉と聞かれ、それは何をもって迷ったかによりますと苦笑いする。自分の位置がわからないということは、迷ったということじゃないのかというチャコティ。すみませんと謝るカプラン。もう一度ヴォイジャーを呼ぶ。だが応答はなく、通信範囲外のようだ。それじゃ昔ながらの方法でいくかといい、光学スキャナーをオンにさせるチャコティ。前方に小惑星帯を発見した。記録しろというチャコティだが、カプランは申し訳なさそうに、2時間前に通った小惑星帯だと思いますと言った。チャコティはため息をつき、同じ所を堂々巡りしてるわけかという。コンピューターに反応があった。連邦のビーコン信号だ。座標を報告し、ヴォイジャーだわと喜ぶカプラン。これで何とか帰れそうだなというチャコティ。コースをセットする。
シャトルは惑星へ近づいていく。信号はあの惑星の地表から出ているというチャコティ。ヴォイジャーが着陸したんでしょうかというカプランに、センサーの反応は悪いが西半球の大陸に約8万人のヒューマノイドが生息しているようだという。初歩的なテクノロジーは見られるが、宇宙船規模の大きなエネルギー反応はない。別のビーコンが届き、信号は弱いが明らかにヴォイジャーのとは違う。周波数を合わせると、声が聞こえてきた。「連邦の船へ、至急救援願います」と言っている。宇宙艦ヴォイジャーの副長、チャコティだ、そちらは何者だと尋ねるチャコティ。「通信が聞こえません、もし我々のメッセージが届いたら…」 途切れてしまった。こちらが連邦の船だと知っていたなというチャコティ。なぜわかったんでしょうというカプランに、何者であれ助けを求めているという。メッセージブイ※4を発射し、救援に向かったことをヴォイジャーに知らせる。発射されるブイ。
地表は夜で、あちこちで焚き火がたかれている。荒れ果てた様子を見て、戦争でもあったみたいですねと言うカプラン。信号の発信源を特定できない。そこへ物陰から何人も出てきた。武器を構えた者もいる。
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※1: パリス役のロバート・ダンカン・マクニール監督です
※2: Ensign Kaplan (Susan Patterson) VOY第51話 "Future's End, Part II" 「29世紀からの警告(後)」以来の登場。声:岩本裕美子、スウィン少尉役
※3: ネクリット・イクスパンス Nekrit Expanse VOY第55話 "Fair Trade" 「密売人」より
※4: message buoy 関連:レコーダーマーカー (recorder marker) TOS第2話 "Where No Man Has Gone Before" 「光るめだま」など
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