ヴォイジャー 簡易エピソードガイド
第45話「地獄星からの脱出」
The Chute
イントロダクション
「新入りの囚人だ!」「邪魔だ、どけ!」 汚れた服を着た男たちが集まり始めた。チューブが開き、そこから人間が落ちてくる。それは、ハリー・キムだった。男たちが周りを取り囲んでいる。そのうちの一人※1が、どけといいながら前に出てきた。キムの顔を見ると、首をつかんで立たせる。男たちにもてあそばれるキム。殴り返そうとしても、逆に倒されてしまった。蹴られ、棒で殴られる。「殺せ! 殺せ!」という声が飛ぶ。キムは目の前にいる男を殴ろうとした。だが、それはパリスだった。手を止め、トムと呼ぶキム。先ほどの男が、その様子を見ている。パリスはキムの腹を殴った。キムはそのまま倒れた。 |
※1: 名前はピット (Pit) (Ed Trotta) 後に名前が言及されますが、訳出されていません |
あらすじ
パリスはキムを自分のところへ連れて行った。2人はアクリティリという惑星で起こった爆弾テロの犯人と勘違いされ、投獄されたのだ。そこは地下らしい。囚人の頭には「クランプ」と呼ばれる装置が取り付けられ、神経に作用して短気にさせていた。配給される食べ物を手に入れるのさえ難しい状況だった。 ヴォイジャーは地表のスキャンはできなかったが、パリスとキムが「オープン・スカイ」というテロの協力者とされ投獄されたことが伝えられた。その理由はトリリチウムを使った爆破テロだったためで、ヴォイジャーのダイリチウムはトリリチウムに変換できる。艦内の検査を求め攻撃してくるアクリティリ船に対し、ヴォイジャーは一時撤退した。パリスたちは脱出するためには、2人が入ってきたチューブ状のシュートを使わなくてはならないと考えるが、そこにはフォースフィールドが張られていた。ヴォイジャーでは、2人の無実を証明するため、トリリチウムに変換可能なパラリチウムを使っている船を捜し始める。キムらは手に入れた部品を使い、シュートのフォースフィールドを外そうとするが失敗する。その音に気づいた囚人たちと争っている最中、パリスが刺されて怪我を負ってしまった。 2人の持ち場が取られてしまい、やむをえずジオという囚人のところに行き、外に出してやることを条件に協力してもらうことにする。ヴォイジャーはトリリチウムを製造している船を見つけ、船長たちを拘束した。彼らはオープン・スカイのメンバーで、囚人収容所の位置を知っているようだ。キムはクランプのせいで作業に集中できない。ジオは、クランプは囚人をお互い殺させるための装置だという。キムは作業を終え、フォースフィールドを消すことに成功した。しかしシュートの先にあったのは、窓から見える宇宙空間だった。牢獄は、巨大な人工衛星だったのだ。 キムはパリスには、そのことは話さなかった。クランプのせいで、精神がおかしくなっていくパリス。キムはシュートがドッキングポートにつながっていて、食料や囚人を運ぶための船が到着すると考える。囚人たちに力を合わせて脱出しようと話をもちかけるが、全く相手にされない。そしてパリスは、脱出に必要な部品を壊してしまった。それを見たキムは逆上し、パリスを殴る。部品を手に持ち、パリスに向かって振りかざすキム。 しかし、キムはそれを振り下ろさなかった。ジオは、邪魔な奴なんか殺してしまえとナイフを渡すがキムは受け取らない。ジェインウェイはアクリティリ当局に、爆弾テロの新たな証拠を見つけたことを話すが、全く交渉に応じようとしない。貨物船の船長に収容所の場所と、セキュリティの解除コードを教えてもらうことにする。ヴォイジャーで行っては攻撃されるだけなので、ニーリックスの船を使う。シュートを通って入るジェインウェイとトゥヴォックたち。パリスとキムを助け、攻撃してくるアクリティリ船からニーリックスの船は無事逃げられた。ドクターによると、クランプはジオの言っていた通り攻撃心を刺激する働きがあった。キムはパリスに、殺しかけたことを明かす。パリスは覚えていることは、「こいつには触らせない、僕の親友だ」というキムの言葉だと言うのだった。 |
用語解説など
|
感想
精神的に参ってしまうというのはストーリー的にはよくあるのですが、牢獄の外は宇宙だった…というシーンが印象的です。個人的には映像初登場のニーリックスの船が嬉しかったですね。また、最後にジェインウェイが持ってたフェイザーライフルも新型です。 |
第44話 "Flashback" 「伝説のミスター・カトー」 | 第46話 "The Swarm" 「ドクターのオーバーロード」 |