※1宇宙空間。遠くにヴォイジャーが見えた。白黒の映像で、下の方に何かの文字が映し出される。転送された。トレスが近づき、こちらを凝視する。「変わってるわね。」トゥヴォックが近寄り、注意した方がいい、何らかの危険を及ぼす可能性もあるといいながら、トリコーダーを向けている。パワーが弱って来てる、機能を失う前に機関室に移して調べてみたいんですがというトレス。パワーがなくなるのを待つべきだろう、完全に停止した状態で調べた方が安全だというトゥヴォック。修理するのはそれからでいいという。この物体の動力源は全く不明です、停止させてしまったら再起動させるのは不可能かもしれませんというトレス。これは未知のテクノロジーを研究するチャンスですと言った。この船は探査船なのよ、いいわねトゥヴォックというジェインウェイ。
映像が乱れ、機関室に移った。パワーが弱ってる、何とかして安定させなくちゃというトレス。EPSパワーコンジットにつないでみたらというキム。エネルギー信号に適合性はないけど、時間稼ぎにはなるとトレスはいう。ケーブルがつながれ、パワーを流す。最大出力の 5%で、2秒間だ。映像が白っぽくなった。効果ないというトレス。システムがオーバーロードしたかなというキム。低出力で長く流してみる。3%で 5秒間だ。映像が拡大された。効果が出てきた、EPSフローが安定してるというトレス。鮮明になっていく映像。EMフィールドのリークも最小限、コネクターの圧力に注意しないと、と話す2人。85%を超えると危険ね、フラックスキャパシタンス※2は一定してないけど、それほど問題ないだろう、念のために連結器にパワーを供給しておいた方がいいわ…と続く。映像は機関室の端にあるモニターを捉えた。次第に大きくなっていく。そこに映っていたのは、横たわって検査されている「ロボット」だった。
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※1: TNGライカー役のジョナサン・フレイクス監督。VOY第23話 "Parturition" 「地獄の星」以来
※2: flux capacitance これはユニヴァーサル社の「バックトゥーザフューチャー」シリーズの、時間移動車デロリアンの重要な部品である「フラックスキャパシタ」へのオマージュ。ここでは「パルスキャパシタンス」と訳されています
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