発売記念エピソードガイド
「スター・トレック 叛乱」 (1)
Star Trek: Insurrection
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1. バクー村
リック・バーマン 製作 ジョナサン・フレイクス 映画 スター・トレック 叛乱 マイケル・ドーン マリーナ・サーティス F・マーリー・エイブラハム ドナ・マーフィー 配役 ジュニー・ローリー・ジョンソン、C.S.A. & ロン・スルマ ジェリー・ゴールドスミス パトリック・スチュワート 共同製作者 ピーター・ローリットスン 衣装デザイナー サーニャ・ミルコヴィック・ヘイズ 編集 ピーター・E・バーガー、A.C.E. ハーマン・ジマーマン 撮影監督 マシュー・F・レオネッティ、ASC マーティン・ホーンステイン 原案「スタートレック」創作 ジーン・ロッデンベリー リック・バーマン 脚本 リック・バーマン & マイケル・ピラー 台本 マイケル・ピラー ジョナサン・フレイクス |
※1: (マイケル・ウェルチ Michael Welch) 声:亀井芳子、TNG 初代アレキサンダー ※2: 村はプロダクション・デザイナーのハーマン・ジマーマン指揮の下、北ロサンゼルスのシャーウッド湖に建てられました ※3: (ドナ・マーフィー Donna Murphy) 声:宮寺智子、DS9 女性可変種など ※4: (ダニエル・ヒュー・ケリー Daniel Hugh Kelly 1998年の HBO ミニシリーズ「フロム・ジ・アース/人類、月に立つ」で、アポロ17号の船長、およびアポロ10号のルナ・モジュールのパイロット、ユージン (ジーン)・サーナンを演じました) 声:田中正彦 |
2. 第2プロトコル
その村の様子を、遠くから見ている者たちがいた。 「部隊の位置を確認中。」 通信が入る。「第7区域から司令へ。」 男性の連邦士官※5が答えた。 「司令だ。」 「ここで別の調査班を使いたいのですが。」 「基地よりマコーリー少尉※6、ジャイルズ少尉。第7区域へ向かい地質系統調査班を援助せよ。」 「了解。」 その部屋では連邦士官のほかに、別の異星人の者も共同作業をしている。窓から見える、小さく四角形に区切られたところには、赤い服を着た人々が映っている。だが村人は気づいていない。異星人のリーダー※7はパッドを受け取り、それを確認した。 「ダワティ提督がこれを待っている。船へ送信しろ。」 突然警報が鳴る。 「警戒態勢! 第12区域です。」 武器の発射音が聞こえる。赤い服を着たチームが走っていった。村人も音がした方を見ている。 牧草地で遊んでいた子供たちが、山を駆け下りていた。武器の光跡が見える。 基地に報告が入る。 「アンドロイドです! 手におえません。」 答える異星人のリーダー。 「報告。」 「村へ向かっています。止めようとしているところです!」 異星人リーダーと顔を合わせる、連邦女性士官のカーティス大尉※8。 「あそこです。」 男性連邦士官が見つけた。山を下る、赤い服の集団が見える。異星人リーダーが「拡大しろ。」と指示する。四角い領域が大きくなり、鮮明に映し出された。先頭の人物に向けて武器を発砲している。 子供たちが逃げている橋に、武器が当たった。異星人リーダーは 「射撃中止。」 と命じる。村人の女性は驚いている。「どうしたの? 何が起こってるの?」 並べてあった花瓶が、中央から 2つに分かれた。近くにいた人も、見えない何かに倒される。 カーティスが通信を入れる。 「基地よりデータ少佐。」 軽々と身をこなし、追手をかわして行く、赤い服を着たデータ。 「マイクロ水圧パワー供給を…再配列中。温度過負荷を調整中。」 「データ、すぐに基地へ出頭して下さい。」 「陽電子マトリックス機能を変換中。第2プロトコル起動中。」 「帽子を取ろうとしています。」という男性士官。指示する異星人リーダー。「全地上部隊、アンドロイドを止めろ。」 データは飛びかかってくる追手を、一撃で倒していく。 父親のところへ戻ってきた子供が、抱き付いた。父親が優しく声をかける。「アーティム※9、アーティム、大丈夫だ。」 データに弾き飛ばされた者が、近くの池に落ちた。父親やアーティムたちには、水しぶきだけしか見えていない。ただならぬことが起こっていると感じた父親は、「家へ入るんだ、さあ。」 とアーティムに言った。そして、データは帽子を外した。空中に頭だけが浮かんでいる。驚きの声を上げる村人たち。振り返ったデータはアーティムと目が合った。あまりの出来事に、立っていることもできないアーティム。父親がみんなに叫ぶ。「避難所だ、みんな、中に入れ、行け! 家へ帰るんだ! 急げ! さあ! 急ぐんだ!」 散り散りになり、逃げていく村人。「第2プロトコル起動。」 データは静かに言った。 慌てる男性士官。「見えてます。」 異星人リーダーは怒り、カーティスに 「早く止めろ!」 という。データは再び、後ろからつかまれた。だが頭突きと背負い投げを食らわせ、すぐに撃退する。機械が壊れたせいか、赤い服を着た姿が見えた。顔は、あの異星人だ。データは服を脱ぎ始める。 「データ少佐、中止しなさい。命令です! 繰り返します、中止しなさい!」 カーティスの声も、データには届いていない。倒れた異星人の胸元から武器を取ると、それを基地に向かって掲げた。慌てて身を隠す士官たち。データは基地の外縁部を狙った。撃たれたところが露になる。そして数発撃つと、単なる崖にカモフラージュされていた全ての部分が見えるようになった。村にいた赤い服の部隊も、次々と姿を現す。ゆっくりと立ち上がる、基地の連邦士官と異星人たち。それを見て、「誰なの?」という村人の女性。不思議そうに見つめる村人。データは基地の士官たちをにらみつけていた。 |
※5: 艦隊士官 (D. Elliot Woods DS9第87話 "Sons of Mogh" 「モーグの息子たち」のクリンゴン士官、ENT第10話 "Fortunate Son" 「復讐の連鎖」のノーシカン捕虜 (Nausicaan Prisoner) 役) ※6: Ensign McCauley ※7: (グレッグ・ヘンリー Gregg Henry) 声:立木文彦、DS9 コール、VOY カラなど
※8: Lieutenant Curtis ※9: Artim |
エンタープライズ※10。トロイがピカードに説明を行っている。 「Mクラスの惑星で、人口は 3億人です。」 「挨拶をもう一度。」 「ユーチーン・チェフォー。チーンとフォーを強調して下さい。」 パッドを手渡すトロイ。クラッシャーがピカードの礼服※11の首を締めようとしているが、ピカードは苦しそうだ。 「新しい制服か、新しい首のどちらかが必要ね。」 「ユーチーン・チェフォー。襟のサイズはアカデミーの頃と全く同じだ。」 「もちろんそうでしょうね。」 笑いながら答えるクラッシャー。 ドアチャイムが鳴った。ライカーだ。「ゲストが到着しました。祝宴テーブルに並んだ花を食べてます。」 クラッシャーが言う、「食前のカクテルを知らないんでしょう。」 トロイは不機嫌な顔をして、ライカーに「何ですって。菜食主義者なの? 知らなかったわ」といって部屋を出た。ピカードはクラッシャーに続いて部屋を出、「料理長に軽いバルサミック・ヴィネグレット※12を急いで作ってもらった方がいいだろう。キクにはよく合う。」と勧めた。 通路を進む 4人。ピカードが「ユーチーン…」といい、トロイが「チェフォー。」と引き継ぐ。再び「ユーチーン・チェフォー。」というピカード。通信が入った。 「ブリッジよりピカード艦長。」※13 「なんだ、少尉。」 「司令部がゴラン星系※14への到着予定時刻を知りたがっています。」 「ゴラン星系?」とライカーに尋ねるピカード。 「領土紛争の仲介に要請されました。」 「だめだ、だめだ。ハノーラン2号星※15への考古学調査には遅れられない。モンスーンの季節の真っ最中になるだろう。」 駆け寄ってきた男性士官※16が「艦長?」と差し出すパッドをとり、ピカードは「ありがとう」といった。ライカーが続ける。 「外交団はドミニオン交渉に忙しいんです。」 「ああ、そうだな。だから我々はいくつもの小競り合いに駆り出されるんだろう。誰か、我々は探検家だったことを覚えているかな?」とため息をつく。ターボリフトに乗る 4人。 「第10デッキ。」と指示するライカー。同時に壁面の図が現在地を示す。「…チェフォー。」と繰り返すピカードに、トロイが教える。「いいですか、彼らは我々に比べると極めて劣った先進技術しかもっていません。昨年ワープドライブを実現しただけです。」 皮肉っぽく、クラッシャーが「そして連邦評議会はこんなに早く保護国にすることにした」という。「ボーグとドミニオンの損害のせいだろう、評議会は最近できるだけ同盟を増やそうとしている」というピカード。ターボリフトが到着し、扉が開くと同時に女性少尉※17の「艦長がおみえになりました!」という声が響く。 「キュザール総督とダンスを踊ることになっています。」というトロイに、クラッシャーが「彼女はマンボを踊れるのかしら?」と尋ねる。「面白いな」とだけいうピカード。クラッシャーは「艦長は絨毯の上では目立ってたのよ」といった。そこへ連絡が入る。「ラフォージよりピカード、艦長、歓迎会の前にお話しをしたいんですが。」 だが答える間もなく、ピカードたちの前にウォーフ少佐が姿を現した。※18「艦長。」 驚くピカードとクラッシャー。「ミスター・ウォーフ。」 「ウォーフ!」 「一体ここで何をしてるんだ?」と聞くピカード。ウォーフは「先ほどまで…」※19と答え、ライカーが代わりにラフォージに返答する。「艦長はちょっと遅れるぞ、ジョーディ。時間はあるか?」 だがラフォージは「そうは思いません。」という。ピカードはウォーフとの話を一旦止め、「失礼。もう着いたといってくれ。ラフォージがこちらに着いたら話そう。ミスター・ウォーフ…」といい歩いて行った。ライカーが伝える。「ジョーディ、艦長はこちらに来て欲しいそうだ。」 ラフォージは「ダワティ提督から通信を受け取ったことを伝えて下さい。データについてです。」といった。 クラシック音楽が演奏されている。歩みでたピカードは、早速話しかける。音楽の演奏も止まり、部屋は静かになった。 「ユーチーン・チェフォー、キュザール総督。エンタープライズへようこそ。」 「ピカード艦長、我々の由緒ある伝統で歓迎させて頂きます。」 するとキュザール※20は折れ曲がった装飾品を取り出した。ピカードは相手の高さに合わせてかがむ。その装飾品をピカードの頭の上に置くキュザール。ライカーとトロイは、顔を見合わせた。 「偉大な連邦の一員に受け入れて下さり、とても光栄に思います。」 「後でぜひ、ダンスを踊りましょう。」 「楽しみにしていますわ」とキュザールは言い、挨拶は終わった。再び音楽が演奏される。 ピカードはトロイに向き直り、「カウンセラー…」という。「素晴らしいビーズ細工ですね。」というトロイ。ラフォージがやってきた。「艦長。失礼。艦長…」 一瞬ピカードと、トロイの顔を見るラフォージ。「艦長、ダワティ提督がセクター441※21のソーナ※22船に乗っています。データの回路図を求めています。」 「問題でも?」と尋ねるトロイ。 「通信では何も。」 ピカードは言う。「だがデータは、もう戻って来ていいはずだ。バクー人※23の村の観察は 1週間しか予定されていない。ジョーディ、準備室で提督への秘密通信を行えるか?」 「了解。」 だがピカードはボリア人に呼び止められる。 「艦長、ホレス・アディスロー※24です。ネルバト会議※25で去年お会いした。私の熱電子トランスコンダクタンスに関する論文は読んで頂けたでしょうか。」 「失礼していいかな?」とだけピカードはいい、歩いて行った。取り残されるアディスロー。 準備室。画面にダワティ提督※26が映し出されている。 「データはいかなる宇宙艦隊の規定にも従わない。何度呼びかけても反応もない。」 質問するピカード。「行動を停止させる方法はあるのですか?」 「ない。現在地上で我々の仲間を人質にとっている。」 「そうですか、エンタープライズは 2日以内にそちらに行けますが、提督。」 「それはいい考えとは言えんな。君の船はこの地帯に適応してないだろう。環境的な問題だ。」 「どのような問題ですか?」 「この異常は、まだ完全には解明されていない。全地域がイバラの茂み※27と呼ばれている。そちらへ信号を送れる場所へ出るのに、1日もかかる。急いでデータの回路図を送ってくれ。追って連絡する。ダワティ、以上。」 通信が終わり、連邦のマークが映し出される。ピカードはラフォージに「感情チップは?」と尋ねる。 「付けていきませんでした。」 「提督にデータの回路図を送ってくれ。」 「了解。」 ピカードは部屋の外で待っている女性少尉を呼んだ。 「何でしょうか。」 「少尉、調理室に連絡を入れて魚料理を飛ばすように料理長に伝えてくれないか?」 不思議な顔をしながらも、「了解」と答える少尉。 ラフォージに小声で話しかけるピカード。「ゲストには失礼にならない程度に急いで降りてもらって、一緒に行動できるようにウォーフのDS9の帰還は延期してもらおう。ゴラン星系に行く途中でセクター441に立ち寄る。」 「逆方向ですが、艦長。」 「そうか?」 ピカードは再び頭飾りを付け、笑みを浮かべると歓迎会へ戻った。 |
※10: U.S.S.エンタープライズE U.S.S. Enterprise-E ソヴェリン級、NCC-1701-E。映画第8作 "Star Trek: First Contact" 「ファースト・コンタクト」で初登場。今回の映画では、このエンタープライズを含め全ての船が CG です ※11: 初登場の白い礼服
※12: balsamic vinaigrette ※13: この通信はペリム少尉より。後の脚注参照
※14: 少尉
※15: Goren system
※16: Hanoran II ※17: (ジェニファー・タン Jennifer Tung) ※18: 後ろにヴァルカン人の男性士官がいます ※19: ライカーの声が優先されていますが、ウォーフは新しい防衛線を設置するために、エヴォラと同じ領域にあるマンツァー植民星 (Manzar colony) にやってきていました
※20: Regent Cuzar ※21: Sector 441 ※22: ソーナ人 Son'a ※23: Ba'ku
※24: Hars Adislo
※25: Nel Bato Conference
※26: マシュー・ダワティ提督 Admiral Matthew Dougherty
※27: ブライアー・パッチ Briar Patch |
3. ソーナ人
ソーナ船が「イバラの茂み」を抜け、環のある惑星※28に向かっている。ベッドに横たわったソーナ人が、頭の皮膚を伸ばす作業を女性の異星人に受けながら話している。 「最初に『ダック・ブラインド※29』とやらに説得させられたのが間違いでした。連邦の手続きってのは、この任務を必要分より 10倍難しくしましたな。」 そばにいるダワティ提督が反論する。 「我々の手続きは惑星の住民を不必要なリスクから守るためのものだった。」 「惑星の住民。600人。」 女性が皮膚を固定しおわり、手に持った鏡で確認するソーナ人。 「フム。不必要なリスクを避けたいのですか? 次の時には、アンドロイドを留守番させなさい。」 通信が入った。「ブリッジよりアーダー・ルアフォ※30。惑星に接近します。」 ルアフォは「高軌道につけろ」と命じた。ベッドから降り、ダワティにも勧める。 「寝てごらんなさい、提督。女の子が 20才は顔を若くしてくれますぞ。」 「次の機会にな。」 「ハハハ! あなたの自制心は不可解ですよ、提督。この任務が与えてくれる全ての利益を否定し続けている。」 「連邦の人々と利益を共有できるまで待ちたいのだ。」 その時突然、船が大きく揺れた。 ブリッジに入るルアフォとダワティ。「報告」というルアフォ。部下※31が答える。 「フェイザーの衝撃、身元不明です。」 「シールドを上げろ。」 再び船が揺れ、よろめくルアフォ。「軌道を離れろ。」 別の異星人の部下※32が報告する。「光子魚雷です。衝撃に備えて下さい!」 火花を吹くコンソール。倒れるソーナ人。 「船は追跡をやめました。」という報告が入る。「映像が入ります!」と伝える、更に別の異星人の部下※33。 スクリーンに映った小さな船を見て、ダワティは言った。「あれは我々の船だ。」 その船の操縦席にいるのは、データだった。 ワープ航行中のエンタープライズ。※34ブリッジに入ったピカードに、操舵席のラフォージが「艦長、もう少しで宇宙艦隊との全通信が途絶えます。」と報告する。トロイに尋ねるピカード。 「司令部から必要なものは得られたか?」 「『ダック・ブラインド』任務とソーナ人に関するファイルをダウンロードしおわりました。」 「2日で専門家になってくれ。」 ブリッジを出ていくライカーとトロイ。「ミスター・ウォーフ、我々の仕事はデータを安全に捕える計画を立てることだ。」というピカード。 「既にラフォージ少佐に、このトリコーダーをデータの衝動サーボの一つに合わせて改造してもらいました。動作範囲は 4メートルしかないですが、データを停止できます。」 「戻って来てくれて良かった、ミスター・ウォーフ。」 ピカードは艦長席に座り、「3分の1に減速。入ってくれ。」と命じた。エンタープライズは「イバラの茂み」へ入っていく。 資料室※35。コンピューターのモニターを見ながら、トロイに説明するライカー。 「50年前、ソーナ人は 2つの原始的な種族、ターラック人※36とエローラ人※37を征服した。そして労働者階級として文化統合した。」 別の画面を出す。「これを見てくれ。ソーナ人は大量の中毒性物質、ケトラセル・ホワイト※38を生産したとして知られている。」 トロイに肩に手を置かれ、微笑むライカー。「船は第2キトマー協定※39で禁止されている、分離亜空間兵器※40を装備しているとの噂がある。」 「どうして連邦はこの種族と関わったのかしら?」 「いい質問だ。」 ライカーの首に触れるトロイ。ライカーは気持ち良さそうに言う。 「そうやってくれるのは久しぶりだな。」 「何?」 「首にしてることだよ。」 「あなたの首に何かしてたかしら?」 |
※28: バクー惑星 Ba'ku planet
※29: duck blind
※30: Ahdar Ru'afo
※31: ソーナ人士官 その1
※32: ターラック人士官
※33: エローラ人士官 その1 ※34: 小説では、この付近のシーンでピカードがベートーヴェン (ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven) のソナタを聴いています。エンサイクロペディアにも項目があります
※35: library
※36: Tarlac
※37: Ellora
※38: ketracel-white
※39: Khitomer Accords
※40: isolytic subspace weapon |