異星人艦とランデブーしているヴォイジャー。
『艦長日誌、宇宙暦 54129.4※1。ヴォイジャーのクルーにとって、悲しくも嬉しい日。ついに大切な預かりものの故郷が見つかったのだ。』
転送室。
異星人の女性※2が話している。「本当にありがとうございました。ご恩は忘れません。」
ジェインウェイ:「レビとエザンが同胞のもとで成長できることを嬉しく思います。しかもメゾッティまで受け入れて下さるなんて。」
メゾッティ※3はイチェブ※4に近づいた。「本当に来なくていいの?」
「本当に残らなくていいのかい?」
「会えないのを受け入れるのは難しいわ。」
「僕も寂しいよ。」
セブンはメゾッティに言う。「時間だ。」
転送台に乗るメゾッティ。「これから行く星について、いろいろと勉強したわ。あなたに言われた通り。」
セブン:「その星の文化を知れば、なじみやすくなる。」
「ウィサンティ※5では、さよならを言わないんだけど、ここでは…地球人※6の習慣に従うわ。」
メゾッティはセブンに抱きついた。セブンも腕を回し、目を閉じる。そして、エザン※7とレビ※8も。
全員が転送台に乗った後、ジェインウェイは転送部員に命じた。「転送開始。」
子供たちは転送されていった。
ジェインウェイはセブンの肩に優しく触れる。
廊下を歩きながら、イチェブと話すセブン。「子供たちのアルコーヴを停止させよう。」
「これからかい?」
「パワーを無駄に使うことになる。…何か問題でも?」
「何だかまるで…時間の流れが変わったみたいだ。」
「子供たちとの別れに感情が反応しているのだ。彼らのためにはむしろ喜ぶべきでは?」
イチェブはセブンの顔を見る。「セブン?」
「何だ。」
「泣いてるの?」
セブンは目の下の涙に気づいた。「視覚インプラントの機能不全だろう。」
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※1: クローズドキャプションでは「54038.4」になっています
※2: ウィサンティ人 Wysanti (Debbie Grattan) 声:児玉孝子
※3: Mezoti (Marley S. McClean) VOY第145話 "The Haunting of Deck Twelve" 「呪われた12デッキ」以来の登場。声:こおろぎさとみ
※4: Icheb (Manu Intiraymi) VOY "The Haunting of Deck Twelve" 以来の登場
※5: Wysanti エザンとレビの種族。初言及
※6: 「人間」と吹き替え
※7: Azan (Kurt Wetherill) VOY "The Haunting of Deck Twelve" 以来の登場
※8: Rebi (Cody Wetherill) VOY "The Haunting of Deck Twelve" 以来の登場
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