ヴォイジャー 簡易エピソードガイド
第156話「裏切られたホログラム革命」(後)
Flesh and Blood, Part II
イントロダクション
ヴォイジャーはホログラムたちの船を攻撃する。ホログラムのウェイスは言う。「シールドの周波数はわかってる。ブリッジを狙おう。」 ドクター:「私の友人がいるんだ。」 「やらなきゃ俺たちがやられる! だからやる。」 ドクターはアイデンに言った。「君は約束したな!」 アイデン:「確かに。ほかの手を使え!」 ヴォイジャーのチャコティ。「シールド、消滅。」 ジェインウェイ:「今よ、ベラナ。」 機関室のトレスはコンピューターを操作した。後ろにはドニクがいる。 ヴォイジャーのディフレクターから発射されたビームが、アイデンの船を直撃した。 大きな爆発が起こる艦内。 ケジャール:「三重化帯域幅のパルスを発射してきた。」 パッドをウェイスに見せるアイデン。「トラッキングビームを逆の周波数に設定して、発射だ。」 ホログラムの船から、逆方向にビームが伝わってくる。ヴォイジャーに到達した。 揺れるブリッジ。 ジェインウェイ:「ベラナ、報告して。」 機関室のトレス。「フィードバックサージを作り出してます。なぜこんなに早く周波数を計測されたか、わかりません。」 セブン:「メインディフレクターがオーバーロードだ。」 「停止して。」 「できない。」 「続けて!」 ワープコアに近づくトレス。「もしサージをブロックできなきゃ、コイルが損傷する。」 サージを受け続け、ついにディフレクターが破損した。 ブリッジのコンソールが次々と爆発する。 機関室も同じだ。ドニクの隣にいた機関部員がエネルギーを受け、叫びながら飛ばされる。爆発に驚くドニク。 セブン:「伏せろ、中尉!」 ワープコアの前のコンソールを操作するトレス。「フォースフィールドを作動させてからよ。」 コアの周りにフィールドが発生した。その直後、エネルギーがトレスを襲う。吹き飛ばされる。 報告するケジャール。「漂流し始めた。」 ウェイス:「すぐワープしよう。」 アイデン:「まだだ。ヴォイジャーのクリンゴン人をスキャンしろ。」 ドクター:「何をする気だ。」 ケジャール:「いました。」 アイデン:「そいつを転送しろ!」 トレスの容態を調べているセブン。「医療室へ運ぶぞ。」 だが目の前から転送されていった。ドニクと顔を見合わせるセブン。 アイデンの船に転送されるトレス。すぐにドクターが近寄り、容態を診る。 アイデンは命じた。「ワープに入れ。」 |
あらすじ
アイデンは、ホロ技術のエキスパートであるトレスに手伝ってもらおうと考えている。修理を進めるヴォイジャーでは、ドクターが裏切ったことを知った。目を覚ましたトレスはホログラムを手伝う気はなかったが、ドクターが説得する。とりあえず、ホログラムが惑星で暮らすために必要な機械を見ることになった。ヴォイジャーにはヒロージェン艦が接近しており、アイデンの船は見失ったままだ。ドニクは、船を探すためのヒロージェンの技術の提供を申し出る。到着したヒロージェン艦にドニク以外のヒロージェンを帰す。これからホログラムたちを追うヒロージェンは、狩りを邪魔するなと警告した。 ジェインウェイはヒロージェン艦の死角に隠れ、便乗してホログラムたちの船を見つけることにした。カーデシア人ホログラムであるケジャールと、作業を始めるトレス。アイデンはドクターに、「ハダラ」と呼ぶ有機体には住めない惑星の映像を見せ、そこに理想郷を作るつもりだ。ホログラム船はヒロージェンに発見され、近くの星雲に逃げ込んだ。追うヒロージェン艦の真後ろには、ヴォイジャーがついていた。 隠れ続けるヴォイジャー。トレスたちの作業は進む。アイデンはハダラでホログラム独自の文化を作ろうと考えていた。別のホログラムを乗せた異星人船を探知し、ヒロージェンに見つかる危険を顧みずに「解放」しに行くことにするアイデン。ドクターはアイデンの誇大妄想を危惧し始めていた。ヒロージェンはアイデンの船を見つける。アイデンは異星人のホログラムを強制的に奪い、さらに当局に通報しようとした相手の船を破壊してしまった。 ハダラへ向かうホログラムたちの船。トレスはケジャールに脱出の手助けを頼むことにする。先ほど奪ったホログラムは、低能力なプログラムに過ぎなかった。異星人を殺した代償として、単なる機械を手に入れたに過ぎないとアイデンに言うトレス。アイデンの怒りを買い、トレスは拘留される。ハダラに到着した。アイデンの船を見つけたヒロージェン艦がワープを抜けた瞬間、ヴォイジャーはヒロージェンを攻撃して停止させる。さらにホログラム船を攻撃するヴォイジャー。アイデンはヒロージェンたちをハダラの地表に転送させ、今度は自分たちが狩りをするといった。 ハダラの地表へ転送されるヒロージェン。惑星大気の放射能のため、これ以上ヴォイジャーでホログラムたちの船を追うことはできない。デルタ・フライヤーが発つ。ドクターの抗議を無視して、モバイルエミッターを奪うアイデン。ホログラムたちと共に地表に降り、ヒロージェンを殺し始める。船に残ったケジャールはトレスを助け、地上のホログラムを消した。だがエミッターをもつアイデンは消せず、武器を携えたドクターを送り込む。デルタ・フライヤーではトレスを収容した。ヒロージェンを撃とうとしたアイデンに、武器を向けるドクター。それでも撃とうとしたアイデンを消滅させた。生き残ったヒロージェンとドクターを救う。残ったケジャールは、ドニクと共に船で去った。償いを申し出たドクターに、ジェインウェイは彼を責めることはできないと言うのだった。 |
用語解説など
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感想
なかなか派手なシーンもあるのですが、ストーリー自体は普通の展開で終わってしまうという、ヴォイジャーの後編に結構ありがちなパターンになってしまっています。マキを絡めたカーデシア人とトレスの会話は、トレスならではで良かったのですが… (「社会を作るのはエンジニア」というセリフが特に印象深いです)。アイデンがベイジョー人のせいか急に妄想家になってしまいましたが、そこが典型的なカーデシア人とは違うケジャールとの差と言いたかったのでしょうか。 駄作とまでは言いませんが、2時間にまでする必要はなかったような。 |
第155話 "Flesh and Blood, Part I" 「裏切られたホログラム革命(前編)」 | 第157話 "Shattered" 「対決する時空」 |