※1ヴォイジャーは攻撃を受けている。
ジェインウェイ:「報告。」
パリス:「左舷、船尾方向に船体を発見。」
「船籍を確認。」
キム:「姿を消しました。」
トゥヴォック:「ディスラプターに、クリンゴンのサインを探知しました。」
ジェインウェイ:「直ちに回避行動。呼びかけて。」
「…応答ありません。」
遮蔽を解いたクリンゴン艦が、ディスラプターを発射する。
トゥヴォック:「左舷シールド、50%にダウン。」
キム:「また消えました。」
「テトリオン反応から、D7※2 クラスの巡洋艦だと思われます。」
パリス:「D7 ? 大昔に引退したはずだぞ。」
「技術も昔のままであれば…」
チャコティ:「超フェイズスキャンで居場所を特定できるかもしれません。」
うなずくジェインウェイ。「お願い。」
「セブン、こちらブリッジ。超フェイズスキャン、開始。」
連絡を受け、天体測定ラボのコンソールを操作するセブン。スクリーンに座標が表示される。「船体を探知。戦略コンソールへ軌道を転送。」
ブリッジのトゥヴォック。「受信完了。」
ジェインウェイ:「フェイザー発射。」
何も見えない空間に向けてフェイザーが発射され、遮蔽していた巡洋戦艦が姿を現した。
爆発が起こるクリンゴン艦内。
艦長に報告するクリンゴン人。「遮蔽を破られた。」
「緊急パワーをシールドに回せ。」
「前方エミッター、オフライン。艦隊の船が、また呼びかけている。」
「応答しろ。」
別のクリンゴン人が抗議した。「艦長!」
「遮蔽装置を直すための稼ぎだ。映せ!」
ジェインウェイの姿が映る。『こちらキャスリン・ジェインウェイ。連邦宇宙艦ヴォイジャーの艦長です。武装の解除を。』
クリンゴン艦長は言った。「クリンゴン帝国の敵を一掃するまで降伏はしない。」
ジェインウェイはチャコティと顔を見合わせた。
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※1: このエピソードは、2001年度エミー賞のヘアスタイリング賞にノミネートされました
※2: D7 TOS の時期に活躍した、クリンゴン巡洋戦艦 (Klingon battle cruiser) のタイプ。当時の映像では第3シーズンのみに登場。DS9第104話 "Trials and Tribble-ations" 「伝説の時空へ」にも新造モデルが登場しました。映画 "Star Trek: The Motion Picture" 「スター・トレック」では、ほぼ同じ形状をもつクティンガ級 (K't'inga-class) が初登場。ただし、今回の映像は DS9 時のと比べても、明らかにクティンガ級に近いような気がするのですが…
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