エンタープライズ エピソードガイド
第95話「暗黒の地球帝国」(後)
In a Mirror, Darkly, Part II
イントロダクション
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※1: 吹き替えでは「少佐」。前編でタッカーは中佐の階級章でした |
本編
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※2: ここで掲げられている惑星連邦旗は、もともと DS9 で使われたもの (第375宇宙基地や、DS9第150話 "Tears of the Prophets" 「決意の代償」など) ※3: エンタープライズの作戦室にある絵と同じく、同名の船という設定でしょうが、現実にはディファイアントという帆船はありません。ただし H.M.S.ディファイアントは、映画「戦艦デファイアント号の反乱」(1962) に登場しました ※4: 吹き替えでは「ディファイアント号」 ※5: 机の上にある 3面モニターは、ENT第79話 "Home" 「ヒーローたちの帰還」でフォレストのオフィスにあったもの。そもそも TOS のオマージュです ※6: TOS第50話 "By Any Other Name" 「宇宙300年の旅」へのオマージュ ※7: コンピューター音声 Computer Voice (メイジェル・バレット Majel Barrett TOS第1話 "The Cage" 「歪んだ楽園」のナンバー・ワン (Number One)、第7話 "The Naked Time" 「魔の宇宙病」などのクリスチン・チャペル看護婦 (Nurse Christine Chapel)、TNG第11話 "Haven" 「夢の人」、DS9第17話 "The Forsaken" 「機械じかけの命」などのベタゾイド、ラクサナ・トロイ大使 (Ambassador Lwaxana Troi)、TOS/TNG/DS9/VOY (映画も含む) に渡る歴代エンタープライズ/ディファイアント/ヴォイジャーなどの連邦コンピューター音声役) バレットは今回演じたことにより、全5シリーズ (&TAS) に出演した唯一の俳優ということになります。声:森夏姫、過去最も有名な声優は TNG で多く担当した磯辺万沙子 ※8: linguacode 映画第1作 "The Motion Picture" 「スター・トレック」など。その際のヴィジャーのほか、TNG第68話 "Tin Man" 「孤独な放浪者」ではガムトゥーとのファースト・コンタクトにも使われました。当時の吹き替えでは「交信」(映画)「記号化」「言語コード」(TNG) ※9: これら脚本のマイク・サスマンが考えたアーチャーとサトウの経歴は、画面に登場するものの実際にはほとんど読めません。ですがサスマン自らが本国の掲示板サイトに投稿しており、興味深い部分もあるため、特別にこのページの一番下で紹介しています ※10: 23世紀の制服を着るのは前編において環境服で乗り込んだ上陸班なので、アーチャーを含め、タッカー、トゥポル、リード、メイウェザーの 5人だけです。サトウとフロックスは変わっていません。ただし全員部門の色は合っていますが、アーチャー以外階級章は少尉 (以下) になっています ※11: Kelby (デレク・マジャル Derek Magyar) ENT第93話 "Bound" 「誘惑の甘い罠」以来の登場。階級は少尉ですが、訳出されていません。声:飯島肇 ※12: コンスティテューション級 (TV期) で、ジェフリーズ・チューブの上部や縦穴、さらに歩ける横の部分が描かれるのは初めて ※13: 原語では「ヴェロキラプトル」 ※14: Alien (パット・ヒーリー Pat Healy ドラマ「プロファイラー/犯罪心理分析官」(1998)、「NYPDブルー」(99)、CSI:科学捜査班「冷たい街」(2005) に出演) 声はブラック役の近藤さんが兼任 ※15: 呼び出し音が TNG のものになっています ※16: Slar ※17: Gorn ENT "Bound" など |
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※18: 原語では「マッケンジー (McKenzie) とブラウン (Browne)」。マッケンジーは ENT第54話 "Anomaly" 「オサーリア人の襲撃」に登場した MACO の鏡像版かもしれません。2人は死んだようにも取れますが、ブラウンに関しては後で MACO の一人に "V. BROWN" という名札がついているので (スラーを追い詰める時に、リードと一緒に行動するエキストラ)、同一人物かもしれません。Browne という綴りは CC より ※19: Slar (声) (David Sobolov) 前編のソリア人同様、追跡スーツによるモーションキャプチャー技術を使った CG です。動きのあるシーンではスタント調整の Vince Deadrick Jr.、そのほかは David Anderson が演じています。TOS第19話 "Arena" 「怪獣ゴーンとの対決」でゴーンを演じたボビー・クラークが、撮影時にスタジオを訪れたそうです ※20: この部分のセットは、ENT第81話 "Cold Station 12" 「コールド・ステーション」で使われた縦穴通路の使い回し ※21: 顔は見えませんが、ここで後ろ姿で倒れているディファイアントのクルーは、脚本のマイク・サスマンが演じています ※22: フロックスが飲んでいる青い液体は、ロミュラン・エール (Romulan ale) という設定のようです。映画 ST2 "The Wrath of Khan" 「カーンの逆襲」など。娯楽室は会議室セットの改装 ※23: I.S.S. Avenger 登録番号は NX-09。映画「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」のスターデストロイヤー・アヴェンジャーにちなんで ※24: ブラック提督 Admiral Black (グレゴリー・イッツェン Gregory Itzin DS9第8話 "Dax" 「共生結合体生物“トリル族”」のアイロン・タンドロ (Ilon Tandro)、第136話 "Who Mourns for Morn?" 「モーンの遺産」のヘイン (Hain)、VOY第151話 "Critical Care" 「正義のドクター・スピリット」のドクター・ダイセク (Dr. Dysek)、ENT第15話 "Shadows of P'Jem" 「恩讐を越えて」のソペク船長 (Captain Sopek) 役) 前編で言及。声:近藤広務 ※25: 船長席の後ろにある大きなパネルは、ENT第52話 "The Expanse" 「帰還なき旅」でイントレピッドのブリッジに使われたもの ※26: Soval (ゲイリー・グラハム Gary Graham) ENT第85話 "Kir'Shara" 「バルカンの夜明け」以来の登場。階級の乗組員は階級章より。ヒゲはもちろん、TOS第44話 "Mirror, Mirror" 「イオン嵐の恐怖」でのスポックへのオマージュ。声:青山穣 ※27: この「月シャトル」は、TOS第3話 "The Corbomite Maneuver" 「謎の球体」でマッコイが初登場した時のセリフにありました。当時の吹き替えでは「宇宙特急列車」 |
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※28: アヴェンジャーのクルーが左肩につけている専用パッチには、"Audentes Fortuna Imperii" というモットーが書かれています。ラテン語で「幸運は帝国に味方する」という意味だとか ※29: 吹き替えでは「外に止まっている」。直前で描かれているように、現在はワープ中です ※30: 色を変えている個所は、撮影はされたものの放送版からは削除されたシーンです (SCENE 77)。DVD に特典として収録されており、日本語版は字幕のみ ※31: 奥の棚に保管庫のドアが見えますが、本来はこちら側にはないはず。間違いに気づくのが遅かったため、結局両側に保管庫がつくことになりました ※32: Admiral Gardner (ジョン・マオン John Mahon) ガードナーは ENT "Shadows of P'Jem" 以来何度も触れられてきましたが、登場するのは初めて。声:木村雅史、ENT デグラなど ※33: 吹き替えでは「アヴェンジャー号」 |
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※34: 今度は階級章が乗組員になっていますが、少佐と呼ばれ続けています (前編の脚注※27 参照) ※35: もうブリッジには入ってるわけですから、確保というより隔離 (封鎖) でしょうね ※36: DS9 (第43話 "Crossover" 「二人のキラ」など) での鏡像世界の地球人を示唆したセリフ ※37: 本来は設定的にも機関室が適していますが、予算などの都合で再現できませんでした ※38: duotronic TOS第53話 "The Ultimate Computer" 「恐怖のコンピューターM-5」など ※39: 吹き替えでは「何者かがこの船に侵入した」 ※40: ENT第76話 "Zero Hour" 「最終決戦」では、ズィンディ兵器の制御棒として使われました |
感想など
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アーチャーとサトウの経歴
※41宇宙艦隊経歴ファイル:アーチャー/ジョナサン 識別番号:SA-022-9237-CY 退役時の階級:提督/参謀長/宇宙艦隊司令部 これまでの職務: 船長/エンタープライズ NX-01/2150※42〜2160年 アンドリア大使/2169〜2175年 連邦評議員/2175〜2183年 UFP※43 大統領/2184〜2192年 生誕地:ニューヨーク北部/北アメリカ/地球 両親:ヘンリー・アーチャー、サリー・アーチャー※44 高名なワープ専門家、ヘンリー・アーチャーの息子。ジョナサン・アーチャーは宇宙艦隊初となるワープ5 シップ、エンタープライズ NX-01 の船長に任命された。探検家そして平和の使者として、惑星連邦内で彼の名を知らぬ者はいない。エンタープライズでの先駆的な航海は、何十もの星の子供たちが学校で学んでいる。その惑星の多くは、アーチャーの時代の地球人が知らなかった場所だ。歴史家ジョン・ギル※45は彼のことを、22世紀の最も偉大なる探検家と絶賛した。彼はその生涯で数々の褒賞を受け、それには複数回の勇敢勲章※46、スタークロス※47、プレンタレス・リボン賞※48、連邦名誉表彰※49といったものがある。アーチャーは 2164年には Thy'lek シュラン※50将軍により、アンドリア防衛軍の名誉士官にも選ばれた。栄誉を称えて 2つの惑星の名になったただ一人の地球人であり、ガンマ・トリアンギュリ※51星域のアーチャー惑星※52と、おおぐま座61番星※53軌道上のアーチャー4号星※54だ。アーチャー4号星は、この有名な探検家が最初に発見した Mクラスの星だった。その惑星は大気中に含まれる毒性花粉のため、22世紀にはずっと居住不能だった。だが 2200年代初頭に花粉への対抗策が発見された。今日、アーチャー4号星の人口は 7億人以上を数える。 ※55アーチャーは 2245年、ニューヨーク北部の自宅で静かに息を引き取った。初めてエンタープライズと名づけられた連邦宇宙船、NCC-1701 の命名式に出席した翌日のことだった。 宇宙艦隊経歴ファイル:サトウ/ホシ 識別番号:SA-037-0198-CL 退役時の階級:少佐 これまでの職務:通信・儀典士官/エンタープライズ NX-01 生誕地:京都/日本/地球 ホシ・サトウは、宇宙艦隊初のワープ5 シップ、エンタープライズ NX-01 の通訳および儀典・通信士官を務めた。2129年7月9日※56、日本の京都で 3人家族に生まれた 2人目の子供だった。30代後半に宇宙艦隊を離れ、宇宙言語の翻訳マトリックスを完成させた。依然今日の連邦宇宙船でも使われている。 ※57残念ながら、ホシと家族はタルサス4号星※58で 2246年に死んだ 4,000人の中に含まれていた。外来の菌に由来する食糧不足が、植民地の人々を脅かしたときである。コドス知事※59は残りの植民地を救うため、サトウたち犠牲者の虐殺を命じた。彼女は夫のタカシ・キムラ※60と共に、京都に埋葬された。 |
※41: これらの文章は劇中の画面に小さく表示されたものを、サスマンが公表したものです (転載。脚注※9 参照)。実際には公式サイトのアーチャーとサトウのページからそのまま引用した文章も含まれているため、それ以外の部分に当たります。この時点ではできていなかった最終話と矛盾する点もあるため、彼自身も「ハード・キャノン=厳密な正史」ではなく、あくまでお遊び程度だと考えています。TNG第114話 "Conundrum" 「謎めいた記憶喪失」の経歴ファイルと同じような、「半正史」的な扱いが最適かもしれません ※42: 2151年の間違い ※43: United Federation of Planets=惑星連邦の略 ※44: Sally Archer ※45: John Gill TOS第52話 "Patterns of Force" 「エコス・ナチスの恐怖」で発端となった人物 ※46: Medal of Valor with clusters ※47: Star Cross TNG第35話 "The Measure of a Man" 「人間の条件」より ※48: Prentares Ribbon of Commendation TOS第15話 "Court Martial" 「宇宙軍法会議」より。公表された文章内では "Preantares..." ※49: Federation Citation of Honor ※50: Thy'lek Shran "Thy'lek" は未言及のファーストネーム ※51: さんかく座ガンマ Gamma Trianguli TOS第38話 "The Apple" 「死のパラダイス」より。当時の吹き替えでは「ガンマー (のみ)」 ※52: Archer's Planet ※53: 61 Ursae Majoris ※54: Archer IV TNG第63話 "Yesterday's Enterprise" 「亡霊戦艦エンタープライズ'C'」より。以下の説明により、ENT第4話 "Strange New World" 「風が呼んだエイリアン」での無名惑星のことだとわかります ※55: 以下の部分は画面にも出ていません ※56: 誕生日はリンダ・パクと同じ ※57: 以下の部分は画面にも出ていません。セリフ中で「サトウの結婚相手と死についても載っている」と触れられた部分 ※58: Tarsus IV ※59: Governor Kodos 惑星・事件も含めて、TOS第13話 "The Conscience of the King" 「殺人鬼コドス」より ※60: Takashi Kimura サスマンが好きな、日本映画の俳優 2人を組み合わせた名前だそうですが…誰でしょうねえ? |
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第96話 "Demons" 「テラ・プライム(前編)」![]() |