エンタープライズ エピソードガイド
第94話「暗黒の地球帝国」(前)
In a Mirror, Darkly, Part I
イントロダクション
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※1: このエピソードは、2005年度エミー賞でヘアスタイリング賞にノミネートされました ※2: Super! drama TV 版では、日付の方が上に表示されています。このシーンは映画第8作 "Star Trek: First Contact" 「ファースト・コンタクト」のものに、新たに収録した部分を加えた映像。新録部分は映画と違和感がないようにするため、旧型のパナフレックス・カメラでフィルム撮影されています。ヴァルカン船の下部のセットも、10年ぶりに使用されました。この導入部はマニー・コトの案 ※3: 当時の吹き替えでは「友よ、永遠に栄えあれ」。声はタッカー役の内田さんが兼任 (映画では中田和宏さん) ※4: ヒゲが半白の男 Grizzled Human (フランク・ロス Franc Ross) 声:奈良徹 |
オープニング
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※5: この前後編においては、通常のオープニングとは音楽が異なって歌でもなくなっており、タイトルは白色から途中で黒く変わります。初めの部分など同じ映像もありますが、全く異なった地球の歴史が描かれます。パラマウントのドラマ "Call to Glory" (1984〜85)、映画「レッド・オクトーバーを追え!」(90)、「ジャケット」(2005) の映像を使用。エンディングも曲が変更されています ※6: TOS第39話 "Mirror, Mirror" 「イオン嵐の恐怖」で使われたシンボルということで、視聴者にもはっきり鏡像世界 (mirror universe) の出来事ということが判明します。DS9第43話 "Crossover" 「二人のキラ」から始まる一連のエピソードでも扱われました。鏡像世界を登場させるのはマニー・コトのアイデアで、その発端を ENT第77・78話 "Storm Front, Part I and II" 「時間冷戦(前)(後)」とする案もありました。なお鏡像世界という用語はセリフ中で言及されたことはありませんが、無数にあるとされる平行宇宙 (平行世界、parallel universe。TNG第163話 "Parallels" 「無限のパラレル・ワールド」など) の特定の一つを区別する意味で、以前からエンサイクロペディアやファンの間で使われている言わば固有名詞です (全ての事象が「鏡」になっていないことは承知の上で)。DVD の音声解説では脚本家のマイケル・サスマンらが用語について触れているものの、自らもその前後一貫して「鏡像世界」と原語では呼んでいます ※7: エンタープライズの周りにいる 2隻の宇宙艦隊船は、ENT第52話 "The Expanse" 「帰還なき旅」などに登場した無名のタイプ。同様にペインティングされています ※8: VOY第127話 "Dragon's Teeth" 「亜空間制圧戦争」のワンシーン ※9: ENT "The Expanse" のワンシーン ※10: ENT第53話 "The Xindi" 「トレリウムD」のワンシーン ※11: ENT第89話 "United" 「ロミュランの陰謀」のワンシーン ※12: ENT第74話 "The Council" 「評議会の分裂」のワンシーン |
本編
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※13: マキシミリアン・フォレスト船長 Captain Maximilian Forrest (ヴォーン・アームストロング Vaughn Armstrong) ENT第83話 "The Forge" 「狙われた地球大使館」以来の登場。通常世界では提督でしたが、そのエピソードで命を落としました。ファーストネームは言及されていませんが設定では「マクスウェル」ではなくなっており、略称にした場合の「マックス」だけ共通です。声:白熊寛嗣 ※14: Gorlan Station ゴリアンは TOS "Mirror, Mirror" で、帝国への反乱があったと言及された種族 ※15: リードは宇宙艦隊士官ではなく MACO になっているので、少佐は Lieutenant Commander ではなく Major。ENT の当初の設定では、リードは宇宙艦隊海兵隊の少佐になる案もありました ※16: 通常世界の連邦所属=U.S.S. に相当する、I.S.S. 名がつけられています ※17: タイトル表示は "In a Mirror, Darkly" のみですが、このサイトでは便宜上わかりやすくするため "In a Mirror, Darkly, Part I" で全て統一しています。新約聖書「コリント人への第一の手紙」13章12節より。同じ一節は映画第10作 "Star Trek Nemesis" 「ネメシス/S.T.X」でもピカードが言及していますが、多少異なった言い回しです ※18: 左肩のマークは通常世界のサメに対し、ドクロになっています (壁紙) ※19: 拷問ブース (agony booth) のこと。TOS "Mirror, Mirror" より。ENT第81話 "Cold Station 12" 「コールド・ステーション」で使われた、医療用カプセルの使い回し ※20: Terev エキストラ ※21: エンタープライズのマークも同様に、交差した剣の絵が入っています ※22: TOS "Mirror, Mirror" でも同じような敬礼をしていましたが、手は開いていました。当初は手を挙げずに胸に手を当てるだけの案もありましたが、それだと映画「ギャラクシー・クエスト」と同じになるので変更 ※23: Tholian TOS第64話 "The Tholian Web" 「異次元空間に入ったカーク船長の危機」など ※24: Tau Ceti くじら座に実在する恒星。TOS第71話 "Whom Gods Destroy" 「宇宙の精神病院」など ※25: TOS "Mirror, Mirror" と同様 ※26: 吹き替えでは「エンタープライズ号」 ※27: 通常世界ではバッジが階級章でしたが、肩章になっています。ここではトゥポルは少佐の階級章 (2本線の上に四角形) ですが、最初や後のシーンでは中佐 (3本線の上に四角形) になっています。アーチャーが降格させて、すぐ戻したのでしょうか。原語では Commander としか呼んでいないため区別できず、吹き替えでは一貫して少佐です。なお通常世界の階級章では 3つ星しかなく、中佐と少佐の区別はありません ※28: 原語ではこの個所などで、「地球の」という意味でテラン (Terran) と言っています。DS9 の鏡像世界エピソードでは、地球人が通常の human ではなくテランと呼称されていました (脚注※48 も参照) ※29: 窓から見える星が右から左に流れているため、アーチャーの部屋は左舷側にあることがわかります。通常世界では右舷でした (ENT第64話 "Chosen Realm" 「選ばれし領域」) ※30: 通常世界のビーグル犬であるポートスより大きな犬ですが、実際は幼いそうです。サスマンはグレート・デンを使うよう提案しました ※31: サトウの階級は大尉 (階級章が 2本線のみ) ※32: 通常世界のエンタープライズは、トラクタービームはなくグラップラーしか装備していません |
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※33: TOS 以来、ソリア人が姿を見せるのは初めて。また、全身が判明するのは史上初。撮影時には追尾スーツを着て演じ、モーションキャプチャー技術が使われています (ENT "The Xindi" などの昆虫ズィンディと同じ) ※34: 原語では「何か『お前の母方の先祖』に関することです」 ※35: Vintaak system ※36: Biggs エキストラ。ENT第91話 "Affliction" 「クリンゴンの苦境」で同名のクルーがコロンビアにいましたが、別人 ※37: radiation meter ※38: delta rays TOS第16話 "The Menagerie" 「タロス星人の幻星人」より。そのエピソードでのクリストファー・パイクもデルタ線のせいで顔を含めて身体を損ねており、タッカーの姿はそのオマージュ。当時の吹き替えでは「デルタ光線」 ※39: Admiral Black ENT 脚本家の Chris Black にちなんでサスマンが命名 ※40: フォレストが一瞬、舌を出します。監督の指示 ※41: 原語では「彼女 (=サトウ) が絶対に許さないだろう」 ※42: 吹き替えでは「少佐」。タッカーは中佐の階級章です ※43: これも通常世界より進歩している描写。TOS "Mirror, Mirror" と同じく、男性の声になっています |
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※44: 通常世界では、階級は提督としか言及されていません ※45: これまで ENT第11話 "Cold Front" 「時を見つめる男」などでは、トゥポルが「ヴァルカン科学理事会 (Vulcan Science Directorate) の研究ではタイムトラベルは不可能」と言ってきました。ここではヴァルカンと言っていないので、帝国に吸収されたのかもしれません ※46: tricobalt warhead トリコバルトは TOS第23話 "A Taste of Armageddon" 「コンピューター戦争」など ※47: TOS "The Tholian Web" で登場した図とそっくりです ※48: テラン帝国 Terran Empire 実際にこの呼称がセリフで言及されたのは、初めてかもしれません ※49: TOS第44話 "Journey to Babel" 「惑星オリオンの侵略」で、サレックが言ったのと同じセリフ。当時の吹き替えでは「脅迫は理性的ではない」 ※50: U.S.S. Defiant TOS "The Tholian Web" より。当時の吹き替えでは「デファイアント」。同名のディファイアント級の船 (NX-74205) は、DS9第47話 "The Search, Part I" 「ドミニオンの野望(前編)」以来活躍しました |
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※51: リードは MACO なので、通常世界だと異なったタイプの環境服 (宇宙服) を着るはずですが、いつもの宇宙艦隊タイプになっています ※52: TOS期では船ごとに異なったシンボルを制服につけていたので、今回初めてディファイアントのものが作られました。コンスティテューション級の船体などにもあった、ブーメラン型のマークが元。ただし TOS "The Tholian Web" では、エンタープライズと同じシンボルが使われていました。このシーンの制服をよく見ると、エンタープライズの矢じり型シンボルがつけられていた跡が見えます。DS9第104話 "Trials and Tribble-ations" 「伝説の時空へ」で使用されたため ※53: TOS "The Tholian Web" でカークたちがブリッジに入ったときと、首が折れているのも含めて同様の状況です ※54: ソリアのクモの巣、ソリアン・ウェブ Tholian web TOS "The Tholian Web" でも使っていましたが、作るのに非常に時間がかかっていました (船の数も少ないものでしたが) ※55: コンスティテューション級のブリッジが再現されるのは 3度目ですが (TNG第130話 "Relics" 「エンタープライズの面影」、DS9第104話 "Trials and Tribble-ations" 以来)、当時と同じ完全な 270度セットが造られたのは初めて。船長席と操舵コンソールは、以前アトラクション用に製作されたもの。このシーンは全景が一瞬で終わりますが、本来はもっと長く映されていました。ターボリフトのドアがすぐ後で開いたり閉まったりしているので、それを気づかせないようにするためだそうです ※56: これまで通常世界のエンタープライズで使われたことはありません。脚本のサスマンによれば、これも鏡像世界にしかない、進んだテクノロジーという設定だとか ※57: ファン製作ムービーから借用したもの |
To Be Continued...
感想など
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第95話 "In a Mirror, Darkly, Part II" 「暗黒の地球帝国(後編)」![]() |